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東京にも店舗展開する創業31年の博多ラーメン店〈開放的な広々空間でこくまろな豚骨ラーメンを啜る至福〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県福岡市東区名島。国道3号線の大通り沿いで、専用駐車場も15台分ほど完備していて利用しやすい場所にある。店内の席数はカウンター8席のほかテーブル席も多数あり合計40席ほどとかなり多めの席数になる。しかしそれでも、ピークタイムには満車・満席になることが頻繁におこる人気の豚骨ラーメン店で、以前は多店舗展開されていて東京に2店舗、福岡市内近郊に4店舗あった時期もあり博多区の東比恵にあった店舗には大変お世話になっっていた。現在は、福岡の名島橋店の1店舗のほかに東京都世田谷区の二子玉川に2店舗展開している。

平屋建てで天井の高い広々とした空間の店舗
平屋建てで天井の高い広々とした空間の店舗

1993年(平成5年)の創業で今年31年目を迎えた〈博多濃麻呂(はかたこくまろ)〉。30年を超える歴史ある名店で、昔懐かしい味わいをベースに、時代ごとに求められる味を常に追求してきた。昔ながらの甘みのある丸いチャーシュー、ネギ、キクラゲ、海苔がデフォルトでトッピングされた「毎日でも食べられる一杯」。それが現在の濃麻呂のラーメンだ。

濃麻呂が生み出すこだわりの味

濃麻呂のスープは、福岡名物の“豚骨仕立て”。豚の頭をじっくりと煮込み、旨みやコクを引き出した奥深いスープ。徹底した骨の下処理と丁寧な灰汁取りで、臭みや雑みを抑えた豚骨スープに時間をかけて旨みを抽出した自家製の「元だし」を加えることで、乳白のキレイな色み、深いコクと旨み、すっきりとした後味の絶妙なバランスの豚骨スープに仕上がっている。

その豚骨スープとの相性を考えた自家製の細ストレート麺は、そのスープにも負けないコシのしっかりある存在感を発揮する逸品。ツルンとした心地よい喉越しとともに、小麦本来の風味も感じられる。

脂っこさがなく甘みを感じられる自家製チャーシューも絶品。濃麻呂の豚骨ラーメンは、一つ一つの工程に手間暇をかけ丁寧に仕上げているのが分かる一杯に仕上がっている。

チャーハンが主役級の美味しさで人気

博多ラーメンのお店の代表的なサイドメニューといえば「チャーハン」。濃麻呂のチャーハンもまた主役級の美味しさ。訪れたこの日も、ほとんどの先客・後客が注文していた。チャーハンを炒めるカンカンカン♪というリズミカルな中華鍋を振る音が来店時からずっと鳴り響いていた。

濃麻呂のチャーハンには、玉子をまとった米粒が、パラパラとした食感を生み出す本物のチャーハン。じっくりと煮込まれた挽肉も入っていて、そこから出る旨みが病みつきになる美味しさを醸し出している。長年愛され続けるその味は、ファンも多くチャーハンのみを食べに来店される方も居るとか。

この日はお昼の開店直後の訪問ながら15台ほどの駐車場はほぼ満車状態。1台分の駐車スペースを見つけ車を停めると完全な満車になる盛況ぶり。店内に入り2台ある券売機の一つにお金を投入し、迷うことなく「チャーハンセット」を選択。プラス、ラーメンには「煮玉子」をトッピングし発券した。

店内もすでにほぼ満席状態でカウンター8席はすべて埋まり、大きめのテーブルの一角が空いていたのでそちらに案内された。

店内は木の温もりを感じさせる居心地のよい雰囲気。天井も高くラーメン店というよりもオシャレなカフェのような落ち着きのある広々とした空間。

開店直後だったため、来店順にチャーハンとラーメンが各席へ配膳されていくのを眺めつつ、待つこと10分ほど。まずはパラパラ食感が心地よい「チャーハン」から配膳され、時間を置かずに「煮玉子入りのラーメン」も到着した。

まろやかで出汁感のある旨みたっぷりのラーメンとともにチャーハンをいただく幸せ。細ストレートの麺も歯切れがよくその食感も楽しめる逸品。至福のひと時を堪能しながら、とても美味しくいただきました。

テーブルの上には、辛子高菜、紅生姜、ニンニクなど無料サービスの一式が並び、トッピングはもちろんのこと味変も楽しめるようになっている。

広々とした開放感のあるオシャレな空間に、大きめの駐車場も完備。お一人様はもちろんのこと、ご家族連れやグループでも訪れやすい場所。

しかも年中無休の通し営業なので、いつ来ても開いているという安心感もある。そんな〈博多濃麻呂〉へ、近くに来られた際はぜひお立ち寄りください。

博多濃麻呂 名島橋店

住所  :福岡県福岡市東区名島2-32-12[地図
営業時間:11時00分~24時00分
定休日 :年中無休
駐車場 :専用駐車場あり(15台分)
要確認 :博多濃麻呂(※インスタグラム)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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