「ドラクエ10」不正業者と黒幕のクズ(修正あり)

山本一郎です。少し体重をコントロールしようとしてスクワットばかりしていたら、ケツだけが大きくなってズボンが入らなくなるという惨事に見舞われております。

ところで、先週末くらいから改めて妙な話題がTwitterに出回っていたので、普段はあまり読まないNAVERまとめに目を通してみたのですが、ちょっと素敵な事態になっていたようです。

架空請求詐欺より怖い!今や楽天ID流出が雪崩状態!もー他人ごとじゃない(NAVERまとめ)

被害のパターンとしては、楽天のサービスにクレジットカード情報を登録していると、購入した覚えのない商品が勝手に購入・決済されてしまうというもので、ほとんどの事例で購入されているのは「ドラゴンクエストX」のダウンロード版とのこと。

楽天ダウンロード側としては、ちゃんとログイン・パスを通っているのだから、「正規の買い物だよ、だから取り消しはしません」”という主旨なんだけど、ワタシの立場にしてみると、「アンタこれ買いましたよ」って主旨でまったく訪問したことないショッピングサイト(楽天ダウンロード)からメールが来て、ほぼ強制的にお金が引き落とされる・・・これって架空請求詐欺よりドイヒじゃん。IDもパスも他人に教えたことも無いし、OSのセキュリティ対策も最新なので、ID管理を怠っているという覚えはない、犯人がどーやってワタシのID・パスをハッキングしたのかわからないけど、むしろこれって楽天のセキュリティが甘杉なんじゃないの?なんかだんだん頭に来たぞ~

出典:NAVERまとめ

楽天側としてはユーザー側の問題であって楽天側に落ち度はないという見解のようです。

まあ、規約上も商慣行上も楽天が悪いとはとても言えないところなんで、実に微妙なところではありますが。

類似事件にまつわるネット上の報告例は多数ありますが、以下の事例ではブログ主が警察に相談した結果なんとかポイントの返還にまでこぎつけたようですが、楽天側の対応が非協力的だったとして騒いでおります。

楽天市場にクレジットカードを登録してはいけない! ログインIDとパスワードが不正使用されてエライ事になった。 楽天ダウンロードは決して注文を取り消さない。(ペッグ通貨/逆相関通貨ペアで低リスクFX (外国為替証拠金取引) 2014/4/9)

今回の件でカード会社、楽天、楽天ダウンロード、警察とやり取りしましたが、楽天ダウンロードの対応が一番クソ対応でした。(中略)楽天ダウンロードの話:注文は成立しているのでキャンセルや注文の取り消しはできません。(中略)最寄の警察へログイン履歴(IPアドレス)やメール履歴を持って行ってきました。(中略)警察によると、今回の事件は不正アクセスでの捜査となり、被害者は楽天だとの事です。その点をふまえて、担当の方がうまい事調書を書いてくれました。 同様な被害が続出しているようですので、楽天は分かっていてだんまりを決め込んでいる感じですね。困った会社です。そんな事もあって警察へ届けてきた次第です。(中略)楽天ポイントの返還にたどり着きました。

この経緯を読むと警察側の対応がなければ、被害者が泣き寝入りのままで終わっていた可能性も高いように思えます。どうやって救済されるべきなのか、いまひとつ良く分からんなあ、というのが一連の事件に対する感想であります。

で、なぜ、ドラクエのダウンロード版ばかりがこうして買われてしまうのかの原因ですが、Twitter検索したところ以下のような意見のやりとりが見られました。

なるほど。コレか。うーん、ドラクエ購入に集中しているのは何か理由があるのかな RT @yukomiura

出典:本田雅一(本人未確認)

@rokuzouhonda DQXは業者に一番人気のあるコンテンツですからね。ユーザーが多いのでRMTが活発(もちろんBANされますが

出典:メカクしるらアクターズ

あぁ、ID大量に作って複アカで育ててギルドでアイテム独占。RMTってのがEQでよくあったけど、あの類? RT @sirura

出典:本田雅一(本人未確認)

@rokuzouhonda そうです、DQは割とバンバン対処されるのですが次から次へと沸いてくるので不思議に思ってましたがこんなところが出所とは

出典:メカクしるらアクターズ

ということで、ドラクエは今やRMT商売を目論む悪徳業者の巣窟と化しており、その業者達がアカウントを大量製造するためのコンテンツ購入に楽天ダウンロードを不正利用しているという流れになっている可能性が高いようです。RMTや業者云々の経緯が意味不明の方には以下の記事が参考になるかと。

ドラクエ10で質問です 業者は何のためにいるんですか? また、業者を通報することに何か意味があるのでしょうか? 教えてください(Yahoo!知恵袋 2013/9/10)

それにしても、ドラクエXではBOTを使っての不正行為も横行しているようですが、任天堂スクウェアエニックスの対応は適切に行われているのか気になるところです。いたちごっこと言えばそれまでですけれど、対策をしないで野放しにしておくわけにもいきませんから、毎日丁寧に丁寧に草取りをしなければならないわけでして、関係者各位の努力には頭が下がるところであります。

とはいえ、クレジットカードの不正請求の具になってしまったからには、消費者被害の回復に関係企業がどう対応をするのかは『非がなかったとしても』考えなければならないところでしょう。

こうしてみると、楽天も任天堂スクウェアエニックスも不正行為に対する対応が今ひとつ的確ではなく、その結果としてさらなる不正行為の芽を育んでしまっている構図に見えなくもありません。両者とも十分なリソースを有する大企業なのですから、まずはしっかりと問題点を把握して対処していただきたいと切に願う次第です。

ところで、大きくなったケツはどうやったら小さくできるのでしょうか。

※ 大変失礼いたしました。記事中でスクウェアエニックスと書くべきところを任天堂と書いてしまっておりました。各関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしました、申し訳ありません。