室戸のあちこちで以下のようなチラシを見かけるようになりました。

「むろと地域猫の会」活動見学会のお知らせです。

「むろと地域猫の会」の行う「むろと保護猫譲渡会について」は、夏にも記事にしましたが、その「むろと地域猫の会」が「にじのはしスペイクリニック」というTNR専門病院を室戸に呼ぶことになったそうです。

「にじのはしスペイクリニック」の移動手術車についてはつい先日ニュースで見たばかり。

車の中が病院になっており、中で避妊去勢の手術ができるのでどこにでも出張できるとのこと。

ニュースでは拠点が四万十市となっていて、室戸に来てもらうには少し遠いのでは？と見ていたので「むろと地域猫の会」の行動力にびっくりです。

調べてみると、「にじのはしスペイクリニック」は岐阜県に本社があり全国に分院が広がっているTNR専門の病院のようです。

移動手術車に来てもらう利点について知人のメンバーさんに聞くと、

「一番は捕獲猫に移動のストレスを与えないで済むこと」

という答えが返ってきました。

そして、もう一つの利点は

「TNR専門の病院なので、1日で20匹近くの猫に一気に避妊去勢手術をしてもらえる」

とお聞きしました。

高知県でも室戸市でも「飼い主のいない猫の不妊手術等の費用の一部助成」　がありますが、

室戸市から動物病院に行こうとすると、一番近い病院のある安芸市でも車で片道約1時間かかってしまいます。

しかも、動物病院では通常のペット診療の合間に受け付けてもらうので、たくさんの頭数は引き受けてもらえないという欠点もあるそうです。

「むろと地域猫の会」はボランティアで成り立っており、メンバーさんは毎日のように手分けして地域で野良猫の状況を聞き取り調査し、野良猫への餌やりさんや地域の方々の了承の上捕獲、毎週のように病院へ連れて行っているそうです。

今回のような、一度にたくさんの頭数を猫へのストレス少なく避妊去勢手術する「にじのはしスペイクリニック」移動手術車の登場で、高知県の地域猫活動の広がりがスピードアップするかもしれませんね。

開催日の2月11日（土）は、手術の邪魔にならないように周囲からの見学が可能とのことで、ぜひ地域の皆さんに自分達の活動を知ってもらいたいとのことです。

興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

そして「むろと地域猫の会」は毎月第４日曜日に室戸世界ジオパークセンター野外スペースにて「むろと保護猫譲渡会」を開催しています。

捕獲の際保護した子猫などお家で飼えるように慣らし、病気の検査などもして「ずっとのお家」に行けるような活動もしてらっしゃいます。

2月は安芸市と室戸市の２ヶ所で「保護猫譲渡会」を開催するとのこと。

なんと安芸市での開催はTSUTAYA安芸店より「来てほしい」とのお声がけがあったそうです。広がりがすごいですよね！

チャリティバザーも色々楽しめるとのことなので、こちらもぜひ来てくださいとのことです。