永江一石さんがヤフージャパンに向けて渾身のメガヒットを放つ

山本一郎です。重ねて申しますが、私自身はソフトバンクグループの大ファンであり、ヤフージャパンを愛しており、とりわけ別所直哉さんのファンでもあり、福岡ソフトバンクホークスを応援しています。

序盤から存分に予防線を引いたところで、現在なにやらヤフーニュース個人が揉めております。

ソーシャルは難しい。わたしはこれでYahoo!個人に投稿するのをやめることにしました(ヤフーニュース個人 永江一石 14/6/7)

Yahoo!Japanに投稿した内容にYahoo!Japanの人から「実にしょーもない」というコメントをいただきましたので、これ以上続けていてもしかたないでしょう。どっちかというと繊細とはほど遠い私ですが、さすがに中の人に直接公衆(フォロワー)の面前で言われるとね。

出典:ソーシャルは難しい。わたしはこれでYahoo!個人に投稿するのをやめることにしました

なるほどなるほど。ご自身で書かれたヤフーニュース個人の記事に対して、現役のヤフー勤務である佐野岳人さんから「実にしょーもない」と実名でFACEBOOKでdisられ、頭にきて断筆宣言という流れなわけですね。なるほどなるほど。

で、その馬鹿にされている記事を読みに行ってみました。

白鵬を「日本人みたいだ」というのは失礼すぎると思う(ヤフーニュース個人 永江一石 14/6/6)

うーん、これは「実にしょーもない」というよりは、埋め草的な議論であって、単純にPV稼ぎの一環で書いたような文章で好感が持てます。

で、断筆宣言のなかにもありますし、一連の文章への批評等でも指摘されておりましたとおり、ヤフーニュース個人というのはブログの一種のようで、基本的にはヤフーニュースの編集者さんが「ヤフーニュース個人で書きませんか」とお誘いして合意されるとページとCMSを発行されるシステムであり、そのPVに応じてヤフーが得られる広告費から書き手に報酬が支払われます。

なので、ある意味で「ヤフーが金を払って書き手を集めてきているサービス」とも言えるわけですから、佐野さんがヤフー勤務でありながら組織は関係ないとしてヤフーニュース個人の書き手である永江さんの記事に対して「実にしょーもない」と書くことは事実であったとしてもあんまり望ましいことではないよなあ、と思うところもあります。

そんな私はヤフーが大好きでございますので、ヤフーやソフトバンクグループに関するゴシップについては僭越ながらの低姿勢で記事を書くことは憚りつつも存在するわけであります。でもそれは、ヤフーでモノを書いているのだからそのゴシップをスルーするというのは書き手としての根性の不足を意味するわけでして、己の良心に鞭打ちながら、残念を押し殺しつつヤフーの悪口を掲載するのであります。辛いなあ。いやあ、実に辛い。

翻って、一人の書き手と、その書き手に場と報酬を提供している企業との関係は相応の緊張関係にありつつも、いわゆる公論というものは必ずしも万人に対して賛同を得られるものではないわけです。つまりは、ヤフーという組織において、全員が全員同じ方向を向いて、完全に等しい意見など具えているわけもない。なので、表に書くのが相応しいかどうかは別として、佐野岳人さんが永江さんの記事を「実にしょーもない」とするのは致し方のないことでありましょう。

私だって、いろんな意見をここでも書きますし、他ブログや雑誌記事、テレビ出演時に表明するたびにいろんな反響をいただきます。それはそれで自分の言い方や表現に反省を持つこともあるし、別に悪いことを言ったつもりもないからと開き直ることだってあるわけです。しかし、賛同であれ反発であれ一通りの意見が自分の書いたことや言ったことで返ってくることはとても大事なことだと思うんですね。その意味では、せっかく良いことを書く場合も多いのに無理に過激に言葉を扱うがゆえに炎上しやすく馬鹿にされっぱなしでダルいとして、自身のブログのはてなブックマークを表示させなくする人材コンサルタントは勿体無いよなとも感じるわけであります。今回の永江さんの記事も、彼自身が書いている多くの記事の中で、良記事もあれば「しょーもない」記事もあり、その「しょーもない」記事を率直にdisられたというだけなんだろうと思うんですよ。

その「しょーもない」記事を書いた永江さんが、FBで直接disられたかどでヤフーニュース個人で断筆をするというのは、これはこれでアナルの建設がまだ未着工なのかなと感じるわけです。つーか、そんなことでいちいち怒るかなあ、普通。場を提供してくれて、それなりに継続してきた取り組みを解消するほどに。何か別の事情があるんじゃないの、例えばヤフーニュース個人でたくさんPV稼いでも意外と報酬がしょぼいのでやってられないぜとか、だんだん書き手の層が厚くなってきたので何を書いてもあまりヤフーのトップページに記事をリンクしてくれなくなりボーナスステージのようなPVが来づらくなってつまらんぞなどと、そういうことを感じていてそろそろ潮時だとか思ったんでしょうか。

ヤフーに対してマキシマムの忠誠を誓っている私としましては、そのようなことはもちろん1ミリシーベルトも感じていないわけですけれども、ヤフーニュース個人に残る私としては心から惜しみつつも永江さんのご勇退に拍手を送りたいと思いますし、微妙な書き手界のトップランナーであった板垣英憲さんのヤフーニュース個人復帰を心からお祈りする次第であります。ウクライナに突入したアメリカ海兵隊の皆様の安否が気になりすぎます。

海外メディア間では、「米海軍特殊部隊が、ロシア正規軍と交戦、全滅した」というのは、周知の事実だった(板垣英憲 14/4/7)

いまこそmixiニュースは三顧の礼で永江さんを最高顧問でお呼びするべきだという画期的な提案を本稿の最後にさせていただきつつ、夜更かしする長男次男を早々に寝かせたいと思います。ご清聴ありがとうございました。