働く親に欠かせない子育ての「冗長化」

4歳と2歳の子育てをしながら仕事をしていると、もろもろの不測の事態に遭遇します。私は研究者なので自宅でもそれなりに仕事もできる一方、学会などで泊りがけの出張をする機会も多くあり、二重三重の「冗長化」をしないといけないことを学んできました。

実際に私が遭遇したケースの中でも比較的一般によくある話は、

  • 熱が出て保育園に登園できず。病児保育の空きもナシ。
  • 本人は元気だが、幼稚園が学級閉鎖。
  • 航空機での子連れ出張の前に幼稚園での風邪や感染症の流行。
  • 突然の発熱や入院。

などではないでしょうか。

出張の際に困った事例では・・・

夫婦共に別々の日帰り出張が重なってしまい、さらに託児所の予約がいっぱいだったため、親に預ける予定だったある日。親が発熱しインフルエンザにかかってしまうという事態が発生しました。私は自分1人が講演するためにみなさまが集まってくださっている状況でとても欠席はできません。結局、預かってもらったことのある託児所にかたっぱしから連絡をして、頭を下げてお願いし、半日預かってもらうことができ、90分講演と質疑応答をしたのみでとんぼ返りしたこともありました。

また、両親に仕事を調整して有給をとってもらった上で、子どもを預けて国内出張に行った際には、大雪で飛行機が飛ばないかもという事態になりました。結局飛んで帰って来られたのでよかったのですが、新幹線と電車を乗り継いででも無理やり帰ってくるほうが良いか、とても悩みましたし、翌日が日曜だったのでまだよかったのですが、平日だと両親共に仕事だったので危うく大変なところでした。この経験のあと、飛行機の際には「飛行機が飛ばず、予定通り帰れないかもしれない」ことも考慮に入れた上で、預け先を探すようになりました。

他にも、研究者という職業柄では、

  • 学内保育園に預けていたが自分の卒業と同時に子どもも卒園となり、区の保育園の待機児童に。
  • 私が早朝から出張で保育園の開所時間に間に合わないため、朝は夫が子どもを送っていく手はずになっていたのに、海外出張からの帰国の便が機体トラブルで飛ばず1日遅れに。

などなど、経験しました。

絶対に子連れで行けない仕事のときには二重三重に預け先を確保する

このような経験を経て、幼稚園、保育園、病児保育、ファミリーサポート、ベビーシッター、などの他に、長期出張の際には、連れていき、現地でベビーシッター手配も考慮するなど、二重、三重にも預け先を想定しておくことを学びました。毎回いろんな想定をしているにも関わらず、「今回はこうきたか!想定外!」というのが今でも絶えず、びっくりするほどです。

一番大事なのは、なるべく夫婦でやりくりをするために、絶対に休めない超重要な仕事を引き受ける際には、時間帯をかぶせない努力をしています。

アンテナを張り巡らせて事例を入手

これまでの経験から「アンテナを張り巡らせて様々な状況を入手し、それに対する対応策を事前によく考えておくこと」を怠らないようになりました。事例をたくさん知ることで、自分の家庭にあった対策をあらかじめ考えることができるからです。

今気になっているイベントは、東京都「子育て応援とうきょう会議」による、子ども・子育て家庭支援の取組みを発信するイベント「子ども未来とうきょうメッセ2014」です。これは、来年2月11日に東京国際フォーラムにて開催されます。

まだ詳細は発表されておりませんが、昨年のリーフレットが参考になるのではないでしょうか。子育てに関係する企業や団体が集まってブースを出展し、講演会・座談会・ワークショップなどが行われるようです。

特に、座談会「皆でトーク!こんなとき、どうしてる?子育てのあるある座談会」などは、とても気になります。私は同業者、同業他社の取り組みや対策を集めるようにしていますが、ときにまったく関係のない事業を行っている団体でも、自分の業界に取り入れると多くの人が助かりそうな取組をすでに行っているところもあるかもしれません。

ワークショップにはぜひ子連れで参加を

他には、ワークショップスペースなどもあるようです。工作や絵画などを親子で楽しんだりすることもでき、親子共にいい経験になるでしょう。私は仕事柄見ておきたいワークショップなどは、土日開催であれば相手のご迷惑にならない範囲で、積極的に子連れで参加するよう心がけています。私だけで参加するときと違った目線から見ることができたり、子どもの発言そのものがいろんなヒントになったりするからです。また、そのような姿を子どもに見せることで、「土曜日なのにお母さんは家にいないのか~」ではなく、「母親のお仕事についていける!」との喜びに変わるからでもあります。

さまざまな子ども向けプログラムや、子どもをもつ親の支援などがあり、気になる企業や団体を見つけるチャンスでもあるので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?