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あなたは話を進めるために「邪魔な人」と思われていないか?

横山信弘経営コラムニスト

人と会話をしていて、話している内容が途中からゆがんでくることがあります。会話をゆがませる本人が意図的にやっていたり、わかっているけれど、どうしても今この話がしたい、我慢できない、というのであればまだいいのですが、無意識のうちにやっているのであれば、その人は「思考」さえもゆがんでいる可能性が高いと言えます。

相談相手にならない「危険人物」4つの特徴にも書きました。本人に自覚がないと、あの人と会話していても「話にならない」「話が前に進まない」とレッテルを貼られます。そしてヒドイ場合は邪魔者扱いされ、重要な意思決定プロセスにおいてショートカットされる可能性も高まります。

企業経営においては顕著です。

「この話を専務にはしないでくれ、かえって話がややこしくなるから」

「係長には言うな。直接、担当スタッフに伝えてくれ。そのほうが話がはやい」

……などと、知らない場所で迂回されてしまっている場合、話を前に進めるうえで「邪魔な人」と思われているかもしれません。要注意です。

それなりの肩書がありながらも、「自分の知らない間に決まっていた」「周りは知っていたのに、自分だけが知らなかった」ということが多ければ、気を付けたほうがいいでしょう。反対に、あなたが話を前に進めなくてはならない責任者だとした場合、

● 話を通しておかないと、後でややこしくなる人

● 話を通すことで、かえってややこしくなる人

この区別を正しくすることです。特に組織内で立ち回ることは重要です。「会話効率」をアップするためには、会話の『ゆがみ度』がヒドイ人はなるべくショートカットし、話のわかる人、話をキチンと前に進められる人とだけコミュニケーションをとりたいですね。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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