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【宮城県 東松島市】ゴロンと大きなご当地菓子!スーパーで購入可能な『緑色』スイーツ [矢本地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

全国各地には、時にびっくりするような面白い「ご当地グルメ」が存在する。宮城県を含む東北地方だけでも数々の地域独自の食べ物や料理があるが、全国となると相当な数だろう。
この記事では、全国のご当地グルメの中でもお隣「福島県」の面白いご当地菓子をご紹介。実は、宮城県東松島市の矢本地区にあるスーパーマーケットで気軽に購入ができるのだ。早速、ご紹介していこう!

ご当地菓子を購入できるスーパーマーケットは、市内の矢本地区にある「フレスコキクチ 矢本店」。これまで何度かご紹介してきたが、毎週・毎月たくさんのイベントや企画を開催しているので、来店するたびに新しい発見があって面白いのだ。もはやスーパーマーケットだけれども、地域のアミューズメントパークのような存在になりつつある、と筆者は密かにワクワクしている!
さて、同店内の正面入口から右側へずっと歩いていくと、奥には冷凍食品コーナーがあるのだが、そこに福島県のご当地菓子「凍天(しみてん)」が販売中だ(※2023年11月7日時点)。
筆者が購入時には、売り場に小さなのぼり『凍天入荷しました!』の文字が目印となったが、もしも無かった場合には(冷凍商品なので)冷凍食品コーナーをチェックしてみよう!

「凍天」の存在をすでにご存知の方は、食感やボリューム感を想像できると思うが、筆者は初めて食したのだが、・・色々と驚いた!
凍天は凍っている状態で、1個ずつ個装されて販売されている。ちなみにフレスコキクチ矢本店ではバラ販売以外にも、箱詰めで購入も可能なのでちょっとしたお贈り物にもおすすめだ。
1個のサイズは大人の握りこぶし位(大人女性の手)で、パッケージの上からも結構ゴロッとしている感じが伝わってくるのだ。
食べ方はというと、凍ったまま個装袋をちょっとだけ開けて、そのまま電子レンジで約1分40秒前後あたためる(※500Wの電子レンジの場合)という簡単なもの。パッケージ裏側に詳細が記載されているので、贈り物としてプレゼントをした場合でも、大体みんなが迷わず気軽に食べることができそうだ。

筆者はパッケージから皿に移し替えて電子レンジへ投入しようと思い、早速袋を開けてみると・・・。期待通りの大きなサイズの丸い揚げ饅頭のような「凍天」が、ゴロッと飛び出してきた!
『そうか、凍天は揚げ饅頭なのか!中はあんこという訳だな!』
完全にそう思い込み電子レンジへ投入し、パッケージ記載通りの1分40秒であたためてみようとセット。

電子レンジの合図とともに凍天を取り出すと、どうやら中のたっぷり「あんこ」が待ちきれず飛び出してしまった様子!そうなのだ、やはりレンジの種類によっては温めすぎる場合があるので、ちょっと様子を見ながら温めよう(※1分程度経過した時点でちょっと開けてみて、凍天の様子を伺ってみるのがおすすめ)。

ぷっくりと膨れ上がった凍天からは、ほのかに甘い香りが立ち上る。そして凍天を割ってみると・・・

なんと、謎の「緑色」と「小倉あん」とが層になっているではないか。
『揚げ饅頭』『中はあんこ』という筆者の安易な想像は砕け散り、なんとなんと凍天の中には「草柏餅(※餅に植物のヨモギを潰して混ぜ小倉餡を包んだ菓子)」が丸ごと入っているのだ。

草柏餅といえども、もちろん柏の葉はない状態で包まれていて、食べると粒あんとヨモギ餅が外側の揚げまんじゅう生地と一体化していて、「もち揚げ饅頭」として完成されている。とても良い仕事をしているのが「ヨモギ」で、独特の爽やかな香りが外側の揚げ饅頭生地を軽いものに変えている感じだ。イメージは餅は生地に包まれているが、食べると餅が生地を包み込んでいるように結構「ヨモギ」の存在が強めで、美味しい!
そして食感は、餅のパワーもあってどっしりと力強く、実際のサイズは握りこぶし程度だが、食べ終えるとそれ以上の満腹感を感じる(個人差あり)。

今回は宮城県東松島市の矢本地区にあるスーパーマーケット「フレスコキクチ 矢本店」で購入できる「凍天(しみてん)」をご紹介してきた。凍天は福島県の「凍天処 木乃幡(しみてんどころ きのはた)」で製造しているお菓子で、同店のオンラインショップからも購入可能になっているが、地元のスーパーで気軽に買いに行けるのは嬉しいものだ。
おやすみの日のお茶の時間に新食感の「凍天」、おすすめだぞ。

名称:あんこ凍天(しみてん)
製造元:凍天処 木乃幡(しみてんどころ きのはた)
販売店:フレスコキクチ 矢本店
住所:宮城県東松島市矢本新沼184
営業時間:9:00 - 21:00
定休日:年中無休
店舗公式SNSページ:気になった方は店舗公式インスタグラムを覗いてみよう!

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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