いつから大人?発達時期別!犬の心と体の成長
犬は一歳頃に成犬なるというのは有名だと思いますが、どのような時期に心と体にどんな成長があるか正しくご存知でしょうか?
この記事では愛犬の月齢や年齢別にどのような成長をするかまとめました!
出生前期
出生前期はいつ?
母犬のお腹にいる生まれる前の時期
心の発達
多くの動物で胎児は母親の影響を 大きく受けることがわかっています。
特に母親がストレスが多い環境にいる場合、感情の起伏が激しい子に育ちやすいのではないかと考えられています。
体の発達
出産までの63日程で体がつくられます。
新生児期
新生児期はいつ?
生まれてから生後2週齢頃
心の発達
特に触られるなどの神経系が敏感な時期。
心地良い刺激も不快な刺激もその後の行動や性格、気質に大きく影響します。
体の発達
おっぱいを探し当てる、舐めてお世話をしてもらう、温もりを求めるなどのため触覚と嗅覚が出生時から機能しています。
移行期
移行期はいつ?
生後2週齢から3週齢頃
心の発達
兄弟犬と遊びはじめる、しっぽを振る、 不満を訴える鳴き方ができるようになるなど感情表現が豊かになります。
体の発達
視覚・聴覚が発達する、歩きはじめる、自力で排泄ができる、乳歯が生えはじめる、学習能力が上昇などの発達があります。
感受性期(社会化期)
感受性期はいつ?
生後3週齢から12週齢頃
心の発達
人、他の生き物、あらゆるものに慣れる生涯で一番感受性の高く、重要な時期です。
この時期に将来経験するであろうあらゆる刺激にポジティブな経験を積むことで将来恐怖心などを抱く可能性を低くすることができます。
体の発達
乳歯が生え揃い、学習・運動能力が向上
若齢期
若齢期はいつ?
12週齢から性成熟まで
心の発達
生後5ヶ月頃から好奇心より警戒心が上回りますが、感受性期に引き続き社会化に敵した時期です。
生後半年頃に反抗期が訪れることもあります。
体の発達
小型犬だと生後半年頃、大型犬は長いと2歳頃に性成熟し、体が成長しきります。
成犬期(維持期)
成犬期はいつ?
生後1年から7歳頃
心の発達
性格や気質、こだわりなどがはっきりしてきます。
性格的に落ち着く可能性も ありますが、変化はないこともあります。
2歳から5歳頃に第二反抗期が来ることも。
体の発達
歯周病や尿石症、皮膚炎、肥満などのトラブルが多い時期です。
シニア期
シニア期はいつ?
7歳頃から
心の発達
こだわりが強くなる子もいれば性格が丸くなる子もいます。
体の発達
心臓、腎臓、関節、内分泌系、認知機能などのトラブルが多い時期です。
定期的な健康チェックや生活しやすい環境を整えてあげたいですね。
心と体の発達を熟知しよう
発達段階のことは意外と知られていないように感じますが、心と体の変化を知ることでその時期に最適なお世話や接し方の参考になれば嬉しいです。
どの時期もあくまで目安ですので、例えば感受性期(社会化期)を逃してしまっても諦める必要はありません。
なりやすい病気なども、時期に縛られずその子を見ることもとても大切です。