惰性からの浪費癖を遠ざける6つの貯蓄習慣

写真はイメージ(写真:アフロ)

『「2000万円」老後不安を払拭させる最強の「財産四分法」とは』、では財産の四分法(収入を「消費」「貯蓄」「投資」「寄付」に分ける)をお伝えしました。

今回は復習もかねてそれぞれのポイントを振り返っていきたいと思います。

■「消費」をできる限りセーブする

財産を増やすためには消費を可能な限り少なくする必要があります。2500年前を生きたブッダは「財を散ずる6つの門戸」について言及しており、ふしだらな生活を非難しています。その6つを現代的に訳すと次のようなことになります。

1.お酒を飲み過ぎる。お酒を飲み過ぎると物をなくしたり、失言したりとよいことがありません。また、お酒代にもお金はかかりますのでたしなみ程度にとどめましょう。

2.ウィンドーショッピングをする。目的を持たずに街のなかをふらふらするとお金を失うことになります。用もないのにお店に近づかないようにしましょう。

3.道楽にはまり込む。アーティストのライブや観劇などにはまり込みすぎると大金を失うことになります。たまに楽しむ程度にしましょう。

4.ギャンブルに熱中する。パチンコやカジノなどに熱中してしまう人もいるものです。また、パートナーが麻雀や競馬などにはまっているという人もいるでしょう。ギャンブルは損切りをするなどルールを作るなどコントロールしましょう。

5.悪友とつるむ。ブッダは悪縁を避け、良い縁を維持することを度々言及しています。金銭感覚は一緒にいる人の影響を大きく受けてしまいます。倹約家の友達と一緒に行動をしたほうが浪費から遠ざかることができます。

6.怠ける。暑いから、雨が降っているからと言って、ついついさぼりたくなるのが人間です。しかし、ブッダはこうした怠惰が富の喪失を招くと注意警告をしています。

このように、お金を失う6つの行動に気をつけ、節度のある消費を心がけましょう。消費が小さくなってきたら、次のステップとして「消費の質」を変えるようにしましょう。将来、役に立つようなことに消費をすれば後々自分に戻ってくるからです。

■「貯蓄」というお金のダムを作っておく

貯蓄があれば将来の不幸から身を守ることができます。お金があれば、金銭的なことが理由で人間関係が壊れることもありません。大切な家族や友人を守り、自分の足で生計を立てるためにも普段から貯金に励みましょう。

■「投資」で貯めたお金を育てる

貯めたお金も普通預金に眠らせておくだけでは有効活用されていません。お金を有効に使うためには「自己投資」や「金融投資」にもチャレンジを。特に職業に必要な技術や知識の習得は財を獲得するためには欠かせません。

投資の基本は「割安な時に買って、高くなった時に売る」ですから、高値で買わないように注意しましょう。

■「寄付」や施しで社会貢献をする

2020年に東京オリンピックが予定されていますが、招致委員会のアフリカやアジアの票をたくさん獲得できたことが選ばれた要因の一つになっています。日本は長年の間、アフリカやアジアに対して資金協力や技術協力をしてきました。こうした施しの積み重ねが大きな形で戻ってきたのではないでしょうか。

人生は長いですからよい時もわるい時もあります。調子のよい時にまわりに気配りをしておくことで、ここぞという時やピンチでまわりの協力を得ることができるのです。

このように、老後不安を払拭していくためには節約だけではなく、「投資」や「寄付」といった社会やまわりとの協力関係も不可欠です。お金を上手に使い、一緒に素敵な人になっていきましょう。