2010年京都大学医学部卒業。医師・医学博士。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、感染症専門医、がん治療認定医など。「外科医けいゆう」のペンネームで医療情報サイト「外科医の視点」を運営し、開設3年で1000万PV超。時事メディカルなどのウェブメディアで連載。一般向け講演なども精力的に行っている。著書に「医者が教える正しい病院のかかり方」(幻冬舎)、「医者と病院をうまく使い倒す34の心得」(KADOKAWA)、「すばらしい人体」(ダイヤモンド社)など多数。
記事一覧
- 節分の豆、5歳以下の子には食べさせないで! 豆まきに潜むリスク
5歳以下の子どもは、食品による誤嚥、窒息リスクが高いため、幼児のいる環境での節分の豆まきは危険です。
- 正露丸がアニサキスに効く? 「特効薬」の報道 気をつけるべき3つのこと
「正露丸」が寄生虫アニサキスを殺す特効薬だった、というニュース、どう解釈すべきでしょうか?医師の視点で注意すべきことを書きました。
- 災害時、避難所での感染対策は? 医師と災害対策の専門家が解説
13日深夜、福島県沖を震源とする地震が発生しました。宮城県と福島県で震度6強が観測され、さまざまな被害が生じています。感染リスクの高い避難所においての感染対策をまとめました。
- 節分に潜む窒息・誤嚥リスク、豆と恵方巻に注意を コロナ禍で搬送難しい場合も
節分の豆まきや恵方巻は、窒息・誤嚥のリスクがあるため注意が必要です。子どもや高齢者に起こりやすい事故をまとめました。
- 「餅による窒息」コロナ禍の今年は特に注意を
新型コロナの医療逼迫がますます深刻化する今冬、餅による窒息は防がなければなりません。予防法と対策について解説しました。
- C型肝炎ウイルスの発見は何がすごいのか? ノーベル賞受賞の功績 画期的な治療薬が生まれた背景
10月5日に発表されたノーベル医学生理学賞は、「C型肝炎ウイルスの発見」という業績に送られました。何が素晴らしい功績と言えるのか、専門的見地から簡単に解説しました。
- 「良くなったり悪くなったり」を繰り返す難病 安倍首相の持病「潰瘍性大腸炎」とは
安倍晋三首相の持病である潰瘍性大腸炎は、再燃と寛解を繰り返すことが特徴の一つである難病です。どのような病気なのか、医師の視点で解説しました。
- 「インスリンは毒」自称祈祷師がもたらした男児の死 知ってほしい医療の進歩と限界
「治療」と称して1型糖尿病の患児にインスリンを投与させずに死亡させたとして殺人罪に問われた自称祈祷師の男性(65)に、懲役14年6カ月が確定するとの報道がありました。医師の視点で問題点をまとめました。
- 子どもの「水で膨らむビーズ誤飲」に注意 お菓子と勘違いし口に入れるリスクも
吸水すると大きく膨張する「高吸水性樹脂」。おもちゃやインテリアなどで使われることがある商品ですが、誤って飲み込むと腸閉塞などを起こして手術が必要になることがあります。注意点について解説しました。
- 酒飲みじゃなくても注意して! 命に関わる肝臓の病気、脂肪肝とは
脂肪肝という病気は、名前だけはよく知られているものの、その実態をあまりご存知ない方が多いと思います。実はメタボを背景とした脂肪肝は、時に命を奪う事態に発展することもある恐ろしい病気です。
- 多目的トイレの重要な機能「オストメイト対応」 人工肛門の役割を医師が解説
多目的トイレは、人工肛門や人工膀胱を持つ方が排泄物を処理したり、装具や腹部を洗浄したりする「オストメイト対応トイレ」となっているところも多いのですが、あまり知られていません。詳しく解説しました。
- 薬のシートの「ミシン目」はなぜ変わったのか? やってはいけない1錠ずつの切り離し
錠剤やカプセルが入ったシートをPTPと呼びます。これを1錠ずつ切り離すと、誤飲して消化管の壁を傷つけたり、孔があいたりするリスクがあります。危険性と、その対策を説明しました。
