【保育士書店員が選ぶ】トイレトレーニングのお勧め絵本5選「どう始めたら?」あなたの悩みをまるっと解決

トイレトレーニングは、誰もが通る道。いつかはできるとわかっていても、いざスタートするとあれこれ悩みはつきませんよね。
絵本は子どもにとっての楽しいもの、そして保護者にとっても強い味方です。トイトレにも活用しちゃいましょう。
まずは「トイレって楽しい場所だよ」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)パンツ、カッコいいね」と、子どもたちに伝わったらうれしいですね。
動画では、書店員たち(2人とも3児の母)のトイトレ体験も交えて、さらに多くの絵本を紹介しています
紹介する絵本
- トイレとんとんとん ひさかたチャイルド
- ぷくちゃんのすてきなパンツ アリス館
- トイレで ちっち ひかりのくに
- おんなのこトイレ ポプラ社
- おとこのこトイレ ポプラ社
トイレとんとんとん(出版社リンク)
作:板橋 敦子 絵:鈴木 博子
ひさかたチャイルド
トイレってどんな場所?まずは子ども自身が興味を持つことが、トイトレの第一歩。

おしっこがしたくなったクマくんが、トイレのドアをとんとんとんとノックします。
「はいってまーす!」と誰かの声。あれあれ、誰が入っているんだろう?隣のトイレは空いてるかな?
ノックの音と「はいってまーす!」の繰り返しが楽しいストーリーです。
「トイレってどんな場所かな?」と興味を持ち始めた子にピッタリ!
みんなもトイレに行っているんだね。ぼく(わたし)も行ってみようかな。という気持ちが少しずつ芽生えるかも。
クマくんと一緒にトイレのドアをとんとんとんとノックして、遊びながら読み進めるのがオススメの読み方です。
ぷくちゃんのすてきなパンツ(出版社リンク)
作:ひろかわ さえこ
アリス館
トイレトレーニングを始める前に、お子さんの好きな柄の布パンツを一緒に買いに行くのもオススメです!

お母さんが買ってきてくれたステキな布パンツ。ぷくちゃんは、パンツが大好きになりました。
ぬれても大丈夫!新しいパンツに交換したらいいんだよ。”おかわりパンツ”が、ぷくちゃんの強い味方です。
ゆっくりでいいんだよ。少しずつトイレに行けるようになったらステキだね。そんな優しいメッセージがじんわり伝わるストーリーです。
表紙の内側に、いろんな模様のパンツがずらりと描かれています。お気に入りのパンツはあるかな?
「どのパンツが好き?」「〇〇ちゃんもかわいいパンツを見に行ってみようか」と、布パンツを買いに行くきっかけになるかも。
そして、布パンツをはいたらトイレでおしっこをするんだよと、教えるキッカケになります。
トイレで ちっち(出版社リンク)
絵:さこ ももみ 文:たかてら かよ
ひかりのくに
好きになる雰囲気作りも大切なポイント。トイレが楽しくHAPPYな場所なら、きっと”行きたい場所”になる!

動物たちがゆっくとすっくに、とってもかわいい自分のトイレを見せてくれます。
クマくんのトイレ便器は蜂蜜のつぼ。スリッパはかわいいミツバチのデザイン。本棚があって、楽しそうな絵本がいっぱい。いいなぁ。
うさぎさんのトイレには、ぬいぐるみが並んでいて、人形劇もみられるよ。いいな、いいなぁ。
ゆっくとすっくも、自分が好きなトイレを思い浮かべて、魔法をかけたらあら不思議。楽しいトイレで、おしっこ出たね!
トイレがステキな場所になれば『自分から行きたい!』場所になるかも。そう考えてトイレ環境を整えるのはとてもいいことですね。ステキなトイレのお部屋づくりのヒントが絵本に詰まっています。
おんなのこトイレ おとこのこトイレ
監修:江東区南砂さくら保育園
イラスト:jinco
ポプラ社
子どもは遊べて大人は勉強になる!おむつはずしからトイレのマナーまで、詳しく解説したボードブック。疑似体験が出来るのがうれしいポイント!

トイレに入ったら、男の子はどんなふうに座ればいいの?立ってする時に気を付けることはあるのかな?
女の子はどんなふうに座ればいいかな?拭き方のポイントは?
男の子と女の子でトイレの悩みはそれぞれ。男女別に一連の流れがストーリーになって描かれています。
ふたやべんざを上げたり、トイレットペーパーをひっぱったりする動きが、仕掛け絵本で体験できます。本物のトイレでする前に、まずは絵本で練習してみましょう。
手持ちのぬいぐるみを絵本の中の便座に座らせて、トイレごっこ遊びもできます。楽しくトイレの順序やマナーを習得できますね。
そして保護者にとってうれしいポイントは、男女別、場面別にトイレトレーニングの詳しい解説がついていることです。
「こんな時にこんな声掛けをしたらいいよ」「お尻を拭くのは何歳頃を目安に出来るようになったらいいね」などのアドバイスには、「そこが知りたかった!」「そうすればいいのか」と納得。とても勉強になりました。