ウクライナ西部の空港が2カ所爆破される。
3月11日(金)、ウクライナの西にある二つの町に、空爆があった。
どちらも、現在西の中心都市になっているリヴィウから約200キロの距離にある。
朝6時頃、北方面のルツク(Loutsk)が、1時間後の朝7時頃、南方面のイワノ・フランキフスク(Ivano Frankivsk)が被災した。
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住民は大きな爆発音が聞こえたと述べている。
ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は、「ルツクとイワノ・フランキフスクの軍事飛行場が機能停止に陥った」と発表した。
ルツクの市長、イグノル・ポリシュチュク氏は「ルツクへのミサイル攻撃により、1名が死亡した」と述べた。
また国営公社「ルツクテプロ」によると、爆発により2つの大型ボイラーが一時的に閉鎖された。
また、どちらの町でも、空襲の前にサイレンが鳴ることはなく、いきなりミサイル攻撃された。
「このことは、ウクライナ西部さえも危険にさらされていることを意味しています。ウクライナ人だけでなく、全世界がこのロシアの軍事侵略に対して団結しなければなりません」と住民は言う。
また、西ではないが、ルツクの空爆とほぼ同時の朝6時ごろ、中部にある町ドニプロ(Dnipro)でも、空爆があった。
こちらは軍事施設ではない。ウクライナの救助隊は、幼稚園、住宅、2階建ての靴工場と3回空爆があり、その後火災が発生、1人が死亡したと発表した。
また、ウクライナ東部のハリコフ近郊で、障害者施設がロシアの空爆を受けた。救急隊の初期の評価によると、幸いなことに死傷者は出ていないとのことだ。