「覗き込むと吸い込まれそうな感じがする」という話も。学校裏の茂みに建つ「地獄の案内板」の真相/藤沢市
【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~
藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。97カ所目は藤沢市遠藤にある『勘兵衛地獄』です。
「慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス」の南側に、名のない広場があるのをご存知ですか?
雑草が生い茂り、人の手があまり加えられていないため、ぱっと見ただけでは広場があることに気づかないかもしれません。地元の人でなければ、なおさら目に留まらない場所でしょう。
中に入ると…
このような原っぱとも言える空間が広がっています。壊れかけたベンチがあるものの、遊具は見当たらず、子どもの遊び場とは少し違う印象かも。
しかし、広場の隅の方に、「緑のデザイン賞・緑化大賞受賞」のモニュメントがありました。緑豊かな街づくり的な賞かな...?虫捕りは楽しめるかもしれませんね。
広場に入ってきた道を振り返るとこんな感じ。
どこか不思議な雰囲気を漂わせるこの場所ですが、敷地内の茂みに『勘兵衛地獄』という名称の立て看板が残されています(初めて見つけた時はなかなか衝撃的でした)。
実はこの場所、かつては勘兵衛さん(屋号)の所有地で、直径8メートル、深さ3メートルの暗い窪地、つまり低湿地帯だったそう。
雨が降ると水が溜まり、陰気で寂しい印象を与えるため、いつしか「地獄」と呼ばれるように…。
「“The遠藤”~ふるさと観光マップ遠藤探訪!~」には、当時の子どもたちが「この地獄を覗き込むと吸い込まれそうな感じがする」と、脇道を通るのを嫌がったという記録も残されています。
今では開発が進み、その場所には「慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス」が建設されている一方、当時の面影を伝える雰囲気がわずかに残っているようにも感じます。
ちなみに、この公園の地下は調整池になっているそう。
大雨の時、雨水を一時貯水して河川へ少しずつ流し、河川の氾濫を防ぐ大切な役割をしているとのこと。
『勘兵衛地獄』と調整池の間に直接的な関係があるかは不明ですが、かつての『勘兵衛地獄』のように水が溜まる地形を利用して、周辺の水害リスクを軽減するよう設計された池には、なんだか歴史のロマンを感じさせる魅力がありますよね。
なお、「慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス」のすぐ目の前には、2024年11月19日に記事にした『サガミハム直売店 DELI&GIFT』があります。参考記事:「これぞ夢見た“マンガ肉”」サガミハムの限定品『原始人の宴』を食べた正直な感想「試食会情報も」
2024年12月7日(土)8日(日)には、サガミハム創業100周年記念の特別企画で再販することになった「原始人の宴(直売所の店頭価格/2,980円)」という“骨付きソーセージ”の「解体実演試食販売」も開催されますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
『サガミハム直売店 DELI&GIFT』年末年始の特売イベント
◆「原始人の宴」解体実演試食販売◆
2024年12月7日(土)8日(日)/各日11:30、15:00の2回開催
◆年末SALE◆
2024年12月24日(火)〜29日(日)
※詳細は『サガミハム直売店 DELI&GIFT』の公式 Instagram(外部リンク)をご確認ください。
基本情報
『勘兵衛地獄』
住所:藤沢市遠藤5615
※駐車場は無いため、行かれる際は公共交通機関をご利用ください。
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