あなたは強い人ですか? 「強い人診断」をやってみませんか?

(写真:アフロ)

「強み」ではなく「強さ」の時代

あなたの「強み」は何ですか? と聞く人がいます。他者よりも秀でている才能、能力、技術などを、「強み」と表現します。しかし昔ならともかく、これからの時代に「強み」など、どうでもいいファクターとなりつつあります。なぜなら「強み」というのは、環境の変化によっては「弱み」にもなるからです。

私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントです。人の「強み」と同じように、企業の「強み」も同様。外部環境の変化によって、創業当時の「強み」がアダとなり、業績を落としている企業も多々あります。

今の時代、ビジネスにおいて重要なのは「強み」ではありません。「強さ」なのです。

多くの人は「幸せ」を少しでも多く感じようと、日々奮闘しています。しかし一度「幸せ」を感じると、その「幸せ」を常に感じつづけたいという欲求が芽生え、変化したい、という気持ちを著しく萎えさせます。いっぽう「希望」という概念は、常に変化のなかで使われる言葉です。「幸せ」を感じている状態では、「希望」という表現を使いません。

「強い人」とは、「弱い人」の反意語ではなく、私たち、ビジネスの現場にいる者にとって、変化に強い人を「強い人」と呼びます。現在の「幸せ」に安住することなく、常に変化し、未来に希望を抱いている人を指すのです。

強い人診断

それでは、どんな人が強い人なのでしょうか? これまで私は、かぞえきれないほどの経営者、ミドルマネジャー、トップセールス……などを見てきました。そして断言できます。強い人か、そうでない人かは、「第一印象ではわからない」と。

どんなに大きなことを言っていても、まったく行動にうつさない人がいます。いっぽうで、ブツブツ言いながらも、なんだかんだ言って結果を出すまで行動を続ける人もいます。第一印象でその人を判断することはできないものです。

判断するには、これまでチャレンジしたこともないような、新しいことをその人にさせてみて、そうしてはじめて、その人が「強い人」なのか「そうでもない人」なのかが判明します。

(したがって、第一印象だけでリーダーを任せられそうだとか、困難な案件もやり遂げてくれるだろうと思い込んではなりません)

てっとりばやく「強い人診断」をしたい、という方は以下の質問に答えてみてください。

●世代が違う人の価値観を、受け入れることができる(1点)

●世代が違う人の趣味や興味事項を、体験しようとすることができる(2点)

●世代が違う人、趣味や興味事項が違う人と、交流しようとすることができる(3点)

●問題に直面したとき、逃げずに解決したいという意欲がわく(3点)

●問題に直面したとき、逃げずに解決するための行動をはじめる(5点)

●問題に直面したとき、逃げずに解決するまで行動をしつづける(10点)

●達成したい目標があるとき、達成したいという意欲がわく(3点)

●達成したい目標があるとき、達成するための行動をはじめる(5点)

●達成したい目標があるとき、達成するまで行動をしつづける(15点)

ここで注意が必要です。これらの質問にこたえる際、「世代が違う人って言われても、どういう世代の人かにもよるかな」「問題に直面したときって……。その問題の種類にもよるだろう」などと、あーだこーだ考えてしまった人は「0点」です。

上記の点数など、どうでもいいのです。実はこの診断、「ケースバイケース」などというフレーズを使わず、割り切って答えられるかどうかを診断しているのです。

精神的に強い人、変化に強い人が、そんな割り切れない発想をするはずがありません。「詳しい条件がわからないと判断できない」という思考パターンそのものが「脆弱」なのです。単なる診断なんですから、「どちらかというと、意欲わくかな。どちらかというと、行動をやり切るほうかな」とスパッと決めるべきです。それさえできないのであれば、とても「強い人」とは言えないでしょう。新しいこともチャレンジできない人なのです。

一般的に「強い人」とは、「信念がある人」「芯が強くぶれない人」というイメージがあります。しかし、これほど変化の激しい時代に「ぶれない」のは「強み」ではなく「弱み」にもなります。川の流れに、うまく流されるぐらいの適応力が必要な時代。溺れることなく、うまく流されることがこれからの時代に求められるチカラです。