「レイプ未遂」「痴漢」被害も出たブラックボックス展、さらなる騒動に発展か

 すでに騒動となっている「ブラックボックス展」ですが、ネットメディアではすでに被害者からの告発が記事になっています。

「 #ブラックボックス展 で私は痴漢された」 女性たちの証言(BuzzFeed Japan 播磨谷拓巳 17/6/26)

痴漢騒動のブラックボックス展に感じた「アート無罪」という考え方の危うさ(ハフィントンポスト日本語版 笹本なつる 17/6/29)

 内容自体は既報の通りなのですが、ブラックボックス展関係者や被害を申し立てた女性の代理人などからの話を総合すると、「被害の申し立てを受けて麻布署が捜査を開始しているものの、『暗闇であり、状況が分からず捜査協力しようがない』という回答のようなものを繰り返すのみで、来場者の状況などについて具体的な話が進んでいない」という状況のようです。もちろん、ブラックボックス展という展示会の趣旨自体が暗闇が織りなす体験である以上、その暗闇の中で何が起きているのか主催者側も分からないと言われればそうなのでしょう。

犯罪行為・幇助は決して本展の目的ではございませんが、結果としてそのような報告が挙げられている現状につきましては、とても悲しく、残念に思っております。今のところギャラリーへの直接的な被害の申し立てはございませんが、一刻も早く事実を究明できるよう尽力致します。

出典:Twitter - なかのひとよ

 ところが、被害者女性の代理人が個人的に知り得るブラックボックス展関係者より「暗闇で、女性の来場者に接触をしたり、場合によっては腕をつかむなどの『演出』をしてはどうかという企画がありました。実施されたかは存じません」という情報提供があったとしています。この関係者に取材をすると「企画の趣旨として、サプライズ的なものをという考えがありました。ほんと実施されたとするなら、その行為が痴漢と誤認されてしまったかもしれません」(原文ママ)と証言。

 また、「ブラックボックス展が奇異な企画として話題になり、想定外の行列までできる反響になりました。それで、主催者側に気の緩みがあったのではないかと思っています」としながら「入場者の選別を行うにあたって、話題の中心になりそうな若い女性を中心に選別するよう言われたと聞いています」としています。実際、代理人にはこのやり取りの記されたSNSが手渡されているそうで、単なる企画演出上の行為が痴漢と間違われたのか、実際に本当に来場者による暗闇を悪用するかのような具体的な性犯罪が試みられたのかは現段階では分からないというのが実情です。

 今回のブラックボックス展での被害を麻布署に申し出た女性は少なくとも8名7組いると見られており、具体的に「スカートに手を入れられそうになった」と被害を申し出た10代の大学生はすでに代理人を立てて主催者との間で被害に対する補償を求める交渉に入っているとのことでした。民事では主催者側に安全配慮義務があり、複数の被害の申し出がある現状ですので、何らかの対応を求められることになるのではないかと思います。

 この問題について、ブラックボックス展主催者に取材を申し入れましたが、回答は得られませんでした。