研ぎ方から冷凍保存まで お米をおいしく食べるために知っておきたい7つのポイントリスト
農林水産省の発表により2021年10月からの輸入小麦の政府売渡価格が主要銘柄平均で19.0%引き上げされました。それを受けて小麦粉だけでなく、小麦関連商品メーカーが続々と値上げを発表しています。
小麦を使うものと言えば、パン、うどん、パスタなど主食となるものも多く、少なからず食費への影響があるでしょう。
そのような中でお米においては、コロナ禍で外食需要が落ち込み在庫過多となり、2020年産に続き2021年産の新米も価格が下落する見込みです。
それであれば、お米を積極的に、そしておいしく、食べようではないですか。今回はお米の研ぎ方から冷凍保存方法まで、知っておくだけでご飯がおいしくなるコツをご紹介します。
【1】お米は少量ずつ買うのがいい。おいしく保存するコツ
お米は精米したてがおいしいものです。そうは言っても一般的な家庭では精米されたお米を購入してくることが多いでしょう。できる限り精米してからの時間を短くするためには、スーパーなどでお米を買うとき少量ずつ買うようにします。
また家で保存する場合も、少量ずつ小分けにしてチャック付きの食品保存袋などに入れて野菜室で保管しておくと、湿度や温度変化も少く安定した状態で保存することができます。
【2】1回目の研ぎは素早く!ザル&ボウルがおすすめ
お米を研ぐとき、1回めのお米が一番水を吸収しやすい状態になっています。そのため1回めの研ぎは素早くするのがコツ。
米を研ぐときは炊飯器の内釜を使うのではなく、ザルとボウルを使うことで素早く水を替えることができます。
最近はザルを傾けるだけで水切りができるものも発売されているので、このような便利グッズを利用するのも良いでしょう。
【3】おいしい水を使うなら1回めの研ぎのときに
お米を炊飯するときに、おいしいご飯に仕上げるため市販のミネラルウォーターなどを利用するご家庭も多いでしょう。前述のように1回めの研ぎのときが、米が一番水を吸収するので、炊飯のときだけでなく、1回めの研ぎもおいしい水を使うのが理想的です。
【4】米と水の量はしっかり計量
ご飯を炊くのは毎日のことだから計量カップを使ってもザックリと目分量で計っている人も多いと思います。ご飯とお水の量はしっかりと計量して炊飯することでグッとおいしくなります。
【5】炊飯前の浸水もしっかりと
急いでいると炊飯前のお米の浸水タイムを省きたくなりますが、ここはしっかりと30分は水に浸しましょう。
【6】冷凍保存するなら炊きあがった直後
ご飯を冷凍するとき、食後に作業をするご家庭も多いと思いますが、おいしくご飯を冷凍するには、炊飯が終わり約10分蒸らし時間が経過した直後に作業するのがおすすめです。
炊きたてのご飯は水分をたっぷり含んでおいしい状態なので、その状態のままのご飯をラップで包みます。
冷凍するご飯は、1食分の量を空気に触れないようにラップを密着させて包み、さらにチャック付きの冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜きます。空気に触れてしまうことがご飯の味を劣化させてしまうからです。
【7】冷凍期間が2~3日なら容器での保存も可能
最近は調理にかける時間を時短するため、2~3日分のご飯を1度に炊飯するというご家庭も増えています。2~3日で食べるのであれば、【6】のような空気に触れさせない冷凍保存方法でなく、容器を使ってでもおいしく保存することができます。その際も冷蔵ではなく冷凍保存することがポイントです。
最近では耐熱温度が冷凍(マイナス20度)から電子レンジ加熱まで対応している食品保存容器もいろいろありますので、1膳分ずつ冷凍しておくと便利です。
今回ご紹介した7つのポイントを知っているのと知らないのとでは、毎日のご飯のおいしさも変わってきます。是非活用して、おいしいご飯を召し上がってください。