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外出自粛要請による人々の行動変容 ー外出時には特に意識してほしいソーシャル・ディスタンシングー

五十嵐悠紀お茶の水女子大学 理学部 准教授
(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、外出自粛要請が出されてから2度目の週末を迎えた都内。先週は雪の影響もあって人の出も少なかったと考えられるが、本日の天気は20℃を超え、暖かく過ごしやすい週末となった。

 ところが先日の3連休とはうってかわって、静かな週末である。

新型コロナ 外出自粛要請 2度目の週末 各地は…」など、ニュースの情報からも大手百貨店がシャッターを下ろしている様子などがわかるだろう。

 また、今現在の渋滞情報を見ても、渋滞ひとつないことがわかる。

都内渋滞情報
都内渋滞情報

 ちなみに、2週間前、3月の3連休初日である、3月20日(祝日)の渋滞情報はというと、各地で大渋滞だったことから、外出自粛要請が人々の行動変容に影響を与えているのがわかる。

3月20日(祝)の渋滞情報
3月20日(祝)の渋滞情報

外出時には意識してほしいソーシャル・ディスタンシング

 外出時には、特に意識してほしい「ソーシャル・ディスタンシング」という言葉も急速に耳にするようになった。

 『新型コロナウィルス感染拡大防止のために、ソーシャル・ディスタンシングを意識した生活のススメ』も記事掲載後、3/31(火)のフジテレビ報道番組「Live News it!」の「はてな」コーナーでとりあげられて、紹介された。

「Live News it!」の「はてな」(3/31放送)より
「Live News it!」の「はてな」(3/31放送)より
「Live News it!」の「はてな」(3/31放送)より
「Live News it!」の「はてな」(3/31放送)より

 街でも少しずつ意識して、前の人との間をあけてレジに並んだり、少し離れて待つような光景が見られるようになった。

 ひとりひとりが意識して、行動を変えることが、いつもの平和な毎日を少しでも早く取り戻すために必要なのである。

お茶の水女子大学 理学部 准教授

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).日本学術振興会特別研究員PD, RPD(筑波大学), 明治大学総合数理学部 専任講師,専任准教授を経て,現職.未踏ITのPM兼任.専門はヒューマンコンピュータインタラクションおよびコンピュータグラフィックス.子ども向けにITを使ったワークショップを行うなどアウトリーチ活動も行う.著書に「AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55」(河出書房新書),「スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子 (ネット社会の子育て)」(ジアース教育新社),「縫うコンピュータグラフィックス」(オーム社)ほか.

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