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深夜に思わず食べたくなる 福岡中洲の締めラーメン「基本」3軒

山路力也フードジャーナリスト
ラーメンはなぜか深夜に食べたくなる。

中洲の夜の締めに欠かせないラーメンとは

福岡随一の夜の繁華街「中洲」で食べるべき深夜ラーメンとは。
福岡随一の夜の繁華街「中洲」で食べるべき深夜ラーメンとは。

 福岡博多は言わずと知れた「豚骨ラーメンの街」。戦後間もない頃から、福岡には屋台をはじめ多くのラーメン店が誕生した。福岡の人にとってラーメンはうどんと共にソウルフードと言うべき食べ物なのだ。

 そんな福岡随一の夜の街「中洲」で、飲んだ締めに食べるべきラーメンはどんなラーメンなのか。今回は福岡のラーメンを食べる上で欠かすことの出来ない、深夜に営業する人気ラーメン店3軒をご紹介しよう。中洲の夜はこれを食べなければ終われない。

パワフルな豚骨カプチーノ『博多 一双』

スープの表面にビッシリと脂泡が浮く『博多 一双』。
スープの表面にビッシリと脂泡が浮く『博多 一双』。

 中洲の大通りに入るとどこからともなく漂う豚骨の香り。その香りの先にある店が『博多 一双 中洲店』(福岡県福岡市博多区中洲2-6-6)。博多駅東で2012年に創業し、博多エリアに中洲と祇園の3店舗を構え、どの店舗も行列店になっている。明け方近くまで途切れることのない大行列は、今や中洲の夜には欠かせない光景だ。

 「呼び戻し」の製法により熟成させた豚骨スープは、サラリとした口あたりながらも濃厚な旨みを蓄えている。スープの表面に脂泡を浮かべた「豚骨カプチーノ」と呼ばれる一杯は唯一無二の存在感。地元客はもちろん、観光客やインバウンド客まで幅広い客層に愛されている。

福岡の豚骨醤油の草分け『麺処 恭や』

県内外に3店舗展開している『麺処 恭や』。
県内外に3店舗展開している『麺処 恭や』。

 中洲の国体道路沿いで圧倒的な人気を誇るのが『麺処 恭や 博多本店』(福岡県福岡市博多区中洲2-1-11)。2012年の創業以来、中洲の夜の締めの一杯として定着。現在は県内外に4店舗を展開している。

 横浜家系ラーメンの流れを汲んだ豚骨醤油ラーメンを福岡でいち早く提供。深みのある豚骨スープの旨味と醤油と鶏油の甘味がしっかりと融合したスープに、国産小麦を使ったもちっとした麺など、従来の博多ラーメンとは全く異なるラーメンながら、店内は常に満席の人気店だ。

唯一無二の中洲ブラック『ホウテン食堂 奉天本家』

昭和29年創業『奉天食堂』の流れを汲む『ホウテン食堂 奉天本家』。
昭和29年創業『奉天食堂』の流れを汲む『ホウテン食堂 奉天本家』。

 中洲のど真ん中、中洲中央通りとロマン通りの交差点近くにある『ホウテン食堂 奉天本家』(福岡県福岡市博多区中洲2-6-12)は、ラーメンをはじめ鉄板メニューや一品料理など数多く揃うラーメン居酒屋。1954(昭和29)年に創業した『奉天食堂』が、2011年にリニューアルした店だ。

 数あるメニューの中でも食べるべき一杯が『奉天中華ソバ』。真っ黒な醤油スープから「中洲ブラック」とも呼ばれる一番人気の醤油ラーメンは、長年中洲で愛されて来た中華そばをブラッシュアップ。地元福岡の老舗醤油を使ったスープは、見た目からは想像もつかないほど優しい味わいで、飲んだ締めにピッタリ。

 なぜか人は飲んだ後にラーメンで締めたくなるもの。今回ご紹介した3軒は、いずれも深夜まで客足の絶えない人気店ばかりだが、コロナ禍の影響で早仕舞いをしている場合もあるので、酔いが回る前に営業時間をしっかりと確認してから足を運んで頂きたい。

※写真は筆者によるものです。

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フードジャーナリスト

フードジャーナリスト/ラーメン評論家/かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他/連載『シティ情報Fukuoka』/テレビ『郷愁の街角ラーメン』(BS-TBS)『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)『ABEMA Prime』(ABEMA TV)他/オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ』(DMM.com)/音声メディア『美味しいラジオ』(Voicy)/ウェブ『トーキョーラーメン会議』『千葉拉麺通信』『福岡ラーメン通信』他/飲食店プロデュース・コンサルティング/「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら様々な媒体で活動中。

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