- 「この薬はコロナに効く?」 過熱する報道、新たな薬の知見に触れる際に注意すべきこと
新興感染症に限らず、治癒の難しい疾患に関する薬の報道は過熱しがちですが、視聴者として注意すべきこともあります。一般論として、新たな薬に関する知見に触れる際に注意すべきことをまとめました。
- 感染拡大を食い止めるカギは「特徴」の特定 クラスター対策班の医師の分析
最近よく聞く「クラスター対策」という言葉。その正確な意味をご存知でしょうか?クラスター対策班の一員である神代和明医師に、クラスター対策の意味と対策班の仕事についてお話を伺いました。
- 溢れかえる新型コロナの情報 信頼できる情報発信に尽力する医師たち
テレビや新聞、ネットなどで新型コロナウイルス感染症に関して様々な情報が飛び交っています。情報収集のあり方について、クラスター対策班の一員であり、米国感染症内科専門医の神代和明医師にお話を伺いました。
- 新型コロナウイルス感染症はなぜ厄介か? 季節性インフルエンザやSARSとの違い
新型コロナウイルス感染症に関する基本的な知識を整理するため、クラスター対策班の一員であり、米国感染症内科専門医・米国予防医学専門医の神代和明医師にお話を伺いました。
- 採血なしで呼吸状態が分かる医療機器の生みの親、青柳卓雄さんが逝去 なぜ「世紀の大発明」なのか?
パルスオキシメーターを発明した青柳卓雄さんが逝去されました。このパルスオキシメーターという器械。医療現場では文字通り「なくてはならない」、とてつもなく重要なツールなのです。なぜなのか、解説します。
- もしあなたが口から食事を摂れなくなったら? 誤解の多い胃ろうや点滴という大切な手法
病院には、食事や水分が口から摂れなくなる患者さんがたくさんいます。こういう方々に栄養を投与する方法は3つ。胃ろうも大切な栄養療法の一つです。
- 感染症対策といえども医師は休めない? 医療現場の状況
医師が休むことはなぜ難しいのか。新興感染症の流行にともなって「症状がある時は仕事を休む」という習慣が現実になるために、医療現場に必要な考え方とは何でしょうか。
- 節分の豆まきに潜む危険 幼い子どもの命を奪うことも
消費者庁は以前から「豆やナッツ類は、3歳頃までは食べさせないようにしましょう」と呼びかけています。窒息や誤嚥のリスクがあるからです。特に節分の豆まきは危険性が高いことに注意してください。
- 現職医師も驚く 異色の医療ドラマ「アライブ」が描くがん診療のリアル
1月9日より始まった医療ドラマ「アライブ」は、腫瘍内科医が主人公という移植のドラマ。医師から見てどのあたりがリアルなのか、解説しました。
- 1月に集中する「不慮の窒息」、毎年1300人超が死亡 餅の窒息事故や小児の誤飲どう防ぐ?
年末年始の休暇は、普段とは異なる環境や食生活が待っています。特に食べ物については、十分な注意を払う必要があります。注意すべき3つのポイントをまとめました。
- がん検診の弱点とは? 知っておくべき偽陽性の問題、総合判断の必要性
お金さえあれば、あらゆるがん検診を受け続けるのがいいでしょうか?実はそうとは限りません。検査には、「偽陽性」「偽陰性」という弱点があるからです。分かりやすく解説しました。
- がん検診の本当の目的とは? 知っておくべき過剰診断という弱点
がん検診の目的を「早期発見」だと誤解している人が多くいます。実はそうではありません。がん検診の目的や、過剰診断という弱点について解説しました。
- 独断で手術し「私、失敗しないので」は不可能? 現実世界で待ち受ける関門の数々
ドクターXの定番シーンといえば、大門未知子が独断でこっそり手術を始めてしまい、制止しようとする上司に向かって「私、失敗しないので」と言い放つシーンです。実際こんなことは可能なのか、解説してみました。