オーサーコメント 有識者・専門家がニュースに切り込む

    • 白河桃子

      Yahoo!ニュース オーサー 相模女子大学客員教授、昭和女子大学客員教授 報告

      保守的な地方に行くほど「長男長女同士で縁結びすらできない」という話を聞きます。地方の縁結びはもう限界。少子化対策としても選択的夫婦別姓は有効です。
      選択的夫婦別姓は「自分の姓を残したい」という人たちの結婚も救います。
      あくまで選択なので、同姓にしたい人にはなんの損もありません。

    • 樋口尚文

      Yahoo!ニュース オーサー 映画評論家、映画監督。 報告

      大河の衣装に目がチカチカするという苦情があると聞き、スタッフも大変だと同情した。そもそも衣装も建築もその時代当時ならかなり派手で色鮮やかなことが多いはずだし、またそういう観点とは別に最終的には想像の産物である大河ドラマをもう少しのびのびと楽しめないものかと思う。黒澤明の『影武者』『乱』などにも相当な色彩解釈の飛躍があったと思うが、それが作品世界を沸き立たせていた。大河にまるで興味のない若い世代がコスチュームプレイとして興味をもってくれることも期待できると思うので、スタッフには堂々今の意図をぶれずに貫いてほしいと思う。

    • 井出留美

      Yahoo!ニュース オーサー 食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学) 報告

      世界的には賞味期限表記を簡略化する方向に動いており、表示を入れずに済むアイスにあえて賞味期限表示を入れる方向性は、やや意外でした。賞味期限の有無にかかわらず、日本のアイスメーカーでは、社内で保存期間を設け、ある一定期間を過ぎれば在庫処分しているケースが多く見られます。デンマークでは、牛乳パックの側面などに「賞味期限は目安。目で見て、鼻でにおいを嗅いで、舌で味わって確認して」といったように、賞味期限は品質が切れる日付でなく美味しさの目安である説明を入れ、企業が消費者啓発に努めるようになっています。これにより、食品ロスを20%以上削減できたというデータもあります。この成功事例を受け、スウェーデンでも飲むヨーグルトなどの賞味期限表示の横に「過ぎてもしばらくは飲食できる」旨の表記を入れるなど、SDGs達成度の世界ランク上位の国では賞味期限表示が食品ロス増加に繋がらないよう工夫する動きが見られます。

    • 樋口尚文

      Yahoo!ニュース オーサー 映画評論家、映画監督。 報告

      宍戸さんはそもそも端正な二枚目、今で言う「シュッとした」面立ちだったのにあえて映画会社に無断で性格俳優的な方向での整形をしました。邦画黄金期にこの選択がどれだけベンチャーであったかというのは計り知れないことですが、これによって明らかに正調ヒーローの好敵手という確固たるポジションも築かれ、結果たとえば鈴木清順監督の『野獣の青春』『殺しの烙印』のような異色作でも主演を張ることができました。『殺しの烙印』に至っては、あまりのアヴァンギャルドさに監督が会社を追われるはめになりましたが、炊飯器の湯気に発情し、主役なのにみじめに死んでしまう異色のきわみというべきアンチヒーローを、宍戸さんは何の疑問もなく悠然と演じて素晴らしかった。宍戸さんを知らぬ若い観客は、きっとこれを観て驚嘆することでしょう。

    • 不破雷蔵

      Yahoo!ニュース オーサー 「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者 報告

      明治の該当プレスリリースによれば2019年11月に20~69歳の男女計2400人に対して行った調査結果として、アイスに限らず食品全体で選ぶ際に重視する点として

      美味しい 73%
      安心して食べられる 63%
      お得 61%

      直近1年間で強まったもの

      安心して食べられる 29%
      お得である 23%
      美味しい 21%

      とあり、食品全体への安心感を求める声が強まっているとしています。またアイスについても賞味期限表示がある方が安心感があるとする人は75%、さらに賞味期限の表示を希望する人は67%にも上っており、アイスに賞味期限表示をすることを求める声が強まっていることが明らかになっています。

      なお賞味期限とは品質が維持できる期限を指します。賞味期限が過ぎても直ちに食べられなくなるわけではありません。

    • 治部れんげ

      Yahoo!ニュース オーサー ジャーナリスト、昭和女子大学研究員、東大情報学環客員研究員 報告

      感情的になりがちなテーマを冷静に数字をベースに論じる良い記事だと思います。確かに、夫婦ともにフルタイム共働きの親というのは都市の一部ではよく見ますが、郊外や地方都市に行くと珍しい存在です。

