交通事故、冤罪、死因究明制度等をテーマに執筆。著書に「開成をつくった男、佐野鼎」「私は虐待していない 検証 揺さぶられっ子症候群」「自動車保険の落とし穴」「柴犬マイちゃんへの手紙」「泥だらけのカルテ」「焼かれる前に語れ」「家族のもとへ、あなたを帰す」「交通事故被害者は二度泣かされる」「遺品 あなたを失った代わりに」「死因究明」「裁判官を信じるな」など多数。「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」はNHKで、「示談交渉人裏ファイル」はTBSでドラマ化。書道師範。剣道二段。趣味は料理、バイク、ガーデニング、古道具集め。趣味が高じて自宅に古民家を移築。
記事一覧
- 小学1年生の死亡事故は6年生の7倍! 危険が高まる5~6月、大人がなすべきこと
小学1年生の死亡事故は6年生の7倍に上り、特に5~6月の事故件数が高くなるという。幼い子どもたちを守るにはどうすればよいのか。まずは大人であるドライバーが十分に減速し、ルールを守ることが不可欠だ
- 【6人死傷】一般道で時速157キロは「過失」ですか? 同乗中に即死、息子失った両親の訴え
昨年夏、いわき市で発生した少年の暴走による6人死傷事故。一般道で時速157キロ出していたことが明らかになっているが「危険運転」ではなく「過失」で起訴された。この事故で息子を失った両親が複雑な思いを語る
- レンタカーやレンタルバイクでも、自分の任意保険が使えるって本当? 筆者の苦い転倒体験
GWがスタート。レンタカーやレンタルバイクで旅を楽しむ方も多いでしょう。でも、慣れない車やバイクで、慣れない道を走るのには様々なリスクが伴います。保険の内容など、事前にしっかりチェックしておきましょう
- 時効直前、ひき逃げで異例の起訴「救護義務」の意味を問い闘い続けた両親の7年
7年前、長野県佐久市で発生した死亡事故が、今年異例の展開となった。時効直前に加害者が「ひき逃げ」の罪で起訴されたのだ。その裏側には遺族による筆舌に尽くしがたい独自調査と検察への度重なる申し立てがあった
- 時速104キロでカーブ曲がれず大事故 「危険運転」で起訴された元大学生の言い訳と判決の中身
「危険運転致死傷罪」が新設されて20年以上が経過しましたが、その判断は今も揺れています。構成要件の一つである「制御できない高速度」とは何なのか? 広島県で実刑が確定したある事故の裁判をレポートします
- 事故で愛息亡くした母が呼びかける「法定速度で子どもの命守ってください」
春の交通安全運動が始まりました。重点項目の第1は「子供を始めとする歩行者の安全確保」です。4年前、自宅近くで、速度超過の車に息子の命を奪われた母は、通学路や生活道路での法定速度遵守を強く訴えます
- 【葛飾父娘死傷事件】赤信号無視の被告に懲役6年半の実刑確定 娘亡くした父の思い
2020年3月、東京葛飾区で起こった赤信号無視による父娘死傷事件。危険運転致死傷罪で起訴されていた被告への懲役6年6カ月の判決が、4月6日に確定した。娘を失い、自らも重傷を負った父が裁判を振り返る
- 信号無視の車に奪われた愛娘の命 事故から2年、法廷で被告に質問ぶつけた父の悲憤
2020年3月14日、葛飾区で発生した赤信号無視による父子死傷事故。危険運転致死傷罪で在宅起訴された被告(69)の裁判員裁判で、自らも重傷を負った父親が法廷で初めて対面する被告に突き付けた質問とは……
- 交通事故の遺族を苦しめたSNS中傷 その後に次々と届いた投稿者からの謝罪
「遺族らしさ」とは何なのか……。ある交通事故遺族に寄せられた。心ないSNS上の誹謗中傷。しかし、遺族は真正面からその書き込みに向き合った。書き込みを指摘された者たちが謝罪してきた共通の理由とは
- 「遺族は、結婚してはだめなのですか?」 事故被害者へのSNS中傷と二次被害の現実
『遺族は裁判が終わるまで妊娠したり結婚してはいけないのでしょうか』これは、ある交通事故遺族が投稿したツイッターだ。その裏にあったのは心ない中傷の書き込みだった。事故遺族が苦しむ二次被害の現実を聞いた
- 【聴覚障害女児死亡事故】から4年 「逸失利益裁判」にかける父の決意
「聴覚障害者の思考力や言語力・学力は、9歳くらいの水準に留まる」被告側はそう述べ、死亡した女児の逸失利益を大幅に減額すべきだと主張している。事故から4年、注目を集めるこの裁判にかける思いを遺族が語った
- 飲酒・逆走の「危険運転」に愛息奪われた父の苦悩 「反省」で情状酌量は正しいのか……
