美麗スイーツが楽しめる京都市下京区のパティスリー「RAU」がリニューアル! 試食会に行ってきましたよ
四条河原町交差点から少し南、高島屋の南側あたりにある複合施設「GOOD NATURE STATION」で人気のパティスリー「RAU Patisserie & Chocolate(※以下RAU)」さんが、11月12日(土)にリニューアルを敢行。前日に行われた試食会へ行ってきたのでお知らせします!
これまで1階は物販、3階はカフェという形で分かれていましたが、リニューアルを機に1階はギフト&チョコレートに特化したスペースに。そして3階はこれまで1階で販売されていたケーキを楽しめるほか、カフェスペースでゆったりスイーツをいただく、もしくはテイクアウト(おっとto goっちゅーんですか?)もできるようになります。今回の試食会は3階で行われまして、こちらがそのスペース。はいオシャレ!
広々とした空間にゆったりとした間隔でテーブルが置かれています。緑も配されちゃったりして、落ち着けるったらありません。自身の日常とはまったく違う空間なのに、ゆっくりできちゃうといいますか。いずれにせよリラックスできること間違いナス!
カウンターの上には「RAU」さんらしさあふれるスイーツがずらり。なんつってもブランドのコンセプトが「情景を、形状に」ってんですから、もう! 美術、芸術にはまったく明るくないアタスですが、どれもがエモーショナルってことを感じられました。ホント食べるのもったいない感じ。ちなみにこういった特徴的な形をした生ケーキが「RAU」さんのシグネイチャーとして知られてますが、今回のリニューアルではあえて焼き菓子をテーマにしたとのこと。では早速見てみましょう!
こちら「栗シュー」でございます。資料によりますと、栗の形をモダンに表現したシューでして、型を使わず、シュークリーム自体が膨らむ力、素材の配合などで、栗の自然な膨らみを表現しているとのこと。あ、お値段はイートイン990円、to goなら972円となっております。
続いては「カカオシュー」。そしてこちらも栗シューと同じく、「RAU」さんならではの方法で、カカオ豆のゴツゴツ感を表現しております。試食会ではシェフが「パティシエの技術に加えて、これまでにないものを提案していきたい、というのもテーマの1つでした」とお話されてました。確かにこんなの初めて、他で見たことないですわ。お値段は栗シューと同じでっせ。
そんでこちらが「キャラメルナッツ」です。焼き菓子のなかでレギュラーとなるのがこのメニュー。ちなみに今回のリニューアルのテーマは「収穫からオーブンへ」というものでして、この「キャラメルナッツ」には、まさに収穫をイメージさせるように、ピーナツ、くるみ、ピスタチオなど、様々な木の実が使われています。
栗とカカオ、2つのシューは、オーダーしてからクリームをその場で詰めてくれるんです。イメージは、木から摘みたての果実。京都のど真ん中でシューの収穫体験ができるんだYO! ってな感じでございます。
キャラメルナッツは、ホールの状態から好きなサイズにカットしてもらえるとのこと。焼き菓子はほかにも常時5種ほど提供される予定です。そうそうキャラメルナッツのお値段は8円/グラム、通常1カットは50〜80グラムほどとのこと。
試食用に3種をワンプレートにまとめていただきました。こうして見てみると、生ケーキではなくても、しっかり「RAU」スピリッツが注入されてるのを感じますね。
カカオシューをカーット! うまく切れずにごめんなさい。だって表面が砂糖がけされててパリパリ&シャリシャリだったんですもの。中はですね、カカオだけにビーントゥバーチョコレートの濃厚なクリームがたっぷりと詰められております。表面がしっかり甘めなのに対して、中身はグッと甘さ控えめでカカオ本来の味わいを楽しめる仕上がりに。
栗シューもほれ! こちらはフランスでも栗で有名な(知らなんだ!)コロブリエール産の栗を使ったクリームが詰められております。シューはしっかりと食べごたえのある食感。クリームは上品に栗が主張する、食べてうっとり感のある味わいでございました。
そしてキャラメルナッツ。このカットした断面の木の実たち、もう見るからにおいしそー! シェフのお話によると、キャラメルの配合は少し間違えると歯につきやすくなってしまうとのこと。水分や砂糖をベストな配合に調整することで、包丁で柔らかくカットできる、しかし歯にはつかないという状態にしているんですって。ハンパない技術でございます。こちらコーヒー、紅茶はもちろんですが、個人的にはいいウイスキーに合わせたいテイストでした。
今回、焼き菓子にチャレンジしたことで、その奥深さを改めて感じていると話してくれたシェフ。やるからには意味のある焼き菓子を、と気合充分で素晴らしいラインナップを揃えてくれております。「RAU」さんはこれまで1,500円、1,800円という価格帯がメインでしたが、今回のリニューアルで焼き菓子の量り売り販売をスタート。このことで価格帯的にもグッとフレンドリーに親しみやすくなっていると思われます。今回紹介したアイテム以外にも、シュークリームはレモンやマンゴーなど季節のフルーツを使ったものが予定されているほか、バゲットなどのパンにも挑戦したいという話もあるなど、「RAU」さんの今後の展開から目が離せません!
「RAU Patisserie & Chocolate」
住所/京都市下京区河原町通四条下る2丁目稲荷町318-6 1F、3F
営業時間/3階11:00〜19:00(L.O.18:30)、1階10:00〜19:00
定休日/不定休
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