      私が最も共感したのは、働く女性は家事育児をしない夫にもっと怒っていい、という部分です。最近でこそ、SNSで家事育児分担が盛んに論じられ、何もしない夫は許されない雰囲気が出てきましたが、実態はまだ妻に負担が偏っています。

      15年前にアメリカの管理職専門職で子どもがいる夫婦50名余りをインタビューした時、多くが家事育児分担について明示的に話し合い、仕事のスケジュールを男性も調整していました。それはアメリカの男性が優しいというより、努力して関係を維持しないと関係が破綻するため、婚姻が続いている夫婦はよく話し合っている「サバイバーのバイアス」でした。

      家計責任も家事責任もシェアする社会を目指したいです。

    • 不破雷蔵

      Yahoo!ニュース オーサー 「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者 報告

      転送記事では明記されていませんが、元記事にあるウソ話の大元のツイートなどを見るに、「1人約1000円」はウソ話の発信源者が独自につけたネタに過ぎません。ツイートの際に法人系サイトの記事を添付し、あたかもその記事で語られている、煽り文句であるかのように読ませたため、リンク先の本文を読まずにウソ話のツイートのみで判断し、話が広まったようです。ツイート主の他のツイートを見るに、5Gに対する異様なまでの反発が見て取られる事から、現在において使われている意味での確信犯的なものかと思われます。

      なお今件は21日の時事通信の報「総務省、光回線整備へ負担金検討 5G利用しやすく」にもあるように、仮に導入されたとしても、ユニバーサルサービス料同様に月数円となると伝えられています。

    • 不破雷蔵

      Yahoo!ニュース オーサー 「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者 報告

      損害保険料率算出機構が発表している自動車保険の概況によれば、2018年度(2018年3月末)時点で任意自動車保険の加入率は対人賠償が74.6%、対物賠償が74.7%と、およそ1/4が未加入の状態となっています。もっともこれとは別に自動車共済がありますので、共済を合わせると加入率は88.0%(最多加入は富山の92.1%、最少は沖縄の77.9%)。12.0%が未加入状態となっています。台数に換算すると約979万台が任意保険に入っていない状態で走っている計算になります。

      交通事故件数、交通事故による負傷者・死者数が減少中なのはご承知の通りですが、それにつれて保険金支払い額・支払い件数も減少中です。

      他方、保険金の単価はほぼ変わらずで推移。2017年度では平均額ですが死亡で2421万円、後遺障害で414万円、障害で43万円が支払われています。

    • 前田恒彦

      Yahoo!ニュース オーサー 元特捜部主任検事 報告

      交通事故におけるドライバーの過失の有無や程度は「信頼の原則」に基づいて検討されます。事故の相手方が交通ルールに従った適切な行動をとるであろうと信頼してもよい場合には、その者の不適切な行動によって生じた事故の責任を負わないといった考え方です。

      相手が信号を無視することまで予見しながら運転しろとか、交通ルール無視の相手に対する関係でも事故を回避しろというのは、さすがにドライバーに対して酷だからです。円滑な交通の流れを阻害することにもなります。

      民事でも、信号機のある交差点での「自動車vs自転車」の事故の場合、ドライバーが青信号、自転車が赤信号という状況であれば、基本過失割合は「ドライバー2割:自転車8割」と自転車不利となっています。

      しかも、今回は「疑わしきは罰せず」という刑事裁判ですから、その程度の過失すら認めるに足る証拠がないということで、ドライバーが無罪とされたものと思われます。

    • 前田恒彦

      Yahoo!ニュース オーサー 元特捜部主任検事 報告

      この被告人は、もし自らの責任能力に問題があるということであれば、即死刑にすべきだとまで述べていました。彼が語る犯行動機と自己矛盾が生じるからです。要するに裁判で責任能力の有無や程度を争点にすることは被告人の本意ではないということでしょう。

      なお、弁護人が私選であれば、被告人はいつでも自由に解任できますが、最高刑が死刑であり、弁護人抜きでは裁判が行えない決まりなので、少なくとも裁判は空転することになります。

      過去には裁判引き延ばしのために弁護人の選任と解任を繰り返す例もありました。今回も弁護人を解任したいという被告人の真の狙いがどこにあるのか、よく見極める必要があるでしょう。

      一方、だれが弁護人になっても難しい対応を迫られます。弁護人は弁護人自身の判断に基づいて独立して裁判で法的主張ができる制度になっていますし、もしやるべき主張をせずに結審させたら、弁護過誤に問われかねないからです。

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