【福永先生の法律相談所】山本耕史さんが堀北真希さんに送った40通の手紙は法的にどうなんですか?

山本耕史さんと結婚される堀北真希さん(写真:まんたんウェブ/アフロ)

先日、堀北真希さんと山本耕史さんが結婚するというニュースがありました。ネット上の堀北真希ファンからは「箸落とした」「明日会社休みます」などのショックの声が聞かれるほど、世間ではインパクトのあるニュースとなりました。

また、一部報道で、40通の手紙を送った山本耕史さんの行動にも世間は注目。「すごい情熱だ」と賞賛する意見がある一方で、ネット上では「これストーカーではないのか」などという声が上がりました。果たして、今回の山本さんの行為は法律的に問題あったのでしょうか?法人クライアントを300社以上抱えながら、世界100ヶ国以上を旅するなど、その活動が注目されている弁護士・福永先生が答えました。

福永活也先生 Company Tank H27.6号より
福永活也先生 Company Tank H27.6号より

「まずは、山本さん、堀北さん、ご結婚おめでとうございます。一ファンとして祝福申し上げます。

さて、事実かどうかはわかりませんが、山本さんが堀北さんに対して、一度も返信がないのに「きょうの調子はいかがですか?」などと堀北さんを思いやる手紙を約40通送り続けたという噂から、山本さんのことをストーカーではないかと指摘する声が上がっているようです。

しかし、山本さんの行いがストーカー行為に当たることはないだろうと考えます。

なぜなら、まず、いわゆるストーカー規制法では、特定の者に対する恋愛感情等を充足する目的でつきまとい等をし、相手に身体の安全等が害される不安等を覚えさせることを禁止しています。

ここで重要なのは、つきまとい等をした結果、「相手に不安を覚えさせてはいけない」という点で、今回のケースでは、お二人は幸せなご結婚をされたわけですから、山本さんの行いが堀北さんに不安を覚えさせるようなものであったはずがないからです。

今回のケースで学ぶべきは、大切なのはアプローチをする相手の気持ちであって、他人にとって聞きなれないアプローチ方法を耳にしたからといって、それをストーカーとして揶揄するのはよくないということ、そして、みなさんも相手が不安を覚える状況でなければ積極的にアプローチしても構わないということです(もちろん、個別具体的な状況によります。)。

ただ、好きな相手にアプローチをしようとすると、時として、周りが見えなくなり、相手が不安を覚えていることに気が付かなくなってしまうこともありますので、相手の反応を誠実に感じ取ったり、ご友人に相談して冷静な意見をもらったりする等の慎重さも必要かもしれませんね。

最後に、ここ数日で一気に秋に入っていく予感がしていますが、私も山本さんに負けず、40通のラブレターを送りたくなるほどの恋の秋にしていきたいです!」

というわけで、相手が不安を持たなかったのだから、40通の手紙をストーカーだと言うのは、お門違いとのこと。もしかすると、ネット上の「ストーカー疑惑」は、世の男性の羨望の声が歪んだ形で表出しただけなのかもしれませんね。

(福永活也氏プロフィール)

工学部を卒業後、2年間のフリーター期間を経て、父親の他界を機に一念発起して司法試験に挑戦。27歳で運よく合格し、大手法律事務所及び国の機関での経験を経て、福永法律事務所を開設。東北地方を中心に法人クライアント300社以上を有する。本業以外にも不動産会社を経営し、また、100か国以上を一人旅したり、7大陸最高峰登頂に挑戦したりしている等の一面もある。

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