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うちの子は何で寝ない?実は、関係している「生まれながらの気質」を徹底解説!

「赤ちゃんのお昼寝時間を規則的にしなくても、うちは寝られるよ」「明るいところでも、誰の抱っこでも寝られるよ」

夜泣きや寝かしつけで困っているママからすると、このような言葉は、ちょっと悲しくなりますよね。

私もずっと思ってました、「なんで、うちの子だけこんなに寝ないのだろう?」と。

実は、これは生まれながらの 子どもの気質が関係しています。この投稿は、寝られない=個性で終わらせるものではないので最後までぜひみてくださいね。

(医学的な問題で本当に眠りづらいというお子様もおられます。その場合は、医療機関へのご相談が必要になります。)

私たちは生まれながらに「個人の性格の基礎」 となるものを持っていて、 心理学ではそれを「気質」と 表現しています。気質は、簡単に言うと性格の一番古い層とイメージしてみてください。

「兄弟でどうしてこんなに性格が違うのか」「同じ対応をしてるのに、なんで子ども達はこんなに反応が違うの?」 そんなことを思ったことはないですか?

A.トマス (心理学者) らは、子どもの乳児期から青年期の成長過程を追跡調査しています。その結果、 気質が9つの基準に分類できることを明らかにしています。

(1)活動性
(2)規則性
(3)新しい刺激に対する接近、回避の傾向
(4)順応性
(5)反応の強さ
(6)反応の閾値(いきち)
(7)機嫌のよさ
(8)行動の可変性
(9)注意の幅と持続性

例えば、

(1)の活動性では、とても動き回る子、穏やかな子。

(2)規則性では、昼寝やミルクの時間がほぼ決まっている子もいれば、気まぐれな子もいる。

(4)の順応性は新しい 状況や環境、人間関係などに対してスムーズに適応できるかどうか。

(7)機嫌のよさは、「快」「不快」の刺激の感じやすさを表し、敏感な子は不快感が大きな苦痛になり、ずっと気にする。また逆に快感をすぐ忘れられる子も。

このような生まれながらにある気質から、「寝やすさ」「寝にくさ」を考えると、

【寝やすさ】
・少し暑くても、まぶしくても空腹でも寝られる子※1
・どんな場所でも寝られる子
【寝にくさ】
・いつもと少しでも違うとなかなか寝られない子
・安心できる○○へのこだわりが強く、それがないと寝られない子

などがあるわけです。

※1 ただし暑すぎる、寒すぎる中で眠ることは危険ですので避けてください。

繊細やこだわりが強い子が「眠れない」のではない

もともと生まれながらの気質は変えることはできませんが、だからといって○○気質だから眠れない、寝られない子。ということではありません。

医学的な問題をのぞき、0歳から睡眠環境やその子に合った睡眠スケジュールを作ってあげることなどで、夜泣きは改善・解決できます

3歳までの行動の7割が気質によるもの

赤ちゃんは生まれながらの気質100%で行動をしています。なので、ママの対応のせいで「寝られない子」になっているのではなく、そもそもの気質も関係しているかもしれません。ですから、周りの子と比べないようにしてくださいね。

また、気質によって「興味・関心がある分野、得意な分野」が違います。視点を変えるだけで我が子の才能開花に近づくかもしれませんよ。

生まれながらにして誰もが持つ「気質」。

ママのしつけのせいで「困った行動」をするわけじゃないのかもしれません。そう思えると気持ちが楽になりますね。

ママが少しでも、自分に自信をもって楽しい育児生活ができますよう、応援しています。

IPHI乳幼児睡眠コンサルタント。ねんねブーケ代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から乳幼児睡眠の国際資格を取得。小・中・高校教員免許保持。保育士養成系大学での講師活動や、企業と連携し睡眠講座も開講。instagramを中心に発信を続け、総フォロワー1・6万人。月150組相談、のべ2500人以上の睡眠相談実績を持つ。自身が運営する「るるるん。ねんねサロン」では、毎日夜泣きや離乳食、子育て相談ができる。元アナウンサー。

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