被告の反省の言葉によって減刑されても、その約束を守らなかったことに対するペナルティは何もない。『反省』という言葉で情状酌量を考慮する現在の裁判の仕組みに、被害者・遺族からは疑問の声が上がっている
- 息子死なせた加害者、全財産は7000円 謝罪も賠償もないまま母国へ…
無免許、飲酒運転で大学生をひき逃げしたブラジル人に下された判決は実刑7年。しかし「一生かけて償う」と言った男は遺族との約束を破り母国へ姿を消した。被害者は泣き寝入りするしかないのか。父が悔しさを訴える
- 「危険運転」で懲役4年確定 大津・飲酒逆走事故で9歳男児亡くした父の思い
2019年5月日、飲酒による逆走事故で9歳の男が死亡。危険運転致死罪で起訴された被告に懲役4年の実刑が下され、1月4日付で確定した。裁判の中で飲酒の影響を否定した被告。遺族は今回の判決に何を思うのか
- 5月4日で終わってしまった日記 飲酒事故で愛息奪われた両親が法廷で訴えたこと
2019年5月5日、大津市の国道で飲酒運転の車がセンターラインオーバーで対向車に衝突。小学4年生の男の子が死亡した。危険運転致死で起訴された被告は、裁判で酒の影響を否定。判決は12月21日に下される
- 交通事故で全身まひの女子大生、損保会社の対応に怒りと疑問 世界へ発信した思い
交通事故被害者の逸失利益を加害者側の損保会社が低く算出したり、介護費用の支払いを拒否するケースが後を絶ちません。再生治療やロボットによるリハビリを認められない被害者が世界に向けて質問状を公開しました
- 被害者への保険金を抑えようとする損保会社 事故で全身まひの女子大生への冷酷対応
交通事故被害者に対する損保会社の「払い渋り」ともいえる理不尽な主張に、多くの被害者・遺族が苦しんでいる。19歳で全身まひとなった娘に「余命10年」を突き付けられた父親が、その驚きと悔しさを訴える。
- 「妻はなぜ、横断歩道で命を奪われたのか…」遺族が動画で伝えたかったメッセージ
2014年6月、岐阜市内の横断歩道でひき逃げ事件が発生。翌日、被害者は死亡した。しかし、加害者は不起訴。納得できない遺族は横断歩道上の事故を1件でも減らすため啓蒙動画を作成して公開を始めた
- 『ポップヨシムラ』の壮絶人生を伝承 メモリアルコーナー、小鹿野バイクの森に誕生
11月27日、埼玉県小鹿野町の「小鹿野バイクの森」にオープンした『伝承・ポップ吉村メモリアルコーナー』(常設展)。“伝説のチューナー”と呼ばれた吉村氏の73年間の生き様が数々の写真と共に蘇ります
- 「死亡ひき逃げ」がなぜ不起訴? 検察の判断に大きな疑問、遺族が公開質問状を提出
7年前、岐阜市内で発生した死亡ひき逃げ事件。民事裁判では加害者の全面的過失が認められたが、なぜか刑事では不起訴になった。納得できない遺族は検察に説明を求めているが未だに具体的な回答は得られていない
- 搭乗ゲートから永遠の旅に出た息子… 最後の動画に父が誓うこと【台湾バイク死亡事故】
夢を抱いて出国した我が子が、棺に収められて帰国するという辛い現実……。昨年、留学先の海外で発生した交通事故で息子の命を奪われた両親が、最後の別れとなった空港での動画を公開し、事故の再発防止を呼び掛ける
- 19年前の交通事故で意識不明に… 愛娘の在宅介護続ける両親の挑戦【親なき後を生きる】
交通事故で突然重度障害を負った我が子。介護を担う親たちの不安は「親なき後」の問題だ。19年にわたり在宅介護を続ける両親は今、意識障害の娘の「自宅での一人暮らし」を実現させるべく、着々と準備を進めている
- 秋のツーリングシーズン到来! 押さえておきたい「二人乗りルール」と首都高乗り入れ規制
秋の青空が広がる最高のツーリングシーズンが到来! 週末はどこへ行こうかと、ワクワクしている人も多いでしょう。ただ、最近目立つのは二人乗りの違反。改めて道交法の「二人乗り禁止」をおさらいしておきましょう
- 遺体安置所で立ちすくみ、血のついた遺品に絶句… 交通犯罪で娘奪われた両親が願う「被害者支援」
突然の事故で家族を失い、パニック状態の中、遺族はさまざまな辛い手続きや出来事に直面します。トラックの事故で娘を亡くした両親は、自分たちの体験を無駄にしたくないと、懸命に声を上げ続けています
- 重度の障害者でも「会話装置」で言葉を交わせる! NHKも特集した「入力スイッチ」が必要とされる理由
突然の交通事故や脳出血、ALS等の難病で、身体の自由を奪われ、言葉を失う人たちがいます。しかし、個々に応じた入力スイッチを使うことで話をしたりPCを使うことは可能です。開発者に取り組みを伺いました