スッキリした暮らしが簡単に続く究極の3つのルールとは
こんにちは。片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。私は6年間、片付け、収納に悩む皆さんのサポート一筋で仕事をしています。皆さんそれぞれ、ライフスタイルや家族、住まいの形状が違っても、スッキリした暮らしにするために必要な共通ルールがあります。
本来は、なにかグッズがあれば片付くよ!とか、この収納術で全て解決!のような内容を聞きたいかもしれませんが、ここはあえて辛口でお伝えしたいと思います。
今回はスッキリした暮らしが簡単に続くようになる、究極の3つのルールについてご紹介します。
ルール1.物の適正量をキープする(意識する)
私がいつも、何度でも言い続けていることですが、まず第一は、物の適正量をキープするという事です。多すぎる人は一旦減らさないとどうにもならないこともあります。
適正量というのは、人や暮らし、住まいのスペースによっても全く違います。
例えば、洗剤1つにとっても、ストックは持たない人、ストックが1つだけでいい人、ケース買いする人などもいます。
ケース買いして12倍の量を買う人は、その洗剤だけでなく、シャンプーもラップも、食品も家にある様々な物を、同じようにたくさんストック買いをする習慣があります。でも、収納や家の広さが12倍あるかというとそうでもありません。
適正量は、自分にとっていくつ必要なのかをしっかりと書き出したりしながら、決めるということが大切です。なかなか数で、決めるのが難しいということも多いので、そのような場合は、スペースから決めていくといいですよ。
ルール2.物の定位置(住所)を決める
家の物には定位置はありますか?
そして、その物は定位置に戻っていますか?
『物に定位置を決めて、使ったら元にもどす。』究極のところ、これしかないです。
ただ、物の量が多すぎる段階では、定位置を決めにくかったり、定位置を決めても出し入れがしにくい状態になってしまいます。
もし、引き出しや収納内がギュウギュウで、1つを取り出すのに大変だったり、どこにあるか把握できていないようでは、物の量が多すぎるのかもしれません。
定位置を決めたとしても、物が多すぎると、1,000ピースとか200ピースとかの難解なジクソーパズルを毎回解いているような状態なんです。小さな子どもがするような、10ピースくらいのパズルだったら、時間もかからずに簡単にできますよね!
物の数と、しまう場所の定位置をできるだけシンプルに少なくしていくのが簡単に片付く秘訣です。
ルール3.習慣化するまでは努力する
最後にとても大切なことを言います。
一度、物を減らして、ちょうどよい量になったとしても、すぐに増えてしまったり、定位置を決めたのにすぐに戻さなくなってしまうようでは、当たり前ですがスッキリした暮らしは続きません。
皆さん、毎日、歯みがきやお風呂、面倒でも毎日入っていると思います。
着替えが面倒でもパジャマのまま、学校や仕事に行く人はいません。
これらの行動は、全て習慣として行っているから、そんなに苦痛を感じず、当たり前にできるようになっているんです。
(余談ですが、この当たり前の習慣も、親が最初は教えて習慣にしてくれたんですよね。母となり、歯みがきなどの習慣をつける苦労が分かります。)
スッキリ片付いた状態が続く暮らしをしている人は、物の量をコントロールしたり、使ったら元に戻すという2つのルールを習慣として出来ているんです。
例えば、1日の中で一旦散らかってしまっても、片づける(リセットする)というタイミングがある、という人もいます。
ダイエットでも、勉強でも、趣味でも続けていくためには、最初はちょっとした努力や意識が必要です。でも、必ず、習慣になった後は。ラクにスッキリが続く快適な暮らしが待っています。
『習慣化するまでは努力しよう』
人はこうなりたい、と強く願えばできます。
実際、世の中には叶わない願いも多いですが、スッキリした暮らしは手に入ります!ちょっとだけ、習慣になるまで努力してみませんか?
筆者:鈴木久美子(片付け・収納の専門家)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級の資格を持ち、片付けや収納に悩む個人宅にご訪問し、片付けや収納の悩みを解決し、オンラインレッスンでも全国から依頼を受ける。TV、メディア出演多数。Instagram、公式YouTubeチャンネルでは毎日の暮らしにちょっと役立つ情報を発信中。