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子どもを叱った後の対応がポイントだった!子どもの自己肯定感が下がらない上手な叱り方を現役保育士が解説

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。

Q:子どもの自己肯定感が下がらない上手な叱り方を教えてください。

皆さんは子どもの叱り方で悩んだ経験はありますか?
良くないことはしっかりと叱る必要があると感じる反面、叱り方を間違えてしまうと自己肯定感が下がってしまうのではないかと心配になってしまうもの。
子どものことを叱る際には何に気をつけるべきなのでしょうか。
今回はこちらの解決方法についてご紹介していきたいと思います。

これで解決!

結論から言うと、子どもの自己肯定感を下げないで叱るコツは、叱り終わった後に大人が不機嫌を引きずらないことでしょう。
子どもを叱る際に最も自己肯定感を下げる原因になってしまうのは、子ども自身やその人格を否定してしまうことです。

例えば、叱られた後に大人の不機嫌な状態が続いたとしましょう。
すると子どもたちは、「あんなことしたからパパやママに嫌われてしまったのかな?」と不安になってしまうと思います。
まさにこれが子ども子ども自身やその人格を否定することになってしまうのです。
私たち大人からするとそんなつもりはないのですが、子どもたちはそのように受け取られてしみます。

一方で、叱られた後に大人の機嫌がすぐ元に戻るならどうでしょうか。
これなら「あれはやったらいけないことだったんだな」と子ども自身ではなく、行動について叱られたんだということが分かります。
そのため、叱る場面とそうでない場面との態度をはっきりと分け、叱った後は不機嫌にならないことが大切なのです。

叱ることはダメじゃない

近年の風潮として、叱ることが悪であるかのような印象を受ける機会が増えたように感じます。
そのせいか、子どもが走り回って周りに迷惑をかけているのに叱ろうとしないというような場面を多く目にするのは私だけでしょうか。

しかし、やたらに子どもを否定したり感情的に叱りつけたりしてしまうと自己肯定感が下がってしまうという話であって、叱ることそのものは子どもにとって大切な関わりです。
「叱る」というよりも「知らせる」「伝える」というようなイメージで子どもと関わると、より良い関わりへと繋がるかもしれませんね。

いかがでしょうか。
子どもの叱り方に困った方は、ぜひ参考にしてみていただけたらと思います。

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保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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