コルク代表・佐渡島が、「コンテンツのDJ」として自分の好きを届けていきます。 / 2002年講談社入社。週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年講談社退社後、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。従来の出版流通の形の先にあるインターネット時代のエンターテイメントのモデル構築を目指している。
記事一覧
- 後進を育てる「薫育」とは 技術ではなく、技能を熟達させた先にあるもの
「編集者を育てるには、薫育(くんいく)しかないんだよ」大先輩の堀江信彦さんの言葉だ。作品について毎晩語り合い、多くの時間を供に過ごす中で、編集者としての薫りが自然と移っていくことを薫育というらしい。
- いい「問い」こそが、企画をおもしろくする 人気番組やマンガ作品に不可欠な問いの立て方とは
「企画」とは何か?企画は面白みがあり、人を巻き込める「仮説」だと思う。そして、企画にも、仮説と同じように、いい「問い」が必要になる。すぐにでも解きたくなる「問い」を含んでいる「仮説」が「企画」だ。
- 「間」を学ぶ重要性 他者や環境との関係性の中で生きているからこそ知っておきたい概念
物語が生まれる時、作家の頭で起きていることは何か?具体と抽象の行き来だ。具体だけで抽象化を経ていない物語は、普遍性が浅いためなくなりやすい。普遍的なテーマとの接点を作ることをサポートするのが編集者だ。
- 『嫌われた監督』から考える、プロフェッショナルなチームの在り方とは
『嫌われた監督』で描かれる落合博満監督の中日ドラゴンズ。勝つために必要なのは、どんな状況でも揺るがない「技術」と考えるリーダーが率いるこのチームこそ、プロフェッショナル同士の理想の関係性ではないか。
- 東大に合格するより、マンガ家になるほうが難しい? 「課題の明確化」が成長を促す理由
夢中になれる遊びを、いかに提案できるか?ぼくが、新人マンガ家を育てるにあたり、意識していることだ。夢中になっている人は、自ら工夫を重ね、成長が加速がする。
- 「頑張る」や「覚悟を決める」は思考停止ワード!? 仕事の質は「解像度」で決まる
「もっと覚悟を決めないと」と、自分にはこれしかないと自分を追い込み、前へと突き進んでいくことは、時に大きな成果をもらたらすかもしれない。でも、果たして、そうなのだろうか?
- 世界観の共有が人を動かす原動力になる時代に、生き残るクリエーター像とは
キング牧師の有名な演説「I Have a Dream」。その内容は「こういう世界が来てほしい」というキング牧師の世界観の話だ。論理も説得もない。でも、聴衆はその話を聴き心が動いた。結果、時代が動いた。
- 「なりたい自分の解像度の高め方」編集者が新人マンガ家に最初に教える大切な意識
なりたい職業に就いたのに、やっぱり違ったと転職する人がたくさんいる。「憧れの職業に就けたのに、満足できない自分が悪いのだろうか」と自己否定のサイクルに入り、精神的に辛くなってしまう人も多い。
- 「強さ」から「多様性」が大切な時代に、編集者が実践をはじめたコミュニケーション術
編集者の仕事とは、作家に「答え」を示すことではなく、作家の才能を「引き出す」ことだと考えています。マネジメントと呼ばれる業務全般に共通することかもしれません。
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