Yahoo!ニュース

ミニトマトが余ったら作りたい!電子レンジですぐできるドライトマトの作り方【大量消費レシピ】

racss食育インストラクター・調理師/菜園家
ドライトマトのオイル漬け

家庭菜園のミニトマトがたくさん採れて余り気味なら、ドライトマトを作ってみませんか?ドライトマトは保存がきくだけでなく、トマトの旨味が凝縮して新たな美味しさを発見できます。
特にミニトマトで作るドライトマトは味が濃く、家庭でも簡単に作ることができます。
天日に干して作ると数日かかるドライトマトですが、今回は電子レンジで作る方法をご紹介します。天候を気にしたりカビの心配をすることもなく、時短できるので、忙しい人にもぜひおすすめしたい作り方です。

電子レンジで作るドライトマトレシピ

<材料>
ミニトマト 15個から20個
塩 小さじ半分

1.種を取る

ミニトマトは横半分にカットし、ゼリー状の種を取ります。爪楊枝や小さなスプーンを使うと良いでしょう。これは乾きやすくするためです。
種の部分にも栄養や旨味が詰まっていますので、取り分けておいて別の料理に混ぜるなどして使ってくださいね。

2.塩を振ってしばらく置く

種をとったミニトマトをキッチンペーパーの上に並べ、塩をパラパラとふりかけます。これは下味を付けるためですがここで水分もかなり除去できます。塩を振って10分程度おいてください。

3.電子レンジにかける

水分が染み出たキッチンペーパーを取り替え、並べ直して電子レンジにかけます。
600wで5分加熱したら一度取り出し蒸気を飛ばします。

5分加熱後がこの状態。お使いの電子レンジによって、熱の通りやすい位置や状態が異なりますので観察してみましょう。
写真ではお皿の中央部分に置いたミニトマトは柔らかくなっていますが、縁の部分はあまり変化がないように見えますね。位置を入れ替えてもう一度加熱します。

位置を入れ替えながら3回かける
位置を入れ替えながら3回かける

蒸気が抜けたら、再度5分加熱をするというのを全部で3回繰り返しましょう。

途中キッチンペ―パーを取り替えても良いですが、ミニトマトのくぼみに溜まった汁は旨味の元ですのでこぼさないように注意します。

4.追加加熱で仕上げる

600wの電子レンジに3回かけた
600wの電子レンジに3回かけた

600wの電子レンジで5分加熱を3回繰り返したものが上の写真です。水分はほとんど抜け柔らかい梅干しのようになっていますが、まだドライトマトというには不十分な状態です。

さらに乾燥させるため、ここでくっつかないオーブンシートの上に並べ直します。
ここからは様子を見ながら電子レンジで乾燥させます。600wで1分ずつ追加加熱しましょう。電子レンジのガラス越しに様子を観察して、ぷくぷくと水分の泡が出ている状態が収まれば終了です。
加熱しすぎると焦げてしまいますので早めに取り出しましょう。セミドライの状態で大丈夫です。

5.セミドライでできあがり

セミドライの状態で終了
セミドライの状態で終了

しばらく冷まして出来上がりです。すぐに食べられます。

なお、仕上げの加熱の代わりに、風通しの良い場所で干すこともできます。その場合は雨やホコリに注意しましょう。
カラカラにせず、触ると形を変えられるくらいで出来上がりとします。

6.オイルに漬けて冷蔵庫保存する

出来上がったセミドライトマトは瓶に入れ、全体が浸かるようにオイルを注ぎます。
この状態で冷蔵庫で1ヶ月程度保存できます。風味づけのためにニンニクやハーブを加えるとさらに美味しくなります。

ドライトマトの使い方

ドライトマトを加えた夏野菜のパスタ
ドライトマトを加えた夏野菜のパスタ

できあがったドライトマトはお料理のアクセントとしていろいろな料理に使えます。いつものメニューもひと味変わって大人っぽく、ワインに合うお料理になりますよ。

  • パスタに
  • ピザのトッピングに
  • ポテトサラダに混ぜ込んで
  • 野菜やハムのマリネに加えて
  • クリームチーズと和えてクラッカーにのせて
  • etc.

ドライトマトは生のトマトと違って水っぽくならないこともメリットです。ただし加熱する料理に加える際は、焦げやすいので注意しながら調理してくださいね。

まとめ

電子レンジでできる、ミニトマトを使ったセミドライトマトの作り方をご紹介しました。
彩りもよく旨味が濃いドライトマトは一度食べるとまた作りたくなる美味しさです。ぜひお試しください。

最後までご覧いただきありがとうございました。よかったら著者のracssをフォローして他の記事もご覧くださいね。

食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

racssの最近の記事