そもそも改憲が問題なのか。参院選

参院選投票まであと3日

改憲か護憲かが、この参院選の争点になっているようです。本当にそうなのでしょうか。問題解決でよくありがちな誤解をしている人が多いようです。

《憲法を改める》コトを是か非で議論しているように見えます。改憲派と護憲派に分かれて討論したり、世論調査したりしています。問題はそんなところにはありませんね。

私たちは、目の前に現れている象(カタチ)に惑わされてしまいます。あたかもそれが最大の問題であり、それを解決すれば良いような錯覚に陥ります。

本当の問題はそこにはなく、背後に隠れていたりします。本質をとらえておかないと、判断を間違ってしまい、解決の手段を誤ってしまうのです。

ファンクショナル・アプローチは、本質からアプローチする改善手法ですので、それを使って分析してみます。

本質を探る「誰のため?何のため?」

ファンクショナル・アプローチでは、「誰のため?何のため?」と問いかけます。つまり、「憲法を改めるのは、誰のため?何のため?」ということです。この答えが正しいかどうかで考え、判断し、不都合なら改めていきます。

《憲法を改める》コトは、最初の手段でしかありません。その手段を実行することで達成したい本当の効用、狙い、目的があるはずです。

いま、議論されている改憲と護憲に関して、わかりやすく単純にその目的を整理すると、次の3つのタイプに分かれます。

「改憲は何のため?」を問いかけて見えてくる3つのタイプ
「改憲は何のため?」を問いかけて見えてくる3つのタイプ

問題の焦点を間違えない

いずれも、最終的な目的は《平和を保つ》ためですから、3つとも同じです。国民が納得するものであり、だれも否定することのない目的です。

しかし、そこにいたるまでのやり方に違いがあるのです。とくに、《攻勢をかける》べきか、《守勢をとおす》べきかが、議論の焦点にならないといけません。それにもかかわらず、《憲法を改める》と《憲法を改めない》とに議論が集まっています。

判断を間違えやすいのは、《守勢をとおす》ために《憲法を改める》タイプです。憲法に関しては改憲派なのですが、狙いとしては護憲派と同じなのです。

○○派と思って投票したら、その後の方向性が違っていた。ということも起こりえます。もしかしたら、それを意図して当選しようとする候補者もいるかもしれません。

こういった問題の焦点のすり替えは、ビジネスの中でも頻繁に起こっています。問題の本質はどこにあるのか、何を議論すべきなのか、見失わないようにしたいものです。