【宗像市】漁師町の風情感じる散歩道♫海と空と太陽がいっぱい!おいしい魚も海水浴も楽しめます。
西日本有数の漁獲量を誇る「鐘崎漁港」は、東に湯川山をみて、西に玄界灘をのぞみます。
突き出すように鐘の岬があり、玄界灘と響灘を分ける海域は、良好な漁場として漁業が盛んです。
「鐘の岬」は万葉集や源氏物語にも登場し、舞踊の演目にもなっている歴史ある場所です。
古くから漁師町としてにぎわった鐘崎界隈は、町並みに昔ながらの風情が色濃くのこっています。
織幡神社参拝をすませて、漁船がならぶ海ぞいを散策してみました。
◇漁港らしい風景
湯川山に見守られるように町並みが続きます。
海の見える景色には、あまり縁のない生活をしているせいか、空とぶ鳥にも気持ちがおどります。
のどかな漁港の風景です。
鐘崎漁港はイカの水揚げ量も多いことで有名ですが、実際にたくさんのイカ釣り船を目にすると納得できます。
◇町並み拝見
ふらっと住宅のならぶ道に入ると、ハマユウがさいていて、海辺の町にきたと実感するのです。
漁師町らしい雰囲気を感じずにはいられません。
織幡神社の鳥居横でみた恵比須神社から、すこし歩く間に数か所の「恵比須神社」に出会いました。
恵比須様は釣りざおと鯛をもった姿でわかるように、漁師さんにとって守り神なのでしょう。
ていねいに拝礼をして写真をとらせていただきます。
◇町の施設
海岸沿いに戻ると鐘の岬活魚センターがありました。
ここでは鐘崎漁港で水揚げした魚をイケスでおよがせて、注文に応じて加工、販売してくれます。
今は穴子が最盛期で、飲食店や一般家庭のお客さんが、遠方からも買い求めにきます。
三角屋根がおしゃれなこの建物は、岬地区コミュニティセンターです。
夏空の下、元気よく野球を楽しむ子どもたちの声がひびいていました。
◇海水浴やキャンプも
立派な石碑がたっていたので、近くによってみました。
これは福岡県でおこなわれた「全国豊かな海づくり大会」を記念してたてられた「御製碑(ぎょせいひ=天皇陛下がよまれた短歌の石碑)」です。
その横に階段があり、海に入ることができます。
海水浴を楽しむ家族連れがいますが、そうたくさんではありません。
砂浜をゆっくりと歩きながら、潮の香りを満喫します。
このあたりは、夏には海水浴やキャンプを楽しむ人たちでにぎわうようです。
とおい昔、子どもを海で遊ばせた思い出などが浮かんできます。
そんなに歩いたつもりはなかったのですが、気づけば「さつき松原」に到着していました。
「さつき松原」は鐘崎と神湊(こうのみなと)の間、約5.5kmにわたって弓状につづく美しい景勝地です。
黒田長政が防風林として松を植えたのが始まりで、玄海国指定公園になっています。
近年マツクイムシ被害が深刻で、苗木の植樹がボランティアでおこなわれているようです。
ベンチに座って水分補給をしながら、美しい景色を目に焼き付けることにしましょう。
潮風を感じながら鐘崎漁港周辺をのんびり散策しました。
車で通り過ぎてしまうとわからない、その土地の文化や歴史に出会えるのは、案外楽しいものです。
海水浴やキャンプを楽しみながら、漁港の町並みを歩いてみるのもいいかも知れません。
【関連記事】
【宗像市】「鐘の岬」に鎮座する由緒ある神社へコミュニティバスで!真っ青な海が広がる絶景を楽しむ♫
(媒体名)Yahoo!JAPANクリエイターズプログラム
◆鐘崎漁港についての情報
所在地/宗像市岬地区
車では上八(こうじょう)の環状交差点を鐘崎方面へ。
西鉄バス・コミュニティバスの利用もできます。