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「社会人になって3年以内」に、できればやっておいたほうがよいこと

横山信弘経営コラムニスト

社会人となって、ストレスなく結果を出したい。組織の中でうまく立ち回りたい。安定した収入にありつきたい。……などと考える方に、「社会人になってから」、できれば3年以内にやっておいたほうがいい、私個人のアイデアを書きます。それは「良い仲間」を作ることです。

ここで言う「良い仲間」というのは、何らかの大きな夢を叶えるために邁進している人、高い目標や願望を実現しようとしている意欲的な人を指します。その夢や願望が、少々現実離れしていても構いません。社会に出て10年も20年もすれば、嫌というほど「現実」を肌で感じていくわけですから、この時期に、

「いつか起業して、東証一部上場の会社を作りたい」

「年収1億円は欲しい」

「地元の東北を元気にしたい。そのためには何でもやる」

こういった大きな目標を持つ仲間を作っておきます。自分がその目標を持たなくても構いませんが、社会人になってから、敢えてこういう仲間たちと一緒に過ごす道を選択するのです。

社会人になったばかりの時点では、多くの人は緊張しています。誰でもストレス耐性は高い状態で、意欲的であるはずです。しかし、その「意欲」「やる気」は、社会の荒波に揉まれ、嫌というほど現実を思い知らされた――いわゆる社会の先輩たちの姿勢や言葉によって、ほどなく萎んでいってしまうもの。

「現実は甘くない」

「自分の考えが幼いことが、ようくわかった」

このように思わされ、夢から覚めてしまうのです。

いっぽうで、自分の将来の成功、夢、目標を強く胸に抱き続ける人もいます。ただ、一般的には「浮いた存在」になることは間違いなく、少数派です。ですから、こういった稀有な存在の「良い仲間」を社内で見つけることは難しいと言えます。

したがって「社外」に求めることが無難です。今の時代、SNS(ソーシャルメディア)が発達しています。こういったツールを使って、同世代の意欲的な人たちが集まるコミュニティに参加したりしましょう。もちろんリアルな会で仲間を募るのもよい方法です。

何らかの強烈な動機付けがあり、意欲を持続させることができる人はいいですが、多くの場合、意欲ややる気というものは上がったり下がったりするものです。毎日顔を合わせる先輩の背中に、大きな夢も希望も感じないと、意欲的になろうと思ってもなかなかできません。

人間は、特定の脳の神経細胞(俗称:ミラーニューロン)が原因で、近くにいる人の言動のみならず、思考までも無意識にモデリングします。良くも悪くも周囲の人たち、そして空気に「感化」されていくのです。

社会人になる前に抱いていた「火」を、社会人になってから、ごうごうとさらに燃やすことは意外とが難しいものです。「水」を差すようなことを言う人が多いからです。ですから、せめてその「火」を消さずに持ち続ける方策をとりましょう。

自分の力で「やる気」をアップさせること、持続させることは難しいでしょうから、他人の力を借りて自分を「その気」にさせていくのです。「やる気アップ」より「その気アップ」を心掛けます。

あまり肩ひじ張る必要はありません。「その気」にさせてくれる仲間と定期的に交流するのです。ネットの世界でコミュニケーションをとるだけでもいいですが、できればリアルに会って交流することをお勧めします。一度消えた「火」を、30代になって、40代になってから、もう一度灯すことは難しいからです。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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