オーサーコメント 有識者・専門家がニュースに切り込む

    • 中島恵

      Yahoo!ニュース オーサー ジャーナリスト 報告

       記事にあるように、もともと中国には昼寝の習慣があり、学校でも企業でも昼寝をする時間が十分に設けられていましたが、勉強や仕事が忙しく、最近ではスマホのSNSに時間を取られる人がとても多いので、昼寝もままならなくなりました。

       流行のシェア自転車同様、シェアビジネスとして、いいところに目をつけたビジネスだと感じます。30分1元はシェア自転車(モバイクの場合、30分、0・5元)より高いですが、それでも、ただ同然。スマホの充電ができ、頭を休めるのには狭い空間でもまったく問題ないでしょう。

       ひとつビジネスモデルができると、市場に大量投入して一気呵成に認知を図るのが最近の中国のシェアビジネスのやり方。自転車と違い、カプセルホテルなら事業者にとって盗まれる心配もなく、今後もこういう発想のシェアビジネスが増えていくかもしれませんね。

    • おおたとしまさ

      Yahoo!ニュース オーサー 育児・教育ジャーナリスト 報告

      「どうせ5分で終わる用事だから……」のつもりでも車の中に子供を置き去りにするのは絶対にダメです。炎天下なら15分もすれば車内は灼熱です。「5分の予定」が、ちょっとしたトラブル(たとえば目の前でご老人が倒れて救助しなければいけなくなったとか、犬にかまれたとか、いろいろあります)に巻き込まれただけで、わが子が死亡するのです。もしかしたら自分が階段で転んで意識を失い、気付いたら救急車なんてことがあるかもしれません。そのときには車中の子供は亡くなっているでしょう。自宅に着いて、子供が寝ていたからあとで降ろそうとして、そのまま忘れてしまって、子供が亡くなったというケースもありました。どんな状況であっても、子供を一人で車の中に残しておくというのはリスクが大きすぎます。

    • 今野晴貴

      Yahoo!ニュース オーサー NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。 報告

      昨年の監督実施事業所数は10185件で、そのうち違法な長時間残業があったのが5775件なので、監督件数も違法が発覚した件数も二倍程度になっている。労働基準監督署の人員は削減さている(専門官が採用されていた労災の採用をやめ、監督官が兼務することで、大幅に人員が削減されている)のだが、そうした中でも、長時間労働の取り締まりを強めようとしていることがわかる。
      ただ、気になるのは重点監督がされている事業所の産業。製造業が24.1%で最も多く、その次が運輸交通業の16%、商業の13.9%と続く。ブラック企業が多いと思われる接客娯楽業は6.1%に過ぎない(接客娯楽業の違法割合はもっとも高く、監督した事業所のうち77.9%に上る。
      いずれにせよ、限られた人員で労基署がどこかを重点監督するということは、別のところに穴があくか、職員が過労になるということ。成果を強調することもよいが、人員の拡充もすべきだろう

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー 新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)/スクールカウンセラー 報告

      <強制力もなだめ役も必要>

      人は、ときに心が不安定になり暴走します。できれば、誰かがその人に寄り添い、気持ちには共感しながら行動はたしなめることができればと思います。

      しかし、いつもそのような悠長なことは言っていられません。被害を受けている人がいればなおさらです。ある個人を守るために、会社などの組織が防御壁になることも必要です。法的措置など何らかの強制力を使うこともあります。

      その人の行動を止めなければ、被害者にとっても、その人当人にとっても、困ったことになるからです。

      ある種の強い思い込み(妄想など)を持って暴走している人も、現実感を完全に失ってはいません。思い込み自体はそのままでも、過激な行動はあきらめる場合もあります。ただしそのような場合こそ、誰かがその人のなだめ役になることの重要性は増すでしょう。

      有名人のケースは注目されます。モデルケースになるような解決を願っています。

    • 石蔵文信

      Yahoo!ニュース オーサー 医師/循環器、心療内科医/家族・夫婦・定年問題専門 報告

      正直な話、私が医師になったころ(35年程前)には美容整形は日陰の存在だったと思います。病気を治すことが医師の王道と思っていた私には美容整形を志す人の気持ちは理解できませんでした。一般の医師は保険制度の中で程々の診療をすれば安定した収入を得ることができます。美容整形は原則自由診療で患者さんが満足されなければ経営が苦しくなります。容姿を少し変えてあげるだけで人生が変わる患者さんも多いと思います。保険を使っていないという点でも社会保障に負担をかけていませんし、技術が勝負の厳しい世界です。美容整形の黎明期から頑張ってこられ、若い医師が美容整形を目指したいというまでに業界を引っ張ってこられた高須院長や先代の努力には頭が下がります。そのような背景もわからずに非難されることに大きな怒りを感じるのはもっともなことだと思います。すぐに許された高須先生はかっこよすぎです。

