12年にオープンして10周年を越え、すでに元住吉エリアでは知る人ぞ知る名店化しているお店がござます。地元の主婦・時田正枝さんが営む「木月キッチン」です。

地元の奥様方！旦那衆の拠り所として人気のお店。小さなお店ながらとっても親しみやすい店主の時田さんのキャラクターのおかげか！？いつもお客さんが笑顔でカウンターに。様々な活動をされているためお店をオープンするのは週2回。そもそも料理人でもない時田さんがなぜこのキッチンを始めたのか。
「普通のOLだった私ですが、2011年の東日本大震災を経験した後、やりたいことを早くやらないといつどうなるかわからないし。やらないとその後、間違いなく後悔すると思ったんです。以前から小さなカフェをやりたいと思っていて物件を探していたらたまたまご縁をいただき、この場所で始めることができました。」と、時田さん。お店はご自身の持ち家のような雰囲気でござますが、賃貸だそうですよ。

現在の営業スタイルとしては、水曜日の夜と木曜日のランチと夜の営業。金曜日〜土曜日はシェアキッチンで色々なお店は入ってます。

メニューはほとんどが調味料から時田さんの手作りのものばかり。一番人気のおススメプレート【木月キッチンプレート】はサラダに副菜が3品。ひよこ豆のコロッケにメインの鶏手羽肉の煮つけ。ご飯は玄米に手づくり味噌汁。もうランチタイムから健康的！といった定食でござます。

「来ていただけるお客様が優しいお味を求めてくれるので、できるだけ家庭的な味をテーマにメニュー構成をしています。夜の水曜日ディナーはテイクアウトが多く、ご家庭のごはんとして食べていただいています。また店内でもお仕事帰りの皆様がお一人や少人数で食べていってくださいます。木曜日の夜はお酒も飲めるおにぎりキッチンの日になります。」

ビーガンの方もウェルカム！

お店自体100パーセントビーガンではないですが、健康を気にするお客様が多いためか、ビーガン寄りのメニューも多く取り揃えております。

こちらのキッチン営業のほかにもこども食堂などの活動もされている時田さん。「スタッフが増えて余裕が少しできたのでスタートしたのがキッカケです。食事に不自由しているという子供達の話を友人から聞いて、私の量y理でよければ。という気持ちで始めました。子供たちが喜んでくれる姿、どんどん元気になっていく姿に逆にパワーをいただいています。」

こういった活動で木月キッチンを周知する人も増え、地域とのつながりも増える。「元住吉って変に都会っぽくなくて、昔ながらの肉屋さんや魚屋さん、八百屋さんなどがいまだに残っていて。そこに個性豊かな個人店が増えてきて老若男女問わず楽しめる居心地の良い街だと思いますね。」

大きな商店街が2本ありそこが地域の生活の拠点になり、そしてコミュニケーションの生まれる場所になる。ベッドタウンとしてもファミリーの住む町としてもおすすめな元住吉。これからも「モトスミの母」として元気に頑張ってほしいです。