【福岡市早良区】西新の路地裏パスタ店『Tino』で味わうパスタランチ
お散歩ライターの石井つかさです。
早良区西新に、おもしろ21通りという細い路地の商店街があります。メイン通りの商店街である中西商店街から南側にある路地で非常にわかりにくい商店街なのです。
その商店街の中で更に奥まったところに色々なお店が入っているアパートがあります。アパートの入り口は西新で有名なロヂウラベーカリーの横で、1メートルくらいの幅の通路を奥に入っていったところになります。
奥に入っていくと左側に狭い階段があり、その上に『小さなパスタ屋 Tino』というパスタ屋さんが2024年8月に中央区六本松4丁目から移転オープンしています。六本松の店舗は建物が古く、数年のうちに退去をすることになったので、早良区西新に移転してきたそうです。
ちなみに通路の入り口のところで左下をみると小さな看板が出ていますので、それを目印に奥に進んでください。
店内は白を基調としたカラーリングでオシャレな雰囲気です。この日はランチタイムの終了ギリギリに駆け込んだので、他にお客さんがおらず、テーブル席に案内していただきました。
店内は広く、外観とのギャップがかなりあります。席数はカウンターが4席と2人がけのテーブルが5席となっています。
ランチメニューをみてみると、オイルパスタ、トマトソースのパスタ、クリームソースのパスタの3種類が提供されています。この3種類をベースに具材は2週間程度で季節に応じて変更しているそうです。
この日は、オーナーの瀬戸さんがオススメしてくれた3種キノコのオイルパスタ セット(税込1300円)を注文しました。ランチセットは、パスタ、ミニサラダ、バゲットがセットになっています。
他のお客さんがいなかったので、静かな店内に料理をする音だけが聞こえてきます。自分のための料理を作ってもらっている音だけが聞こえるというのは、なんとも贅沢なものです。料理の音に浸りながら待っていると、お待ちかねのパスタが運ばれてきました。
3種キノコはシメジ、舞茸、エリンギが入っています。そのキノコとベーコンを具材としたオイルパスタとなっています。
食べてみると、オイルパスタらしいあっさりとした味ですがキノコから出汁がでて見た目よりもしっかりした味です。トマトソースやクリームソースならバゲットは最後にソースをつけて食べるのですが、この日はオイルパスタなので、途中の箸休めとしてバゲットを食べましたが、香ばしくトーストされていておいしかったです。
オーナーの瀬戸さんは、パスタ屋さんを開業するために中央区天神にある有名なパスタ屋さんで数年間修行をした後に自身のお店を開業したそうです。途中でコロナ禍などもあり楽ではなかったそうですが堅実な経営で順調にファンを増やしたそうです。
『小さなパスタ屋 Tino』は、隠れ家的な場所にありながらも、オーナーの瀬戸さんの確かな技術とこだわりが詰まった一品を楽しめるお店です。季節に応じた具材やこだわりのソースは、何度でも食べたくなる味だと思います。西新にお越しの際は、ぜひこの路地裏の素敵なパスタ屋さんに行ってみてください。