「ご飯食べない1歳児」現役保育士がやっている対処法7例「スプーンにアンパンマンシール」
現役の保育士(幼保英検1級)です。
0歳の頃は何でもよく食べていたのに、1歳台になったら急に食べなくなったとお悩みの方もいるでしょう。
今回は、ご飯やおやつを食べない1歳児に対し、保育士が保育園でやっていることを超具体的に紹介します。
1歳児がご飯を食べたくない訳は
子どもが急にご飯を食べなくなった場合、かんしゃくを起こしたり、お風呂にも入りたがらなかったりと、他にも親を困らせる行動が見られるのではないでしょうか。
1歳にもなると少しずつ自己主張が始まるため、好きなものを食べたい、誰の手も借りずに自分で食べたいといった気持ちから食事が進まないことがあります。
ご飯を食べない1歳児に保育士がやっていること7例
午前中にひたすら運動
給食をあまり食べたがらない子には特に、午前中にたくさん身体を動かせるよう働きかけます。
せっかく園庭に出ていても、あまり動いていないようであれば、「ヨウちゃん、お散歩しよう」と声をかけて一緒に歩いたり、「競争だ」と追いかけっこをしたり。
夏であれば、水遊びも効果的ですよ。
水遊びの日は、よく食べてよくお昼寝をしてくれます。
「おいしいな」と食べる真似
「わー!今日の給食はヨウちゃんが大好きなタマゴだ!」
「おいしそう、いただいちゃいまーす!」
とスプーンを持って保育士が自分の口に運ぶ真似。
食べたがらない子も、自分の食事を取られてしまうと思うのか、食べ始めることも多いです。
この時、おいしそうに見えるように、大げさな演技がポイントです。
好きなメニューに混ぜる
タマゴであれば白飯に乗せたり、野菜が嫌いなのであれば他の好きなおかずと一緒にスプーンに乗せたりすることで食べられることも多いです。
パン食であれば「サンドイッチだよ」と別のメニューかのように変身させることで、1口なら食べられることもあります。
小さく切る
肉や厚揚げなど、弾力があるために嚙むのがめんどくさいという理由で食事が進まない子もいます。
噛む力を付けるためにも、自分の歯で咀嚼することを促したいところですが、ここは食べる量を増やすことが優先。
食べ進まない食材をスプーンで小さく切って食べやすくすることで食べてくれることがあります。
スプーンにアンパンマンのシールを貼る
保育士もアンパンマン様には頭が上がりません。
食べたいけどスプーンを持つのが嫌という子の場合は、スプーンの柄にアンパンマンのシールを貼るだけでも握ってくれることがあります。
スープと一緒に食べる
毎日の保育中の体感でも、おかずやご飯は食べないのに、なぜかスープは好きでよく食べるという子が多い気がします。
サラダは食べないがスープの野菜は食べるなどです。
きちんと咀嚼しないと食べられないおかずよりも、食べやすいからでしょうね。
ご飯が進まなくなったなと思ったら、1口2口スープを飲んで切り替えるとまたご飯を食べ始めるという子もいますよ。
あきらめる
あらゆる手を尽くしてもどうしても食べたくないという子の場合は、そのままごちそう様とすることもあります。
食事の時間そのものが嫌いになってしまっては元も子もありませんしね。
ただ、おかわりできるのは全部食べた子だけというルールにしている保育園も多いです。
まとめ
ご飯やおやつを食べない1歳児に対し、保育士が保育園でやっていることを超具体的に紹介してきました。
イヤイヤ期が過ぎると、突然好き嫌いもせずよく食べるようになる子も多いです。
焦らず過度に心配せずに見守って大丈夫ですよ。