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たった5分の運動が人生を変える!その理由とは

ダイエット専門トレーニングYUKIKOフィットネストレーナー

今年こそは運動を
しようと思っているのに
なかなか続かない…

運動が苦手な方のなかには
そんなふうに思っている方も
いるかもしれません。

ただ、時間にすれば
たった5分でも
変わることは可能です。

今回はたった5分の運動が
人生を変えることについてご紹介します。

老けて見え始め始めるのは
実は体の背面からです。

気軽にできる立ったままの最新の運動を
ぜひ試してください。

たった5分の運動が人生を変える

ある一日を振り返ってみると
同じような時間に起きた後は

飲み物だけだったり、
食べ物だったりの朝食を取り
自宅もしくは電車に乗って会社に行き
仕事を始める人が多いでしょう。

仕事を始めれば、
同じような人と話し、
前日と同じような仕事をして、
同じような時間に仕事が終わることが多いと思います。

多くの場合、
行動の9割ほどは
前日と似たような時間を過ごします。

これらを理解すると、
このままでは自分の体も人生も
これまでの基準や状態と
変わることはないとわかります。

しかし、かと言って、
これまで多くの方のダイエットの
カウンセリングをしてきましたが、
挫折する人には共通の特徴がありました。


それは、気合を入れて
がんばりすぎることです。

例えるとしたら、
これまでと大きくスケジュールを変えて

運動をしてなかった人でも
週に3-4回、1回30分や1時間の運動を
継続しながら、

同時に間食もやめて
健康的な食生活だけにしようと
してしまうのです。

こういった極端な計画を立てた場合
ほとんどの人が挫折をしてしまいます。

これは脳の構造自体が影響しており、
決してあなたが悪いわけではありません。

努力をしようとする試みは
大変素晴らしいことですので、
極端に日々の予定を変更しても
継続できる方はしても良いと思いますが、

脳に負担をかけないことが
継続することや
中長期的に体や人生を変えるために
大切だったりします。

もともと真面目な方ほど、
運動もダイエットも真剣に取り組み
苦痛が多い中でも一生懸命に
取り組もうとする傾向がありました。

大きく日常を変えようとすると
物事を先送りにしてしまう


運動が苦手な方が急に明日から
1回に30分以上の運動を
週に3回もしくは4回も運動を継続するのは
「大きすぎる行動」です。

脳は大きな変化が伴う行動は
「面倒」だと感じるようにできています。

すると、何か正当化して
行動を先送りしようと、
言い訳を探し始めます。

運動する前に、
先に寝る準備をしよう、とか

お風呂をきちんと掃除して
沸かしておこう、とか

明日に着る服を先に決めよう、とか
子どもをお風呂に入れてからにしよう、
寝かしつけてからにしよう、など

現実逃避をし始めてしまいます。

それらの用事の後に
すぐに運動をすれば良いのですが、

たいていの場合、
いつも見ているニュースを
少しだけ見てからにしよう、とか、

推しのYOUTUBERの
配信を見てから始めよう、となってしまい

揚げ句の果てに、
今日は明日も早いから
明日にまとめて運動しよう、と
先送りしてしまうのです。

人生も体もなかなか変わりにくいのは
この最も重要な最初の小さな行動が
踏み出せないことであり、

小さな行動ができないままに
大きすぎる行動をしようとすると
すぐに挫折をしてしまいます。

小さな行動は、
次の行動への橋渡しとなるため

運動するのであれば、
5分だけのつもりですると気が楽です。

30分とは思わず、
5分でやめよう、と決めていれば
気が楽ではありませんか?

たった5分なら、行動に移しやすく
5分だけだと思って行動してみると
10分くらいの運動ができたりします。

これまでも、
嫌だなと思って避けていたことを

実際にやってみると楽しくなってきて
没頭していたことも
あるのではないでしょうか?

いずれにしても、最初から多くの運動を
完璧にこなす必要はありません。

まずは5分でやめようと決めて
小さな行動を起こしてみてください。

運動が人生を変える仕組み

運動をすると、心拍数が上がります。

すると、血流量が増加して、
重要な臓器や運動中の筋肉に
酸素や栄養素を運びます。

それらの運搬先には脳も含まれるため、
運動で脳への血流が増えると、
ストレスによる悪影響を緩和できると考えられています。

これらの血流量の増加は
脳がストレスを効果的に処理する上で、
役立ちます。

運動で人生の気分がよくなる根拠

運動をすると、脳由来神経栄養因子(BDNF)、
エンドルフィン、セロトニン、ドーパミンなど
幸福感に関係する神経伝達物質を
活性化させる分子の放出も誘発します。

BDNFは神経の健康を維持し、
新しい神経の成長を促進します。

神経の発生は、学習や記憶、
不安とストレスの制御に関係する脳の海馬に、
直接的な影響を与えます。

ストレスは海馬の大きさと
機能も低下させるため、
抑うつなどの症状につながります。

運動中に放出されるエンドルフィンは、
脳内でオピオイド受容体と結びつくと、
痛みの感覚を和らげて幸福感を生み出します。

また同じように運動中に放出される
ドーパミンやセロトニンなどの、
幸福感を与える神経伝達物質は、
運動によって回復させることができます。

2014年に発表された研究では、
緊張感の高い作業をさせた時において

頻繁に運動をしていた被験者は、
低い心拍数を維持したまま、
実験を通してよい気分のまま安定していました。

これらの結果を受けて、
感情面での回復力とストレスへの対応力は
運動で高めることができると結論づけられています(Emma, 2014)。

【まとめ】5分の運動が人生を変える

いかがでしたか?

たった5分なんて変わらないよね、と
真面目な方ほど思ってしまうわけですが

日頃からがんばりすぎている自分のために
小さな行動を褒めてあげるのも
良いのではないでしょうか?

これらの情報が
あなたの美容と健康、ダイエットの成功に
何か一つでお役に立てると幸いです。

ぜひ5分の運動を
取り入れてみてくださいね!

■参考文献

Emma & Harriet Regular exercise is associated with emotional resilience to acute stress in healthy adults.Front Physiol. 2014 May 1;5:161. doi: 10.3389

フィットネストレーナー

13年間競泳選手・4期連続出場国体選手・全中・インターハイ・インカレ出場のヨガ・フィットネストレーナーです♪自身が幼い頃から見た目にコンプレックスを持ち、自信が持てなかった経験から、『美しく、健康的に年齢を重ねる』をモットーに、20代~60代までの幅広い年齢層に向けた、自分に自信を持ち、元気で愛せる体作りを提案中「人は自分が諦めない限り、必ず変われる」

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