【高知市】本当は内緒にしたい!高知城そばの隠れ家古民家「喫茶 さらの木」
毎日の忙しさに追われていると、「いつもとは違う静かな空間で、ゆったりとした時間を過ごしてみたい」と思うことはありませんか?
そんな願いを叶えてくれる場所が、高知城のそば、江ノ口川沿いの静かな路地裏にひっそりと佇む一軒の古民家「喫茶 さらの木」です。
扉を開けた瞬間、まるで時間が止まったかのような静寂と落ち着きが迎えてくれます。喧騒を忘れさせてくれるこの隠れ家の魅力を、今回はたっぷりとご紹介します。
高知城の北にあるすべり山。その向かいには「日本共産党事務所」や「高知県国民健康保険団体連合会」の建物が立ち並んでいます。
この建物がある通りを西に進み、突き当たりを北に曲がると、江ノ口川が目の前に現れます。
川沿いを東へ歩いていくと、静かに佇む「喫茶 さらの木」が見えてきます。
古民家風の外観は、橙色の暖簾や手書きのメニューが温かみを感じさせる、どこか懐かしい雰囲気。手作りのぬくもりが随所に感じられ、まさに「隠れ家」という言葉がぴったりのお店です。
暖簾をくぐって店内に入ると、まるでおばあちゃんの家を訪れたときのような懐かしい温もりに包まれます。
大きな窓から差し込むやわらかな光や、緑豊かな坪庭が目に入ると、自然と一体になった開放的な雰囲気が広がり、どこかホッとする心地よさを感じられます。
店主は、気さくで素敵な笑顔が印象的な年配の女性で、以前はご家族とともに懐石料理店「三寸屋」を営まれていましたが、現在は「喫茶 さらの木」をお一人で切り盛りされています。
その経験が活かされた、細やかな気配りと丁寧なもてなしが訪れる人々を温かく迎え入れてくれます。
メニューはシンプルに、飲み物とトーストやケーキなどの軽食が中心です。店内の落ち着いた雰囲気と相まって、心からくつろげる時間を演出してくれます。
坪庭には、お店の名前の由来にもなっている「沙羅の木」が静かにたたずみ、その存在感を放っています。
枝にはみかんが置かれ、メジロなどの小鳥が訪れる様子を眺めることができます。今年はまだあまり姿を見せていないとのことでしたが、それでも市街地の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな空間が広がっています。
「コーヒー(500円)」にプラスして、「季節のサラダ、トースト、ゆで卵のセット(200円)」を頼んでみました。
サラダは、旬のフルーツがたっぷりで彩り豊か。予想以上にボリュームがあり、お腹も満たされました。
窓から見える坪庭を眺めながら、優雅なひとときを過ごせます。
掘りごたつ席もあるのですが、まるで実家に帰ったようなあたたかさに包まれます。座布団に腰を下ろしてコタツに足を伸ばし、読書をしたり、窓の外の景色を眺めながらのんびり過ごしたりと、思い思いの時間を楽しめます。
高知城のすぐ近くにある素敵なお店「喫茶 さらの木」は、本当は内緒にしておきたいお店です。和の趣とモダンな要素が見事に調和した店内は、落ち着いた空気感に包まれ、ついつい長居したくなる心地よい空間。
古民家ならではの懐かしさと居心地の良さが魅力的で、訪れる人々に癒しの時間を提供してくれます。日常の喧騒を忘れ、のんびりとしたひとときを過ごしに、ぜひ一度足を運んでみてください。
※12月10日(月)~14日(土)、23日(月)~26日(木)まで臨時休業です。
喫茶 さらの木
住所:高知市丸ノ内2丁目8-21
営業時間:8:30~16:00頃
定休日:日曜、月曜、火曜日
駐車場:無し