SKYが激走!トライアスロン
|男女上位10名のシューズチェック!
スイム、バイク、ランの3種目を同時に行う「トライアスロン」。スイムでは浮力により体重が地上の1/9に、しかも今回は2周コース950m泳いで一旦陸に上がり、再度550m泳ぐコース、身体重いですね。そして40kmのバイクはドラフティングが有効で、集団で先頭交代すれば、空気抵抗が減少しスピードが増します。その為、スイムで好位置をキープしなければ上位に上がれません。そしてRUN10kmへ、シューズの紐は、ゴム製の伸縮性のあるタイプで、ソックスを履かず走り出します。履きやすいシューズと言うのもトライアスロンにはタイムロスを考えると重要なポイントです。今回「トライアスロン」男女上位10名のシューズをチェックしたので紹介します。
|高速化するRUN!
男子の注目だった、イギリスのアレック・イー選手、何と10000m27分51秒(日本選手権4位相当)の自己ベスト持つ強者、陸上競技のトップに引けを取らないタレントがいます。勿論足元はカーボンファイバー系のシューズを着用、今回ブッギリで勝利したブルメンフェルト選手はロングスパートをかけ29分34秒で走り抜けたシューズがasics「メタスピードスカイ」。一方イー選手はNB「FuelcellRCElite」を着用し29分44秒で激走と、とてもスイムやバイクで競ってきたとは思えないタイムですね。
男子上位10名
asics 5名
Nike 2名
NewBalance 2名
On Cloud Boom Echo 1名
女子も陸上のトラック選手かのようなスピードで、フロラ・ダフィ選手33分で走る抜けました。5月に行われた日本選手権でも33分ジャストは16位に相当する。夏さや風、アップダウンを考えると信じられないスピードです。そしてダフィ選手の足元は「メタスピードスカイ」。続いてテーラーブラウン選手は33分52秒と過酷な条件でもこのタイムは敬服します。その足元は男子同様「FuelcellRCElite」と上位がNikeではないのが印象深い。
女子上位10名
Nike 5名
asics 2名
NewBalance 2名
On Cloud Boom Echo 1名
|asicsが目立ったレース!そしてOnも活躍!
日本長距離はNike一色の傾向が強いが、今回のレースでは男女ともにasics「メタスピード」躍進し、目に飛び込んできました。男女10名をトータルするとasics7名、Nike7名と互角の戦い、そして男女ともに10位内にスイス選手のお膝元On「Cloud Boom Echo」で健闘していました。
トライアスロンの流れの様にマラソンではどんな足元になるか今から注目です。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野.