里芋を切ったら赤かった!このような場合は食べられる?野菜のプロが教える原因と対策!
こんにちは、野菜ソムリエプロのサワハナです。
秋から冬にかけて旬を迎える里芋。切った時に中に赤い点々があったという経験はありませんか?そういう場合食べていいか悩むことがあると思います。
今回は赤い点々があった場合食べられるのか、どのような里芋を選べばいいのかについて野菜ソムリエプロのサワハナが紹介します。
赤い点々のあるものは食べられる?
食べられます!
里芋にできる赤い点々の原因は里芋に含まれているポリフェノールの一種であるアントシアニンが酸化してできたものだと言われています。
里芋の旬は秋から冬ですが実は寒さに弱いので、冷蔵庫にそのまま保存してしまうと低温障害を起こして赤く変色してしまいます。
食べても問題はありませんが白いものと比べると少し硬いことがあるため気になる場合や赤い点々が全体にある場合は食べるのを控えた方がいいかもしれません。
里芋を低温障害から守ろう!
里芋の変色は低温障害から起こるためそれを防いで美味しい状態を保つための保存方法をご紹介します。
常温で保存する方法
10〜25度であれば里芋は常温で保存することができます。
常温で保存するときは、
①ビニール袋から取り出す
②1つずつキッチンペーパーで包む
③紙袋に入れて冷暗所で保存する
冷蔵庫で保存する方法
気温が25度以上の場合は冷蔵庫で保存するようにしましょう。
しかし買ってきた里芋をそのまま冷蔵庫で保存してしまうと中に赤い点々ができてしまうことがあります。里芋は乾燥と湿度に弱いので冷蔵庫で保存する場合には、以下の方法で保存してください。
①1つずつキッチンペーパーに包む
②ビニール袋に入れて保存する
冷凍庫で保存する方法
皮をむいた場合
①水でよく洗い泥を落とす
②キッチンペーパーで水気を拭き取り皮をむく
②使いやすい大きさにカットしてラップに包む
③保存袋に入れて保存する
皮をむかない場合
①水でよく洗い泥を落とす
②キッチンペーパーで水気を拭き取る
③1つずつラップで包み冷凍保存する
皮付きのまま保存した場合は電子レンジで加熱し冷めないうちに皮むきを行うと面倒な皮むきが簡単にできます!
皮をむいて保存した場合は、凍ったまま加熱調理をしましょう。
まとめ
里芋の中に赤い点々があっても食べることはできます。しかしその赤い点は冷蔵庫で保存したときに低温障害が起きて変色している可能性があるので、
里芋を保存するときは今回ご紹介した方法を試してみてください。
保存法を少し工夫するだけで野菜は美味しい状態で長持ちできるので、きちんと保存して美味しくいただきましょう。