パン、小麦粉に冷凍食品、ジャムにATM手数料、調味料に電気、ガス、ガソリンに野菜、医療費、京都に至っては財政難でいろんな施設の利用料まで値上げやって。「もうええかげんにせえよ」と言いたくなりますが、安くてボリューム満点で、しかも美味しい庶民の味方の京のコロッケを提供する市内中心部のお店を5選紹介します。

　中京区の京の台所・錦市場にあるオリーブオイルの専門店「花よりキヨエ」の扱うエキストラバージンオイルは、純度100％の高級品。和の鉄人道場六三郎さんも「食材の持ち味を邪魔しない、むしろ持ち味を持ち上げてくれるオリーブオイル、和食の繊細な味わいにもピッタリ」と絶賛したほど。その高級オリーブオイルで揚げた、湯葉クリームコロッケが絶品です！

「花よりキヨエ」（外部リンク）京都市中京区御幸町通蛸薬師下ル船屋町399番地さしあのビル1階　

　上京区の北野天満宮の門前町になる大将軍商店街「山田コロッケ店」は、北海道産の男爵と国産黒毛和牛の牛すじを使ったビーフコロッケが自慢です。同商店街は、町おこし事業として古道具の妖怪、付喪神たちの百鬼夜行が通ったとされる一条通りを「妖怪ストリート」として、店先に愛嬌のある妖怪人形が展示されています。

　その妖怪ストリートにちなんだ商品が「妖怪コロッケ」です。竹墨を使用した漆黒の衣にお抹茶の深緑の具材。妖怪コロッケ「怒り」は、漆黒の衣に朱い具材。刻んだキムチが入ったピリ辛味。妖怪コロッケ８（エイト）は、漆黒の衣に黄色の具材。とろ～りとろけるチーズが入ったスパイシーなカレー味。 AKB48 Team8が名付け親です。

「山田コロッケ店」（外部リンク）京都市上京区一条御前西入ル大上ノ町６５　075ｰ461ｰ6665

　京都三条会商店街の堀川通側の入り口から直ぐのところ、創業約60年になる黒毛和牛専門店の「肉の三条イマムラ」では、自慢の良質の精肉を使ったビフカツやトンカツを、昔ながらのスタイルで店頭でオーダーを聞いてから揚げてくれます。

　この店のコロッケがなんと1個60円（税別）と安い。肉屋さんのコロッケなのでもちろん美味いです。ひっきりなしに訪れるお客さんが肉を買うついでにコロッケも買って帰ります。地元に愛され続けてきたお店です。

「肉の三条イマムラ」（外部リンク）京都市中京区橋西町　075-811-6923

　右京区の京福電気鉄道嵐山本線の山ノ内電停の前にあるのがその名も「駅前コロッケ」。店舗の飾りつけも手作り感満載で楽しいですが、コロッケはじめ揚げ物も奥の厨房で、子育てを終えた地元の主婦たちが1からすべて手作り。まさに昔、お母さんに作ってもらったコロッケの味です。

　コロッケ、カレーコロッケ、コーンコロッケの3種類があります。注文を聞いてから上げてくれるので、いつもほっかほっか。主婦の手作りでやっているので、16時～19時までの3時間だけしか営業していないお店です。三条通の駅前なのですぐにわかります。

「駅前コロッケ」（外部リンク）京都市右京区山ノ内中畑町４９−１

　最後にご紹介するのは、JR西日本山陰本線の円町駅前にある「京都コロッケ屋円町店」です。こちらのお店は、コロッケの他にもメンチカツや串カツ、お弁当やおにぎり、天むすなど幅広く販売されています。もちろんコロッケ弁当もあります。駅前の利便性もありますが、「美味しい」と客足が途絶えない地元の人気店です。

　ともかくこちらのお店は、メニューが豊富。コロッケだけでもチーズインコロッケ、つぶがたっぷりとうもろこしコロッケ、ほたてグラタンコロッケ、カレーコロッケ、かぼちゃコロッケ、タマゴサラダのアボカド包み揚げコロッケ、カニクリームコロッケ、肉じゃがコロッケなどがあります。

「京都コロッケ屋円町店」（外部リンク）京都市中京区西ノ京西円町１　075-463-5629