ストレス耐性をアップし、ビジネスの「総合スキル」を向上させる2つの視点

(写真:アフロ)

■ すべては「ストレス耐性」の高さ

私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントだ。「絶対達成」をテーマに支援するため、現場の社員たちにとっては「面倒な相手」である。これは間違いない。

成果を出せていない部署のマネジャーや社員を呼び出し、社長と一緒に行動のひとつひとつを確認し、追及することもある。社内でどんな役職についていようと、関係ない。目標が達成させるまで、主導権を握ってコミュニケーションをつづける。

ただ、支援をするなかで、一つ確信していることがある。

それは、この面倒くさいコンサルタントの話を聞き、実践し、みずからの行動を修正しつづけられる人は、間違いなく総合的なビジネススキルが高いということだ。

なぜなら、ビジネスで最も大事なことは「ストレス耐性」の高さであるからだ。

優れた技能を持っている人、有効な戦略をデザインできる人も、結局のところ、面倒で、気分が乗らないことを後回しにするような人が成果を出せることはないし、他者からの尊敬を集めることもない。

この感覚は、現場でコンサルティングしているからこそ、わかることだ。研修しかやらない講師では、理解できないものと言えるだろう。

そういう点で考えると、ストレス耐性が低い人ほどコミュニケーションを主導できない。

そして「メール」に頼る傾向がある。社内にいる人でさえ、コミュニケーション媒体としてメールやLINE等といったショートメッセージに頼るのだ。

それは、なぜなのか?

■「固定電話恐怖症」について

昨今、固定電話に出ることが怖いという「固定電話恐怖症」に注目が集まっている。2月5日に放送された報道番組『スッキリ』でも「固定電話恐怖症」が取り上げられ、調査対象となった20~34歳の7割以上の方がストレスを感じると答えた。

コミュニケーション障害の略である「コミュ障」と同じく、単なる苦手意識からくるものなのか、それとも本人の努力では乗り越えられない障害なのかによって、受け止め方は大きく異なる。

苦手意識なら努力すれば克服できるかもしれないし、障害や病気であるなら、その選択を避ける手立てが必要だ。

冒頭に書いた「ストレス耐性」についてだが、この苦手意識とどう付き合うか、にかかっている。

すべての苦手意識を克服しろとは言わないが、ビジネスにおいて重要な要素に対する苦手意識はなくしたほうが賢明だ。そのまま放置しておくようだと、当然ビジネス上の成果が上がらない。

では、どうやって苦手意識に立ち向かうのか?

たとえば私は現在、年間100~150回ほどは人前で研修や講演を行っているが、はじめて人前でセミナーを実施した36歳のころ、毎日激しいストレスを覚えて眠れなかった。逃げられるものなら、何とか理由をつけて逃げたいとばかり考えていた。

しかし、繰り返し繰り返しやっていくことで不思議と「場慣れ」していく。私のみならず、指導した部下たち全員がそうだ。どんなに苦手意識を持っていても、場数を踏むことでストレスがストレスだと感じなくなっていくのだ。この現象を「刺激馴化」と呼ぶ。

辛い物ばかりを食べていると、次第に普通の辛さでは「辛い」と思えなくなっていく現象と同じ。あまりインターバルをおかずに大量行動をすることで、苦手意識を克服できることが多い。

■ コミュニケーション2つの視点

面倒で、気分が乗らないことでも即座にやるような人が、結局は総合的なビジネススキルが高くなる、と書いた。

この「面倒で、気分が乗らないこと」の大半が、コミュニケーションにかかわることであることだ。それに異論を唱える人はいないだろう。他者とのコミュニケーション以上に、面倒くさくて、気が進まないことは、そうそうない。

そして、コミュニケーションがビジネス上、最も重要な要素の一つであることも、疑いの余地がない。

ということは、コミュニケーションを正しく理解し、苦手意識を克服することで、多くのビジネス上で感じるストレスを減らすことできる、と言える。

ストレス耐性をアップさせるためにも、ここで、コミュニケーションにおける大事な視点を2つ取り上げよう。それが以下の2つだ。

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企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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