あなたはどっち 時代を変える側、時代に変えられる側 2030年までに内燃エンジン搭載車が販売禁止に

2030年までに内燃エンジンを搭載したクルマの販売禁止か(写真:アフロ)

2016年10月8日のSPIEGEL Onlineによると、ドイツの連邦参議院は2030年までに内燃エンジンを搭載したクルマの販売禁止を欧州委員会(EC)に要求することを決議しました。

EV車に向かってはいるものの

すでに、テスラモーターズ社が高性能なEV車を開発し、他の自動車メーカー各社もEV車の開発を進めているところです。そして、以前の記事でも書いたとおり、自動運転技術も日々進化しています。

こういう流れは、技術の発展で考えれば当然のことかもしれません。内燃エンジンが減っていくのも、必然なのかもしれません。しかし、無くす方向に動き出したとなると、大きな変化があると言わざるをえないでしょう。

自動車産業、そして自動車を使っている産業は、今後大きな変化を強いられる状況になることは間違いないからです。

もちろん、あと14年で実現させるためには、数多くの達成しなければならない課題があります。

にわかに信じがたいことでしたので、ドイツの自動車業界の専門家に確認してみました。やはり、これは事実のようです。ただ、インフラが間に合うのか疑問だとも言ってました。

  • 駐車中の充電をどうするのか(ドイツでは自宅に駐車できなかったり、車庫がなかったりする人が多い)
  • 長距離を移動中の充電をどうするのか
  • 電気需要増に対応できる発電設備をどうするのか

「まだまだ先の話だ」「まずは目の前の問題を解決することが先決だ」「自分のいる時代の話ではない」などという企業も多いことでしょう。本当にそれでいいのでしょうか。

変えるか、変えられるか

第三世代の経営力』(致知出版社・刊)で書いたとおり、時代は常に変化するものです。その変化は、自然に変化していく場合もあれば、ある一部の意思によって変化していく場合もあります。

大切なのは、自分のいる側がどちらに所属しているかです。

ヘアドレッサーとして名を残したヴィダル・サスーン氏は、「時代を変えるか、時代に従うか。どちらかだ」と言い、たった一人で時代を変えました。サスーン・カットの世話になっている人も多いはずです。

自動車は、近い将来変わります。物流も、変わります。それに向けて、変えることがたくさんあります。今までの延長線では考えられないような発想が必要です。

マネジメント力が必要だった時代から、クリエイティブ力が必要な時代に変わってきています。各企業は、今のやり方を時代に合ったやり方に、意思をもって進化させるべきだと思います。

先手必勝

今日のポイントです。

後手に回るな、先手を取れ

対応せざるを得ない限界に来てから、重い腰を上げていては手遅れです。競合他社のやり方を真似るくらいしかできません。そこには、自社の意思などなく、愚痴か文句を言う事しかできません。

そうならないためにも、今の経営者は、時代の変わり目をよんで、先手を取っていくことだと思います。