滝クリ資産3億円とその内訳から垣間見る、富裕層がしている投資術

写真はイメージ(写真:アフロ)

新閣僚が保有資産を公開しました。進次郎氏が公開した総資産2億9001万円のうちに自身の申告資産はなく、全額は8月に結婚した妻のフリーアナウンサー、滝川クリステル(42)の名義ということで話題になっています。内訳は、国債1億5000万円、公社債1399万円などでした。今回は富裕層が実践している投資術を解説していきます。

さて、富裕層はどのような資産運用をしているのでしょうか。富裕層の大半が滝川クリステルさんのようにインカム狙いの手堅い資産運用をしています。

具体的には、多くの富裕層が債券に投資をしているのです。債券に投資をするということは、政府や企業に対して融資をするということに相当します。

債券の場合、定期的に利息が受け取れ、あらかじめ規定された期日に元本が返済されます。つまり、お金が余っている富裕層にとっては手堅く運用ができる手段なのです。

これに対して株式に投資をするということは、その企業の一部を購入するというイメージです。株式に出資をすると、保有株式の割合に応じて経営参加ができ、儲けが配分され、売却をして利益を得るなどができます。

自分が会社を作って、経営をしていると、ファイナンスの方法は債券か株式で資金調達をすることになります。儲け話だけで出資をする株式投資に関しては、その実態がきちんとあるのかどうかの見極めが非常に難しくなります。

私が取材をした世界三代投資家のジム・ロジャーズ氏のようにリスクをとってお金を倍増させようという発想の富裕層は少なく、多くの人は元本保障を好みます。そのため、株式より期日に元本が返済される債券を好む人が多いのです。

債券の中でも外債で運用をする富裕層が多いです。外国債券とは、発行体、発行市場、通貨のいずれかが海外のものを指し、払い込みや利金、償還金のすべてが外貨の外貨建て債券も多いです。中には日本国内において外貨建てで発行される債券や、海外において円建てで発行される債券もあり、これらも外国債券になります。

海外は、日本より高い金利の国がたくさんあるため、外国債券を購入することによって、高利回りの債券を購入することができます。日本はマイナス金利ですが、アメリカや東南アジアの多くの国や地域では金利がプラスだからです。

おそらく国債と言っても日本国債ではなく、外国の債券で運用している可能性が高いです。例えば、金利が2%だったとしても、元本が3億あれば利息だけで約600万円の税引き前ですが年間収入となります。手堅く資産運用をすれば、仕事をたくさんこなさなくても子育てや家事に専念できると言うわけです。

「閣僚の任期が終わったら、私も国債を買おうと思う」と進次郎氏は語っていますが、日本国債の個人向け国債の場合は1万円から購入できますが、外国債券の多くは2000万円程度からの投資となります(中には10万円や100万円程度から投資ができる物もあります)。自身の資産はゼロということで貯蓄に励む必要がありそうですね。

ちなみに閣僚の中で最多は5億超の麻生太郎副総理兼財務相で、2番目が進次郎氏、最小はゼロ、15人の総資産平均は5107万円だったようです。預貯金には普通預金と当座預金は含まれておらず、さすがにゼロと言っても本当にゼロではなさそうです。また、法人で保有しているものなどは含まれていないと推測されます。

新閣僚の保有資産を多いと思われたか、意外とそうでもなかったと思われたかどうだったでしょうか。一般市民も負けないように種銭を作って手堅く運用をしていきたいですね。