あなたは話を進めるために「邪魔な人」と思われていないか?
人と会話をしていて、話している内容が途中からゆがんでくることがあります。会話をゆがませる本人が意図的にやっていたり、わかっているけれど、どうしても今この話がしたい、我慢できない、というのであればまだいいのですが、無意識のうちにやっているのであれば、その人は「思考」さえもゆがんでいる可能性が高いと言えます。
相談相手にならない「危険人物」4つの特徴にも書きました。本人に自覚がないと、あの人と会話していても「話にならない」「話が前に進まない」とレッテルを貼られます。そしてヒドイ場合は邪魔者扱いされ、重要な意思決定プロセスにおいてショートカットされる可能性も高まります。
企業経営においては顕著です。
「この話を専務にはしないでくれ、かえって話がややこしくなるから」
「係長には言うな。直接、担当スタッフに伝えてくれ。そのほうが話がはやい」
……などと、知らない場所で迂回されてしまっている場合、話を前に進めるうえで「邪魔な人」と思われているかもしれません。要注意です。
それなりの肩書がありながらも、「自分の知らない間に決まっていた」「周りは知っていたのに、自分だけが知らなかった」ということが多ければ、気を付けたほうがいいでしょう。反対に、あなたが話を前に進めなくてはならない責任者だとした場合、
● 話を通しておかないと、後でややこしくなる人
● 話を通すことで、かえってややこしくなる人
この区別を正しくすることです。特に組織内で立ち回ることは重要です。「会話効率」をアップするためには、会話の『ゆがみ度』がヒドイ人はなるべくショートカットし、話のわかる人、話をキチンと前に進められる人とだけコミュニケーションをとりたいですね。