すぐ忘れるようなアイデアでもメモに残したほうがいいのか? 残さなくてもいいのか?

いいアイデアが浮かんだんだけど……。(ペイレスイメージズ/アフロ)

いいアイデアが浮かんでも忘れてしまうことがある

いいアイデアが浮かんでも忘れてしまうことがあります。

「いいアイデアが浮かんだんだけど、なんだっけ……」

思い出そうとしても、なかなか思い出せません。しばらくしても思い出せないので、このように自分に言い聞かせて諦めます。

「すぐ忘れてしまうようなアイデアなんて大したアイデアじゃなかったんだ。無理して思い出さなくていいか」

などと――。

しかし、本当にそうでしょうか? それは「後付けの言い訳」ではないでしょうか。

たとえば、「いいアイデアが浮かんだと思ったけれども、あとで忘れてしまったアイデア」が【10】あるとします。たしかにそのうちの【9】つは、「いいアイデアが浮かんだと思ったけれども、あとで忘れてしまってもいいようなアイデア」だったかもしれません。しかし、そのうち【1】つが、「本当にいいアイデア」だったら、どうでしょうか。

アイデアが浮かんだとき、すぐどこかにメモで残す労力はそれほど大変なことでしょうか。メモが習慣化(無意識的有能)している方であれば、何の苦労もなくメモで残すことができます。

「忘れてもいいようなアイデア」を9つメモしたことは、無駄な労力だったかもしれません。しかし、「本当にいいアイデア」を1つ残せなかった損失を大きいととらえたほうがいいでしょう。

いいアイデアが浮かぶ環境パターンを知る

「いいアイデアが浮かんだんだけど、すぐに忘れてしまった。でも、すぐ忘れてしまった、ということは、大したアイデアではなかった」

――このような自己弁護の言い訳はやめましょう。単にメモをとる習慣がない、と公言しているようなものです。仕事ができる人は、総じてメモ魔です。読書家です。他業種の人との交流が盛んです。できる人になるためには、そういう人たちの習慣を真似すればいいのですから、メモをとる習慣を身につけましょう。それだけの話です。

また、いいアイデアが浮かぶ環境、状態にはパターンがあります。そのパターンを覚えておくと、メモを残し忘れるリスクも減りますので頭に入れておきます。そのパターンは「4B」というキーワードで覚えます。「Bar」「Bus」「Bath」「Bed」――バー・バス・バス・ベッド――の頭文字をとったキーワードです。

いいアイデアが浮かぶときは、筋肉が弛緩しているときです。緊張状態のときに、素晴らしいひらめきが思い浮かぶことはありません。お酒を飲んでいるときや、バスや電車で移動しているとき、歩いているときです。お風呂に入っているとき、トイレにいるとき、そして寝る前に、突然「ああ! そうだ」と、妙案が浮かんでくるもの。

したがって、そういう場所でもすぐメモがとれるように準備しておくといい。一番難しいのはお風呂に入っているときでしょうか。入浴中に利用できる専用メモも売っていますが、そこまでする必要はない気がします。私は脱衣所にメモを置いておき、入浴中にいいアイデアが浮かんだたら、いったんお風呂を出てメモに残すようにしています。

いいアイデアが浮かんだけど、すぐ忘れてしまうことって多いですよね。忘れっぽい方も、そうでない方も、メモをとる習慣を身につけることで解決します。