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【秦野市】鶏たちの健康を考えた養鶏を。 放し飼いの有精卵「みくるべたまご」の卵を食べてみました!

きなこママ地域ニュースサイト号外NETライター(秦野市・伊勢原市)

秦野市三廻部はとても自然豊かな、緑いっぱいの地域。
その豊かな自然と共存する養鶏場「みくるべたまご」自然農場があります。
2024年1月に先代から事業継承した「みくるべたまご」の澤口さんにお話を伺ってきました!

三廻部にあるこちらの直売所では、養鶏場から運んできたばかりの卵を購入することができます。
鶏たちのいる養鶏場は、直売所よりさらに森の奥に進んだところにあるそう。

澤口さんが「みくるべたまご」を引き継いだ経緯をお伺いしました。
山を守る仕事に就きたいと思っていた澤口さん。
自然に関わる活動を秦野でしているときに、「みくるべたまご」の先代の方が後継者を探していると聞いたそう。
そして、実際に養鶏場に行き、手伝いをしているうちに、山を管理する事によって、鶏たちに関する様々なことが良くなることを目の辺りにして、「この養鶏場をやりたい」と思ったそうです。
サッカーの指導もしていた澤口さんは、子どもたちの食育に養鶏やたまごを使って貢献できないかという想いも。
澤口さんの想いとタイミングが合い、事業継承に繋がったそうです。

(*ご本人の許可を得て掲載しています)
(*ご本人の許可を得て掲載しています)

アニマルウェルフェアの観点からも、昨今、養鶏の見直しを考えられる生産者さんがいらっしゃいます。
澤口さんは、鶏たちが健康に、気持ち良く過ごせるかを考え、養鶏場の環境づくりに取り組んでいます。
山の中に山小屋のようにある5つの鶏舎で、より自然に近い環境で鶏たちは過ごしているそう。
放し飼いをしているので、鶏たちの習性を阻害することなく、鶏が鶏らしくいられる環境を守る事も「みくるべたまご」の仕事の1つとのこと。
山の管理をして鶏たちのひなたぼっこをする場所を作ったり、枯れた木が倒れて鶏舎を壊さないように枯れ木処理をしたりと、山の管理は必須。
鶏たちが食べるものも、非遺伝子組み換えの物を基本として、無農薬のお米やハーブなどオリジナル飼料を使用し、残留農薬などで卵を食べた方に間接的に影響がないように心がけているそうですよ。

心地よい環境で育った鶏たちが産む卵!
ぜひ食べてみたいと、さっそく購入してみました。
「みくるべたまご」は、三廻部の直売所以外にも市内各所で購入することができます。
秦野市の農産物や名産品が集まる「農産物直売 はだのじばさんず」でも購入可能です。

「初生卵」という言葉、初めて知りました!
若鶏が生み始めて約1か月くらいの間で取れた卵のことを言うそうです。
「みくるべたまご」の卵と出会うと、パックに入った卵をそのままお店で買うことに慣れている消費者にとっては普段なかなか知る機会のないことを学ぶ機会にも。

大切に育てられた鶏たちの卵、いただきます!

LLサイズなので、ひとつひとつが大きいですよ♪

卵を割ってみると、黄身の色の濃さにびっくり!
澤口さんの鶏たちへの想い、卵を産んでくれた鶏たちに感謝しながらおいしくいただきました。
卵かけごはん、目玉焼きと、卵のおいしさをじっくり味わう食べ方がおすすめかも!

最後に澤口さんより地域の方々にメッセージをいただきました。
「養鶏体験や卵を通して、食べてくれる、そして体験してくれる方に楽しんでもらい、 『健康と笑顔をたまごから』をモットーに人が自然と集まる場所を目指します。 『森の中のたまごやさん』として皆様の健康管理や、スポーツをやっている方のサポートをしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。」とのことです。
三廻部の直売所では好きな卵を自分で選んで購入できるようにもしてあるそう。
家族で来られた方は、子供たちが楽しんで選んでくれて、自分で選んだものだからこそ残さず食べようとする気持ちになってくれている様子も。
おいしく食べて、命の学び、食の学び。
「みくるべたまご」、ぜひ一度食べてみてくださいね。

【店舗情報】
みくるべたまご
直売所住所:秦野市三廻部942
公式ホームページ
公式Instagram

地域ニュースサイト号外NETライター(秦野市・伊勢原市)

2022年5月より、地域ニュースサイト号外ネット「横浜市旭区・瀬谷区」から「秦野市・伊勢原市」担当に。地域のイベントや、ステキなお店の情報を発信していきます。パン屋さんとカフェ巡りが大好き!レポにも気合が入ります!

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