ディケイド、という言葉がありますね。decade。10年とか、10年間という意味だ。たとえば日本なら、「2010年代」といういい方がまさに10年間にあたる。

 で、高校野球の10年刻みの歴史を考えてみた。1915年に第1回中等学校優勝野球大会が開かれているから、X5〜X4年の10年がいい区切りなのだけど、戦争の中断などもあるからここは、キリのいいX0〜X9年にさせてもらう。

 すると、だ。その10年で区切ったディケイドの4期分を、連続で優勝しているチームがあるのだ。ただし、たった3チーム。つまり、最短31年以上、同じような高水準で強豪であり続けるのがいかに困難か、ということだ。

 私の調べた限りでは、4ディケイド連続で全国優勝したのは以下の3チーム。

■大体大浪商(1937年春、46年夏、55年春、61年夏。当時は浪華商、浪商)

■横浜(73年春、80年夏、98年春夏、06年春)

■大阪桐蔭(91年夏、2008年夏、12年春夏、14年夏、17年春、18年春夏、22年春)

 大阪桐蔭は、足かけ33年で4ディケイド優勝を果たしているわけだ。しかも、2000年代の横浜が21勝7敗で、.750という勝率も驚異的だったが、大阪桐蔭の10年代ときたら、42勝6敗と9割近い破格の数字である。さすがに80年代、KK世代と立浪世代という黄金期だったPL学園の44勝4敗にはかなわないが、優勝回数ではPLをゆうに上回る一人勝ちである。

 さて、この夏は……。