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【都城市】秋みっけ。のんびり自然に触れるお出かけはいかがでしょう?

全速嫁タロゥかたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・小林市)

ここは、春になると全国から花見客が押し寄せるあの名所。母智丘公園。「春以外はあんまり行かないなぁ」という方も多いのではないでしょうか?私もその一人だったのですが、犬の散歩も兼ねて久しぶりにお出かけしてきました!
平日だと尚静かな時間が流れていて、秋の大人の散歩コースにもおすすめです。

今回は遊具などがある「くまそ公園」方面ではなく、桜並木からまっすぐ来た広場へ到着。数台の車がありましたが、夕方も近かったので人はほとんどおりませんでした。風と木々のさらさらという心地よい音だけが響く、特別な時間。ここで鬼ごっこすると凄く楽しいだろうな…。

広場から少し歩くと、ちょっと分かりにくいのですが、柿の木がたわわに実っておりました。カラスに狙われていない辺りからして、恐らく渋柿かな?季節の移ろいをしみじみと感じます。写真が趣味の方にもおすすめのフォトスポットかも。

ふと植え込みに目を向けると、なんだか提灯のようで可愛らしい実をみつけました。「スズメウリ」というようです。なんとも名前もキュート。こういう植物をお子様と探してみるのも楽しそうですね。

むかごにはよく似た「ニカガシュウ」という猛烈に苦い種類もあるのでご注意ください。
むかごにはよく似た「ニカガシュウ」という猛烈に苦い種類もあるのでご注意ください。

すると、植え込みに向かって何かを採集されている方がいたので、なんだろうと見てみると、なんと秋の味覚「むかご」がたくさん実っていました。これを集めていたんですね。昔、祖父母と一緒に摘んだ思い出が蘇ります。そのまま炒って、ホクホクねっとりな食感を楽しんだり、ご飯と炊いたりしても美味しんですよね。栗やブドウなどの果樹狩りも秋ならではですが、こういうのもまた楽しいです。

その最中。先ほどのスズメウリのような、白くて神秘的な雰囲気の玉を発見。調べてみると、スズメウリの実が熟すと白くなるんだそうです。小さい頃の私だったら、多分この白い玉を集めて持って帰るんだろうなぁと心の中で笑ってしまいました。

ここにもむかご発見
ここにもむかご発見

少し歩いて端の方を見ると、綺麗な朱色の実がありました。カラスウリです。これを見ると一層「秋だなぁ」と感じますね。思わず取りたくなりますが、食べられないし、苦いらしいのでそっとしておきましょう。野鳥が食べないのには理由があるということでしょうね。

少し山側を歩いてみましょう。舗装されているので比較的歩きやすいですが、日陰で湿っているので少々滑りやすい箇所があります。お足元ご注意ください。

ん?これは何でしょう。一緒にいた夫マンが思わず「バナナやんこれ」と笑う程、バナナのようなルックスをしています。これは「ノサザケ」の花のようです。紫色の豆がなるとか。それにしてもミニバナナだなぁ。

紛れてカタツムリがいます
紛れてカタツムリがいます

ザクっという音に驚き、ふと足元を見ると、なんとどんぐりが大量に落ちているではありませんか!大人になった今でも十分テンションが上がります。

帽子と葉っぱが可愛いですね。前の仕事では子ども達とたくさん集めに行き、子ども相手にマジになって集める競争をした記憶があります。秋というとどんぐりですよね。何に使うわけでもないのに、見つけると集めたくなる不思議な魅力があります。ぜひお子様とどんぐり集め競争をするのはいかがでしょうか?

さ…るのこしかけ…?いや、恐らく「アワゲカワラタケ」という別のもの。最近は気になると直ぐスマホ一つで調べられるので、散策もはかどりますね!夫婦二人で「へぇ!」という発見も結構楽しかったです。

ふと空を見上げると、勘違いしちゃったソメイヨシノが綺麗に花を咲かせていました。春先にコスモスが咲いていたりもするので、春と秋は植物を少しソワソワさせる季節なのかも知れませんね。それにしても、綺麗です。

葉っぱの上に「ツチイナゴ」らしき方を発見。調べるまでトノサマバッタかと思っていました。大き目のバッタは全部「トノサマバッタ」だと思って幼少期を過ごしたクチです。

私も「カタツムリ型」のずぼら嫁ライター。冬は「コタツムリ」として生きています。
私も「カタツムリ型」のずぼら嫁ライター。冬は「コタツムリ」として生きています。

ちょっと意外だったのは、最近めっきり見かけなくなった大き目のカタツムリが沢山いたこと!しかも葉っぱの裏や植え込みの陰に隠れるように過ごしている個体が多くいました。カタツムリって、このままの姿で越冬するそうです。そのためにモリモリご飯を食べている時期らしく、たくさん見かけたのかも知れません。ちょっと嬉しい。

と、キラキラワクワクしながら散策していた私に、夫マンの「帰りますよコール」が発動したため、この日はお開き。もう少し行ってみたかったのですが、日が落ちて木々に囲まれたこの場所は一層暗くもなっていたので、またの楽しみに。
ここから先に行くと、晩秋には地面に絨毯のように紅葉が広がり、それはそれは鮮やかな景色を楽しめるゾーンでもあるので、11月辺りに再度ご紹介できたらと思います。本当に綺麗なんですよ。(めっちゃ寒いけど)

何にもないようで、たくさんの自然がある秋の母智丘公園。大人のゆっくり時間にも、家族でわいわい過ごすにも一味変わった秋を満喫することができるのではないでしょうか?

ここでお弁当を食べて、思いっきり遊ぶのもいいですよね!

●DATE●

 ・場所

  都城市横市町6633

 ・お手洗い

   和式×5(女性用)

   ※隣に「洋式」と書かれたお手洗いがありました。

エモすぎる
エモすぎる

かたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・小林市)

宮崎県内からの『プチ移住』で都城市にやってきた、夫マンと保護犬2名の家族を見守る全速嫁タロゥと申します。食べる事、フルーツ、動物、自然が大好き、まんまる女。髪をレインボーに染めるのが夢。

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