【要注意】片付けの時、収納テクニックばかりに頼るとかえって散らかりの原因に【3つの落とし穴】
片付けの時、「先に収納用品を買うと失敗する」というお話を聞いたことがある方も多いと思います。
収納用品を先に購入すると、整理を行った後でやっぱり合わなかったり、余ってしまったりしてムダになることがあります。
先に整理をしっかり行ってから、必要に応じて収納用品を購入するようにします。
ただ、収納用品を後に買えばそれでよい、というわけでもありません。
そもそも収納用品が必要ないこともあります。
収納用品に凝り過ぎの“収納テクニック”に頼る落とし穴を3つ述べます。
しまい込みになりがち
引き出しの中に、トレイを入れてさらにシンデレラフィットのピッタリサイズの箱を入れて、さらに箱の中にはジップロックにパッキングした小物。
何重もの収納用品にしまい込まれている状態です。まとまって収められているので、一見整った収納に見えます。
しかし、この状態だと取り出すまでの動作の回数が異常に多過ぎて、出すまでの手間が非常にかかってしまいます。
出すまでに手間がかかるということは、元に戻すのはもっと手間に感じます。
結果、戻すのが面倒になりその辺にちょい置きしてしまいます。それが散らかりや探し物の原因になってしまいます。
場所を取る
収納を細かく区切り過ぎると思っているほど多く入らないことが多いです。
また、収納用品をやたらたくさん使うと、それだけ多くの場所が必要になります。
その結果、収まりきれずマックスの収納またはあふれてしまいます。
そこにさらに買い物をしてきて物が増えると、しまう場所がなくなり床置きが始まったりしてしまいます。
手間がかかる
物の指定席を決めるにはラベル表示することが有効な方法ですが、収納の数が多いとそれだけラベルの数も増えます。
全てにラベル表示しようとなると、ラベルを作る時間もそれだけ多くかかってしまいます。
さらに収納の見直しをして、全て作り直しとなった時、あまりの多さに挫折してしまうこともあります。
収納テクニックばかりに頼らない!
収納用品や収納の「しくみ」はあくまで使いやすくするための手段です。
しまい込むことを目的としてしまうと、使いやすさとは別の方向みに進んでしまうことも多いです。
収納を複雑にし過ぎた結果、かえって散らかってしまうのなら本末転倒です。
収納のテクニックばかりに頼るのではなく、まずは物の持ち方を振り返って、物の整理をすることが大切。
使わない物を、時間やお金をかけて一生懸命しまい込んでも、快適な暮らしにはつながりにくいです。