    • 饒村曜

      Yahoo!ニュース オーサー 気象予報士/青山学院大学・静岡大学非常勤講師 報告

      台風9号が発生し、7月で7個の発生となりました。これは、台風の統計を取り始めた 昭和26年(1951年)以降では、平成6年(1994年)7月など並ぶタイ記録です。台風の卵もありますので、記録更新の可能性もあります。
      台風の発生数が多いと、一つ一つの台風は小さいとよく言われます。台風のエネルギー源である熱帯海域の水蒸気を分け合うことなどと考えるからでしょうが、実際に、台風の発生が多いなか、一つの台風が猛烈に発達して大きな被害がでたこともあります。一つ一つ個性を持っているのが台風です。台風はこういうものだという思い込みは危険ですので、気象庁が発表する台風情報等での確認が大事です。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー 新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)/スクールカウンセラー 報告

      社会心理学的には、あるグループに所属しているだけでその人に持つマイナスイメージを偏見と言い、その偏見に基づく言動を差別と言います。

      実を言えば、ある企業が求人するときに、出身地によって差別すること(たとえば地元出身者優先など)はあるでしょう。年齢、性別、学歴などによる差別も、残念ながらあるでしょう。しかし、それを公言すれば「炎上」するでしょう。

      心で思う偏見も困りますが、偏見に基づく差別行動を密かに行うことは問題であり、さらにそれを公言してしまうことは、その差別を良しとしていることになる「不適切な表現」であり、大問題になります。

      前回この記事が大きな反響を呼んだのは、建前では差別を否定する世の中にもこのような偏見差別がやはりあるのだと、改めて読者が実感したからかもしれません。さらに怒りの背景には、社長会長といった社会的強者への日常的な不信や不満の存在も考えられるでしょう。

    • 菊地慶剛

      Yahoo!ニュース オーサー スポーツライター/近畿大学法学部非常勤講師 報告

      野球はしばしば“失敗のスポーツ”だと言われてます。10回打席に立ち3回しか安打を打てなくても賞賛されるのです。

      裏を返せばグラウンド上は失敗の連続で、指導者が叱責できる要素に満ちあふれています。現在も野球界全体で“叱る指導”が主流なのは、そういったことが影響しているからでしょう。プロといえども、その状況に大きな違いがありません。

      ですが失敗したことを一番苦しんでいるのは選手自身です。指導者に叱責されなくても十分に責任を感じています。ならば失敗が原因で選手の意識、プレーが悪い方向に向かわないよう、常に選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を作り上げることこそが、本来求められる指導法なのではないでしょうか。

      過去にも輿石監督が同様の指導を行ってきたのかは不明ですが、いずれにせよ指導者においても、1つの価値観に囚われず日々経験を積みながら成長していくべきなんだろうと思います。

    • おおたとしまさ

      Yahoo!ニュース オーサー 育児・教育ジャーナリスト 報告

      北欧のどこかの国で、まさにこういう主旨の共同住宅があるという記事を、かつて何かで読んだことがある。性格的に、こういう生活ができる人と、できない人がいるだろう。夫婦という2人だけの共同生活だって問題は多々起こる。親世代と同居となればさらに問題は増える。赤の他人との共同生活となればもっと問題は増えるだろう。必ず問題は起こる。しかも想定外の問題が。そこへの対処が、「きっと、できる」と高をくくっている人もいるだろう。「できない、無理」と思い込んでいる人もいるだろう。このある種の「共同体」に参加する人たちそれぞれが、主体的に「共同体」との距離感を調整し保つことができるかが成功への鍵であるような気がする。失敗だと思ったら、取り返しの付かないことになる前に撤退すると覚悟を決めておくことも必要。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー 新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)/スクールカウンセラー 報告

      被告は、逮捕前に「大麻精神病」「パーソナリティー障害」「妄想性障害」などの診断が出ていたと報道されています。障害者を殺害すれば世界中が幸福になるといったことは、妄想の可能性が高いでしょう。

      ただし、妄想の内容はその時代の文化や個人の考え方から影響を受けます。障害者を差別する個人の思いや社会の雰囲気が、妄想の土台になったとも考えられるでしょう。また妄想を持つ人みんなが、妄想に基づく違法な行為をするわけではありませんので、これらの診断によって単純に責任能力がないなどとは言えないでしょう。

      障害者に対する彼の考え方は、間違っています。しかし重度障害者に対して、私達社会はあえて目を閉ざしてきたのではないでしょうか。今回の事件でも、被害者は匿名です。

      今後、公正な裁判が行われることを望みます。同時に、私達の人間観や障害者福祉への取り組みについて、再度熟考する機会にもしていきたいと思います。

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