正月三が日に「お金を使ってはいけない」は本当か

写真はイメージ(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

「年の初めにお金を使いすぎると、その1年はお金が貯まらない」という地域に残る風習があります。

初詣でのお賽銭以外はできるだけ正月三が日に使わないほうがいいと、私も祖母から教えられました。その他にも、「掃除をしてはいけない、刃物を使ってはいけない」など正月のタブーはあります。

この教えから学ぶことは、1年の間、浪費をせず、お金の使い方をしっかりと考え、計画的に使うということではないでしょうか。

加えて、この年末年始は全国銀行協会が2019年12月31日23:52から、2020年1月4日3:05にかけて、ATMネットワークシステムのメンテナンスを行います。

これによって、多くの金融機関のキャッシュカードが、取引金融機関以外での現金の引き出しや預け入れができなくなるほか、インターネットバンキングなどで振り込みをするときに受取人口座名義が表示されなくなるという事態に。自行やゆうちょのATMやコンビニなら時間帯によっては利用ができるようです。

しかし、年末に正月のお年玉に必要な新札を準備したり、必要最低限の現金を引き出しておき、振り込みなどの手続きを全て行っておけばトラブルに巻き込まれることもありません。

正月の2日からは初売りセールや服袋の販売が始まりますが、人がたくさん群がっていると思考能力が低下しますし、セールで買ったものは結局使わないなど経験した人も多いのではないでしょうか。

投資の格言にも「売りは早かれ 買いは遅かれ」という言葉がありますが、何でも買い場はたくさんありますが、売り場は少ないということ。メルカリなどで不用品を売ったことがある人なら分かると思いますが、買った物を売るのは結構大変です。これに対して、バーゲンなどの買い場は一度逃してもまたすぐにやってきます。

年末に大掃除や物の整理をしたという人は、「これは買ってよかった」「これは失敗だった」など物の整理が付いたのではないでしょうか。

老後不安など将来不安がある中、できるだけお金を物に変えずにお金のまま残しておくほうが、将来の意思決定に選択肢が増えます。物に変えた瞬間に多くの場合、お金に戻す場合の価値は目減りしますが、お金のままにしておけば将来自由に使うことができるからです。

少なくとも元旦は初詣のお賽銭を使う程度にお金を使うことを留めておくのが無難です。これまで早いサイクルでお金を使い続けて来た人も3日間ノーマネーデーにしてみることで普段どれくらい無自覚にお金を使ってきたか気づくことができるはずです。

定期的にこのような機会を利用して、食べ過ぎた後の調整のように、マネーのデトックスもしてみることをオススメします。

2020年こそ、貯まる年にしましょう。

外資系投資銀を経てFPとして独立。『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)など著作多数。日本テレビ「有吉ゼミ」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演多数。花輪陽子のシンガポール富裕層の教え https://www.mag2.com/m/0001687882.html 海外に住んでいる日本人のお金に関する悩みを解消するサイトを運営 https://100mylifeplan.com/

有料ニュースの定期購読

アジア富裕層から学ぶお金が貯まる習慣サンプル記事
月額660円(初月無料)
月2回程度
著者が住むシンガポールには世界中から超富裕層が集まります。特に中華系やインド系はお金の使い方全てが投資目線で、余分な支出を体脂肪率に例えるとゼロに近い! 彼らから学んだ、普通の人から富裕層にジャンプアップする考え方や技とは? 日本には将来が不安でお金を使えない人が多いのですが、お金は有効活用して初めて増えるもの。収入、支出、資産運用(不動産、金融)など、楽しみながら自然とお金が貯まるように指南します。

Facebookコメント

表示

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。