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茨木市でプチ登山を。紅葉と展望台からの眺めでリフレッシュ

茨木じゃるこ北摂・ド・ローカルメディア茨木ジャーナル編集人(茨木市)

街と山が近くて、豊かな自然の恵みを身近に感じられる茨木市。

茨木市北部にある竜王山にある展望台へ、11月半ばに行ってきました。
標高510メートルの山頂にある展望台からは、茨木市の街だけでなく神戸や淡路島のほうまで見えるそうなんです。

その展望台が、こちら。

(木製の展望台。聞こえるのは鳥の声と葉っぱの落ちる音)
(木製の展望台。聞こえるのは鳥の声と葉っぱの落ちる音)

あたりがちょっとした広場になっています。この日は天気も良くて、山を登ってきた人たちがお弁当を広げていたりお茶を飲んでいました。

(木々がきれいに色付いていました)
(木々がきれいに色付いていました)

あたりの風景も楽しみながら、木製の階段をゆっくりあがっていくと、

(広い展望台デッキ。四方それぞれの景色を堪能できます)
(広い展望台デッキ。四方それぞれの景色を堪能できます)

展望デッキに到着。背の高い木と同じぐらいの場所から、あたりを見ることができます。

景色を見るには冬がオススメらしくて、この日も訪れている人がちらほらと。

(遠くに茨木市街地。山手あたりに企業の施設などが見えます)
(遠くに茨木市街地。山手あたりに企業の施設などが見えます)

展望台に到着したのがお昼過ぎ。遠くの方は少しかすんでいました。。山からの景色を見るには、やはり朝の時間がいいのだそう。

2月にも訪れたときは午前中だったんですが、そのときも少し曇っていて…。

近くで伐採作業をしていた方の話では、竜王山の形状は雲ができやすいんですって。
「でも、きれいに景色を見ることができるのは、やっぱり冬の朝ですね」と教えてくれました。

(展望台から見下ろした広場の風景)
(展望台から見下ろした広場の風景)

近くの木々も上から見るとまた違う様子で、ここまでがんばって歩いて来てヨカッタ~と思えました。

どうやって行く?竜王山の展望台

(忍頂寺バス停そばの案内図)
(忍頂寺バス停そばの案内図)

初めて竜王山へ行くとき、私も「山登り?どうやって?」と構えてしまいました。

「いばきた」と親しみを込めて呼ばれている茨木市北部のエリアは、歴史的観光スポットも多く、行ってみたいなぁと思うのですが、山の中だと案内がないと迷子になりそう。

(忍頂寺の信号そばに鳥居と階段があります)
(忍頂寺の信号そばに鳥居と階段があります)

でも行きたい!
調べると、竜王山の山頂近くには「宝池寺」という場所があり、そこから歩いて5分ほどで展望台へ行けることがわかりました。

【竜王山Map】

バスで忍頂寺停留所へ

そこで、茨木市街地からバスで「忍頂寺」バス停へ行き、そこから歩いて宝池寺を目指すことに。

利用したのは、阪急バス。JR茨木から「忍頂寺」を経由する余野行きバスに乗りました。(81系統、181系統)

(忍頂寺のバス停。行きも帰りも停留所は同じ場所です)
(忍頂寺のバス停。行きも帰りも停留所は同じ場所です)

「忍頂寺」バス停で下車します。
この近くには茨木市の施設「竜王山荘」「忍頂寺スポーツセンター」もあり、休憩にも利用できそう。

(バス通りのそばにある鳥居から山へ入ります)
(バス通りのそばにある鳥居から山へ入ります)

「忍頂寺」の信号そばの鳥居から、急な階段を使って山へと入っていきます。

まずは宝池寺を目指します!

(龍王…の文字も見える石標。階段が続いています)
(龍王…の文字も見える石標。階段が続いています)

忍頂寺のバス停から宝池寺へは歩いて20分ちょっと。それなら余裕だなぁ…なんて思いながら、歩き始めました。

歩きやすい服装とスニーカー。飲み物と飴ちゃんと、ちょっとした食べ物は持っていますが、それ以外は街を出歩くのと同じです。

(形状の異なる階段を進みます)
(形状の異なる階段を進みます)

くねくねと続く階段。写真ではわかりづらいのですが「のぼってるぜ!」感はあります。

(舗装された道へ出ました!)
(舗装された道へ出ました!)

しっかり時間を計らなかったんですが、10分ほどでクネクネの山道から舗装された道へと出てきました。

(東海自然遊歩道の矢印の方へ進んでみます)
(東海自然遊歩道の矢印の方へ進んでみます)

今回は竜王山の頂上を目指すので、左へ続く坂道へ。さらに急こう配になっていて、ややヘヴィ。

(出かけたのは11月半ばごろ。紅葉はさらに進んでいるのかも)
(出かけたのは11月半ばごろ。紅葉はさらに進んでいるのかも)

それでも、舗装されているので歩きやすく、色付き始めた木がキレイで、景色を見ながら歩くと疲れも感じませんでした。

宝池寺に到着。さらに頂上へ

(宝池寺へ近づくと坂はさらに急こう配)
(宝池寺へ近づくと坂はさらに急こう配)

