自分を変えるには、ショッキングな「きっかけ」が必要である

(写真:アフロ)

■ 自分を「変える」ことと「変わる」こと

私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントです。企業の現場に入り、人を変え、組織を変えるのが仕事です。

なぜ目標を達成させるのに、人を変えなければならないのか?

それは、目標を達成しようとすると、「もっと人前で話せるようになろう」「面倒なフォロー電話もきっちりやっていこう」などと、苦手なことでも積極的にやらなくてはならないことがたくさん出現するからです。このように、何らかの目的を果たすため、意図的に自分を「変える」ケースに、私は数えきれないほど立ち合ってきました。

いっぽうで、意図せず何らかのキッカケで自分が「変わる」ケースがあります。目標があるわけでもないし、叶えたい夢があるわけでもない。にもかかわらず、いつのまにか自分が「変わっている」ことが。

私は35歳までまったく営業の経験がありませんでした。しかし現在は営業コンサルタントとして仕事をしています。コンサルタントになって13年を超え、講演やセミナーの実績は1000回を超えました。著書は13冊、累計30万部ほど世に出させていただいています。10年以上も前は、想像もしなかった現在があるわけですが、このように自分が変わったのは、数々のキッカケがあったからです。

自分を変えるキッカケは、ほとんどのケースにおいて狙ってできるものではなく、すべて結果論で特定できるものと言えるでしょう。

「今から考えれば、あのとき、あの場所で、あの仲間たちと過ごした日々がキッカケで、今の自分があるように思う」

「苦しい時期に、先輩に言われたあの一言がキッカケで、自分の価値観が変わった」

などと、キッカケというのは、しばらくしてから思い出したように特定するものです。

■ 自分を変える4種類のショック

自分が変わるということは、思考パターンが変わる、ということです。何らかの刺激を受けたとき、体が反応して覚える「感覚」や「生理現象」が変わるのだということ。

「今の自分は、昔の自分と違うんだ」

などと、意識して自分に言い聞かせているようでは変わったと言えません。

思考パターンは「インパクト×回数」でできています。したがって、自分が変わるキッカケには、ある程度のインパクトが必要です。そしてそれは予測されたものではなく、予測されないようなショッキングなインパクトであるはずなのです。

ショッキングなインパクトは4つに大別できます。「小さなショック」「大きなショック」「ポジティブなショック」「ネガティブなショック」

ちょっとした気遣いをしただけで、社長からものすごく褒められたこともショッキングなインパクトですし、気乗りしない異業種交流会へでかけたら素晴らしいビジネスパートナーと出会った、ということもショッキングなインパクトです。予想外の衝撃が、自分を変えるキッカケになるのです。

もしも、今の自分が好きではない。今の現状を変えたい。今後の人生を変えたいと願っている人は、生活にちょっとした変化を取り入れていきましょう。毎日同じことを繰り返しをしていたら、決して「ショッキングなインパクト」に出会うことがないからです。