森保一監督率いるサッカー日本代表は、11月のカタールW杯アジア予選2戦を連勝で終えた。

世のサッカーファンはいったいこれをどう評価するのか。

「Yahoo! 」みんなの意見でベトナム戦、オマーン戦の「日本代表支持率調査」を実施している。それぞれ25日、26日まで投票と投稿を受付中だ。

すでに始まっている投票の中間結果は下記の通りだ。

サッカー日本代表のベトナム戦、森保監督の選手起用・戦術を支持する?

該当ページキャプチャ
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大量得点も期待されながら、1-0で終わったベトナム戦後の支持率は「8.1%」。このまま一桁台となると、2021年9月のW杯最終予選初戦以来の低水準となる。

サッカー日本代表のオマーン戦、森保監督の選手起用・戦術を支持する?

同上
同上

いっぽう、直近のオマーン戦での勝利の結果、23日午前現在の”支持:不支持”は48%:47%となっている(投票は26日まで実施中)。

2020年10月の本調査開始からの推移は下記の通り。およそ「勝てば上がり、負ければ下がる」という傾向だが、前述のベトナム戦での支持率が1桁台となるのなら、初めて「勝利後も低調」ということになる。

筆者作成
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筆者作成
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「ラージグループ」とは何だったのか?

直近のベトナム、オマーン戦の結果について「何が何でも勝てばOK」と見るべきか。はたまた「采配の内容」を評価すべきか。

本投票の投稿欄に集まっている意見は、日本代表OBらの意見と同様に「選手起用」が大きな焦点となっている。

「先発メンバーとベンチ外メンバーを知って、唖然とした。乗り継ぎのアクシデントがあったのに。負傷明けの選手がいるのに。クラブで好調な選手がいるのに。なぜ、いつも同じメンバーなんだ?」

「最終予選、明らかに流れを掴めていないメンバーを固定する意味が分からない」

筆者自身はYESやNOを推す立場にはないが、2018年秋の就任後から森保監督の発言を拾い直しても、こういったことは言える。

■森保監督は就任後「ラージグループ(五輪代表を含めた一つの大きなグループから選手を選抜する)」という話をしてきた。特に2019年末から20年年始にかけての大会(E-1選手権およびU-23アジア選手権)の結果について、W杯までの4年間の過程として、”目をつぶる”ということになった。

■だったらこのW杯最終予選こそが「勝負のヤマ」のひとつ。そのラージグループは力を発揮しているのか? パフォーマンスの悪い選手を替えていかなければ、「ラージグループ」の意味がなくなるのでは?

■大迫勇也、柴崎岳らの起用について。これはロシアW杯後にフル代表監督も兼任することになった際、就任会見で「ロシアでの財産を継承する」としている。これにこだわっているのか? 「所信演説」の内容だとしても、これが実態に合っているのか。

■ただし、先のオマーン戦の後半で大活躍した三苫薫がA代表初出場ながら「ハマった」のは「ラージグループの成果」のひとつとも考えられる。東京五輪時と同じ監督だったゆえのことでもある。

森保監督は「序列」をどう考えているのか

もう一つ、「支持:不支持」を考えるにあたって把握すべき情報がある。

他でもない、森保一監督の言葉だ。

11月17日のオマーン戦後、記者会見に応じている。そこでのメディアからの質問は、当然のごとく「一般の目に近い」ものであるべきだ(時には思いもつかない観点からの指摘も必要だが)。

森保監督による「選手起用の硬直化」を問う質問も出た。会見のなかでこういった言葉で問われている。

「招集されながらも出られなかった選手が数名いた。アクシデントがある前提で多めに招集していた中、彼らが貢献したことは。また彼らに何が足りなかったのか。彼らに期待したいことは?」

噛み砕くと「フライトの遅れのアクシデントがあったはずなのに、代わりのメンバーを使えなかったの?」という意味とも取れる。

森保監督の回答はこうだった。

まずはいろんなコロナ制限等々がある中で、代表活動期間中になかなか選手の入れ替えをするのが難しい状況になっているということで、選手を多めに招集させてもらいながら、われわれの戦う選択肢も増やしていけるということ」

つまりコロナの影響(今回は社会主義国ベトナムの厳しい入国制限もあった)もあり、「慎重になりながらもチャレンジする土台を作っていく」という考え方だ。

オマーン戦での柴崎岳
オマーン戦での柴崎岳写真:ロイター/アフロ

さらに森保監督自身が、批判の的にもなっている「序列」という言葉を使って説明を続けた。

われわれがこれまでつくってきたチームづくりの中での序列にも一緒に加わって活動してもらった中で、短い練習の時間しかないが、序列を崩してもらうというところで新しく加わってくれた選手のプレーを見ていた。そこでメンバーに入れなかった選手はもちろんいるが、彼らの今の力と、将来伸びしろがもっともっとあるということで評価して、代表メンバーに加わってもらっている」

序列ははっきり言って、ある。そういうことだ。

会見では、もうひとつ「序列」に関する話題が質問として挙がった。左サイドの長友佑都、南野拓実に関するものだ。

「左サイドの三笘と中山の縦関係が素晴らしかったが、このコンビを先発で使う気持ちはないのか。逆に先発した長友、南野の縦関係がそれほど良くなかったと思っているが、その評価は」

オマーン戦の試合前
オマーン戦の試合前写真:ロイター/アフロ

森保監督は、他媒体でも報じられた「前半がそんなに悪かったですか?」と強めの口調で口にした後に、こう言葉を続けている。

「そこでもちろんわれわれの良さだけをぶつけていって、相手を圧倒できればそれに越したことはないと思うが、相手がスタートからどういう出方をしてくるか分からないし、何人か直近から変えてきているし、ひょっとしたら形を変えてくるかもしれない。そういったことを踏まえ、前回も試合をした中でどうわれわれをケアしてくるかも駆け引きしながら戦わないといけない

こちらの理想、思い描いたことだけで話は進みませんよ。そうでなくとも結果が求められるW杯。リスクヘッジをしながらチャレンジするしかないわけです――。

そういった意味にもとれる。

これらを踏まえたうえで、森保監督について

「最終予選突破が可能な監督なのか」

「カタールW杯大会直前まで伸びしろを残す監督なのか」

思うところを、ぜひ。

支持・不支持の投票・意見投稿をお待ちしております。

25日まで サッカー日本代表のベトナム戦、森保監督の選手起用・戦術を支持する?

26日まで サッカー日本代表のオマーン戦、森保監督の選手起用・戦術を支持する?