目的の宝池寺までは急な坂道が続いています。山道を通ってお参りに…というのが、信仰の厚さの証なのかなぁと想像しながら歩きました。

(宝池寺までの道に岩刀山)
(宝池寺までの道に岩刀山)

岩刀山(いわたちやま)という大きな岩もドン!
このあたりは、願いを込めてお参りしていたんだろうと思われる、石の碑が並んでいます。

(思わず手を合わせてしまう金龍龍神の碑)
(思わず手を合わせてしまう金龍龍神の碑)

あたりの木はボランティアさんによって伐採されていました。安全に山を往来できるように手が入れられています。

ふうぅ…となんとか坂を上っていたら、

(龍王山宝池寺 八大龍王宮の碑)
(龍王山宝池寺 八大龍王宮の碑)

宝池寺へ到着です。ここまで撮影もしながらゆっくり歩いたので、20分以上かかりました。
左手のほうに宝池寺の本堂がありますが、この日は閉まっていました。

(八大龍王宮)
(八大龍王宮)

向かって右に八大龍王宮。

「大かんばつの際に、開成皇子が雨の神・竜王の棲む竜王山に池を掘り『八大竜王』を召請し雨乞いをしたところ、雨に恵まれた」という言い伝えがあるのだそう。

狛犬さんの前掛けも水色でした。

宝池寺は休憩スペースもあり、トイレを借りることもできますので、疲れたらちょっと休みを。

【宝池寺公式サイト】もチェックを。

展望台まであとちょっと!

(竜王山の頂上まで約250メートルです)
(竜王山の頂上まで約250メートルです)

八大龍王宮を右に見ながら、さらに上、展望台へとあるきます。宝池寺から竜王山展望台までは、5分ほど。

(山道をまたのぼっていきます)
(山道をまたのぼっていきます)

11月の半ばで、少し寒いかも…と思っていましたが、ガツガツ歩いていたのでほんのり汗ばむほど。これぐらいの山歩きにはちょうどいい季節だったのかもしれません。

(東海自然歩道を道なりに進みます)
(東海自然歩道を道なりに進みます)

山道ですが、ところどころに案内が出ていたので、迷うこともありませんでした。

(広いスペースがあって、その先に展望台が)
(広いスペースがあって、その先に展望台が)

まだかな、まだかな…と歩いていたら、急に目の前が開けて展望台に到着~!というわけです。

(冒頭の写真と同じ。風景にしっくり馴染む展望台です)
(冒頭の写真と同じ。風景にしっくり馴染む展望台です)

慣れた方には510メートルの山はそう大したことじゃないかもしれないですけど、ほぼ平坦なところばかりウロウロしている私には、これはちょっとした山登り体験。

えっちらおっちら頑張ったぶん、達成感も味わえました。キモチ良かったな~。

帰りは余裕をもって

(写真は2021年2月撮影。展望台そばの案内図)
(写真は2021年2月撮影。展望台そばの案内図)

竜王山の展望台そばに、歩いてきた「東海自然歩道」の案内が出ていました。

ここから先、言い伝えや歴史的な背景のあるスポットへも行けそうなのですが、けもの道っぽくて…。案内してくれる人が一緒なら、歩いてみたいなぁというかんじ。

(他の人についていったら、けもの道へ行けました!)
(他の人についていったら、けもの道へ行けました!)

今回は、迷子になっても困るし、バスの時間も気になったので断念。

ちょうど他の人が下山するのに付いていくと、初めて通るけもの道でした。一人でなら、ゼッタイ行ってないなぁ。

(宝池寺の休憩所)
(宝池寺の休憩所)

あっという間に宝池寺到着。
この近くで伐採のボランティアをしている方と少しお話をして、バス乗り場へと向かいました。

まとめ:竜王山の展望台へ行くなら

茨木市の北部にある竜王山。

市街地からも意外とすっと行けちゃいます。今回、私は次のようにして出かけました。

■JR茨木駅から阪急バス「余野行き(忍頂寺経由)」乗車しました。
<片道560円>
■忍頂寺バス停で下車。
 宝池寺まで徒歩20~25分。
 宝池寺から竜王山展望台まで約5分
■忍頂寺で下車してからは、約2時間ほど滞在するようにして歩きました。
■展望台そばの広場など、お弁当を食べられる場所はあります。
(ゴミは持ち帰りましょうね)

竜王山の展望台へは、忍頂寺からの行程もあるようです。
ほかにも行ってみたいなぁと思う場所があるので、機会があればトライしてみたいと思っています。

北部へのアクセスは、バスなら駐車場の心配もなく安心。
ただし、時間のチェックは必須です。
時間に余裕を持って出かけるとたっぷり楽しめると思いますよ!天気のチェックもしてからお出かけくださいね。

北摂・ド・ローカルメディア茨木ジャーナル編集人(茨木市)

大阪府茨木市の超ローカルメディア「茨木ジャーナル」を2013年から運営。ふつうに暮らす市民の視点で、茨木市のグルメ・イベント・スポット・できごとを発信しています。カバンもカンバンもジバンもないまま「やったろかい」と勢いで走るクセあり。好きなことばは「人生ムダなし」と「いつも見てます」です。

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